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わたしの聴覚過敏について


特にさらけ出すとか勇気をもって投稿するとかそういうわけではないのだけど、
同じような悩み?だったり気持ちだったりする方っているのかなぁと興味本位のようなところもあり、書くことにしました

タイトルにあるように、わたしは聴覚が過敏です。HSPという気質の持ち主でもあります。
誰かに診断されたわけでもないけれど、これによりいろいろ辛かったりしんどかったり、自分の中で葛藤したりしたことがあったので、共有というか、こんな方もおるんやな〜という1ページにもなったら良いかな、と思います

#聴覚過敏





きっかけは小学4年生のとき


この頃から、兎にも角にも、「父親がご飯を食べるときの咀嚼音」が本当に大嫌いだった。

とにかく、いらいらする、聞きたくない、ばかりで、でも家族の誰にも言えなかったわたしは、ソファの下に隠れて耳を塞いだり、ヘッドフォンをして逃れたりしていた。

言えない...
なんか「そんなこと言っちゃいけない」が勝っていたが故、全く言えなかった。ただ、ご飯の時間になると闘っていた。




1番苦しかった出来事がある。

その日は災害に見舞われて停電・止水となり夜ご飯はハンバーガーとなった。

暗く、蝋燭だけの灯りの中という感覚が研ぎ澄まされる環境の中で、咀嚼音だけが流れる空間。拷問だった。

父親は、片耳が聞こえにくい。
何にもわかってもらえない、理解されないんだと思って、無力感に苛まれ、急に涙が出てきた。初めてそこで食べるのを途中でやめた。全てを投げ出して床に突っ伏して、静かに泣き続けた。突然の出来事に家族たちも「??」だったと思う。

苦しかった。
ただ嫌な音、にまみれる時間を想像してほしい。それも、わたし以外の人はみんな平気そうなのだ。



それから


中学高校とあがるにつれ部活や塾に明け暮れると、自然と誰かと一緒にご飯を食べる回数が減った。



そのうちワイヤレスイヤホンなどが手に入るようになり、今はあの時ほど大変なことはない。

社会人となると自分でどうするかを選べる分、それによるストレスを感じることもあまりないが、
それでもやはり、
苦手な音は人よりも多いまたは、人よりも、耳から入る音によるストレスというのは感じやすいのだろう、と思うときがある。



まとめ

バスや電車の中でご飯を食べる人何かをモグモグする人に、こういう風に聴覚過敏さんにとってそれはとっても心がザワザワする出来事だと知って欲しい。届いて欲しい。
イヤホンでどうにかなるときもあるけど、忘れていて持ってないときもあるし、イヤホン付けたくないときだってある。


もし同じように感じたことがある方がいらっしゃったら、わたしはその気持ちにただただ寄り添いたい。

普段はこんなことをお喋りする機会もないので、へ〜という感想をお持ちいただけたら、このページを書いた甲斐があったというものだ。



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