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ゼレンスキーさんの故郷へ

今週は、違うプロジェクトに用事があって行ってきた。

クリビリという場所で、
ここは、ゼレンスキーさんの故郷。
ドニプロから、
車で3時間ちょっとかな。

ドニプロ戦争がハートのところで、
青丸がクリビリ。


私の住んでるドニプロが
おしゃれカフェが立ち並ぶ
世田谷、目黒なら、
クリビリは、足立区?(ごめんて足立区)みたいな。
工業地帯らしく、
街中も栄えてなくて、
おしゃれなカフェとか一軒もない。

今回は、移動診療で
産婦人科ドクターと通訳の人で、
取り残された街に住んでいる人を訪問したり、
マリオポールから避難してきた人の
センターに行ったり、
その他諸々所要してきた。

ザポリージャとかヘルソンとか、
テレビで聞くような場所の近くも行ったんだけど、
人々の住んでる場所は丸焦げで、
家で真っ黒で潰されてたり、
壁も銃弾の跡があったり、
道もガタガタで、
燃えて真っ黒になった車とか
畑にミサイルが落ちてできた、
大きな穴があったり。
まさに、destroyという感じ。

水、ガス、電気も未だ不安定。
インフラが復活しても、
こんなに、自分の地域が壊滅的に
やられてる光景毎日見たら、
精神病むよな。と思った。


でも、現地の人と喋ると、
「私たちは勝つ」とか、
「私たちのミリタリーはどんどん力をつけて
強くなってきている」とか、
「攻撃はしないけど、
国を守る必要がある」
とか、
「ゼレンスキーは、
戦争になっても亡命せず、
私たちを見捨てなかった」とか。
ゼレンスキーも支持率高い。

新年の彼のスピーチ聞いて、
ガチで泣きながら、
「この人が大統領で良かった」
と言うウクライナ人も見た。

日本人って、
戦争に勝ち負けはないって、
習ってきた印象。
私もそう思ってた。
他の国では、どう習ってるかは知らないけど、
「戦争に勝ち負けはない」って
そこを強調してるの
聞いたことない。

でも、もしどこかの国が侵攻してきたら、
自分も、そんなことを言う日が
くるのかとか考えた。

なんせ、ロシア、北朝鮮、中国という
世界3代 クレイジーと思われる国が
隣にいるんだから。
そんな日が来ないという
保証もないと思う。

戦争に勝ち負けはないと言っても、
結局はある。
戦いなんだから。
実際に、戦争になったら、
そんなお花畑みたいなこと
言ってる場合じゃないし、
「話し合いで」とか
悠長なこと言ってられない。
お隣の共産主義3国は、
クレイジーなのだから。


結局、当事者にならないとわからない。
戦争は良くないけど、
現実問題、ワールドビックビジネスだからなくならない。
ということです。

ロシア語とウクライナ語についても
話したけど、
ウクライナではロシア語を
聞くことが多い。
ま、似てはいるんだろうけど。
スパシーバ
(ロシア語でありがとうの意)
なんてどこでも聞く。

ソビエトの時代には、
ロシア語を喋るように教育されてて、
それこそ、隣国の旧ソビエトに生きてた人たちも
ロシア語を学ばされた世代がまだまだいる。
だから、ウクライナでもロシア語喋れる人口は多い。

日本では、キエフ(ロシア語)
からキーウ”(ウクライナ語)に表示が変わったり、
戦争が始まって、敵国の言葉、
ロシア語喋るのは良くないのかなとか思ってた。

でも、ウクライナでは言葉による区別というか
差別というのはなくて、
ロシア語喋ってる人は多い。

でも、これから、
ウクライナ語が主流になって、
ロシア語を喋る人は
減っていくだろうと。

ということでした。
言葉によるアイデンティティが無いというのは、意外だなと思いますた。


今日もドニプロは停電停電…
冷たいシャワーやだな…

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