2023年5月1週目 19/52週目

月曜日
日記を1週間休んでも平然と再開できる。それが俺だ。(まるで長所のように・・・・。)そうやって柔道もバドミントンも続けてきたんだ。ええやないですか。

GW中も柔道ができて良かった。暖かくなってきたので怪我のリスクが減ってきたのもありがたい。体が温まるのも早いが、一番の問題は息切れ、体力のなさなので根本的なパフォーマンス改善には至っていない。

寝技で前回大敗を喫した柔術経験者のおじさんに再戦を申し込んだ。

相手は相変わらず背中を畳につけガードから(下から)攻める構えだ。こちらは絶対に相手の帯より先には手を出さないようにし(腕を極められるリスクがある)基本相手の膝や袖を押さえたり、膝で相手の足首を潰したりしつつ対峙する。

「めちゃくちゃ警戒しますね」

確かに柔道家らしからぬスピード感だ。

柔道は基本的に寝技で硬直すると「待て」がかかってしまうので、硬直させたりしない。(柔術にも待てはあるが、余程長時間硬直しない限りかからない)しかしこれは練習。自分から前に出たり相手に引き付けられた瞬間に足を蹴られてひっくり返されるリスクがある以上、自分のペースで戦わなくてはいけない。「ベース(基本姿勢)をしっかり守らせてもらいますよ」

一進一退の攻防が続く。相手が引き付けようとすればその手首を押さえ抵抗し、足を蹴ろうとすれば腰を落としバランスが絶対崩れないようにする。こちらも攻めれないが絶対に焦ってはいけない。攻めようとした時のカウンターが一番危ないからだ。

相手も展開を変えたかったのかこちらの袖を引きつけるとそこに自身の足を巻き付けた。この形・・・・巻きスパイダーとも言われる攻防一帯のガード。

「ラッソーか・・・」
「・・・・!?知っている!?」

ラッソーガードは、組み上げるのにワンテンポ時間がかかり、形に入れても即スイープ(相手をひっくり返す)ができるわけではないので、柔道家はまず使わないし知らない。しかし柔術では割とポピュラーなガードである。それを知っていることでで相手にも柔術経験者であることがバレたわけだ。しかしその日はそこで時間切れ。

こちらも柔術に知見があることが露呈した上で「前回、バックコントロールで(柔術では)負けてるの忘れてないですからね・・・・」とぼやく。

休日に柔道を楽しみにしてきたのに目がバキバキに決まった年下アラフォーに恨み節を言われる心境たるや、だが、これで相手も次回以降は柔術の土俵で出し惜しみなく戦ってくれるだろう。楽しみだ。

この後先輩に「白帯相手に何煮え切らない寝技してるんだ」と怒られた。違うんす。あの人強いんす。普通にやったら負けるんす。ああするしかないんす。言えなかったけど。

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