日記211224 (クリスマステーマの自作品)
a blanket fondness (2021)
メリークリスマス。新曲作ったからきいてください。
現実は臓物が冷え、疲労に押しつぶされたりしているわけで、創作でぐらい温かく包まれるような、それでいて酩酊しているようなものが作りたくなったわけですね。23日の夜に思いついてなんとか24日中に出せた。
Bandcampにもあって、そっちでは購入できるんでよかったら。
一応4つ打ちで、とにかく全部の音のタイミングを丁寧にズラした。裏打ちがかなり3連ノリに寄ってる地帯からイーブン寄りに戻るところとかキモくてよい。ドラムピースの抜き差しでノリが変わっていく。
そしてあらゆる音のピッチがうねる。パンも歩き回るし、ドラム全体がキック含め左右位相差出てたりする。サチュレーション。ハイカット。社会性をなげうって快感100%で曲作るのは癒やされるなあ。
こういった、「ビートメイカー気質の人がつくるハウス」の一番極端なやつはMeowsn'という素晴らしいアーティストがいて参考にした。Scruscruとの共作EPおすすめです。
Lofi Houseにもあたるのかも。Lofiを手法やゲームとして捉えてた流れにはあんまり興味がなかったのでわからないけど、音色違うと思う。
閑話休題、思い返すとクリスマスに引っ掛けた創作をおれはよくやってきていた。信心はないが雰囲気がすきなんだよね。今年はシーズン中の教文館ビル行けなかったな……
そういった創作をまとめておくのできいてみて。25日の冬空のお昼にでも、どれか1曲でもあなたのクリスマスにフィットしたらいいけどなあ。
xeno, yule, zero (2019)
とのこと。
これ出来たとき神曲だと思ったし、今聴いてもわりとそう思うが、おれ以外にはまず刺さらないだろうとも同じくらい確信を持って言える。
聴きどころは、後半のアーアーーって伸びてる声が、旧『歯__きじょう__な?』のサンプリングなところ、、、
smallest advent (2016)
12/1から12/24にかけて1日1曲投稿していた小曲集(でも連続投稿できたのは20日までで、残り4曲は後から追加しているズル)。
基本は1分前後を目安に、ローファイ、トイ、など。こぢんまりした感触。和製ラグタイムピアノソロや、ジャンジャックペリー・マナーのアーケードゲーム音楽、こんもり温かかったり悲痛な短調だったり、素の作風。
出来が良くてクリーンな上位12曲をピックしてサブスクにも配信してます。
lulu + Mikeneko Homeless - This Christmas Lovely Day (Hercelot Remix) (2015)
きわめてインピーチっぽいドラム。8分刻みピアノ。丸リード。何がやりたかったのかとてもわかりやすいな。これやるためにMISIA聴きまくってた気がする。
これに参加したことで「季節限定楽曲を腹くくって作るのいいな……まさに四季を楽しむみたいなことじゃん」って気づくことができた。
MEISHI SMILE - STAR (Hercelot Remix) (2014)
こちらもRemixだが、こちらは原曲にクリスマス要素はなく、おれがトイ要素を足していく過程で勝手にジングルベルなどを鳴らし、ノリノリになった結果。
「原曲のメロディがなぜか3拍子に聴こえる瞬間があった」のをきっかけにマジで3拍子に作り変えたのが前半。
I Found The End (2017, Mix)
2017年末に出したカセットアルバム『slowalk』の会場購入者におまけでつけていたMix CD。slowalkの制作参考にした音楽を主に使っている。
slowalkがそもそも、死生と終焉についての作品で、クリスマスを直接意識していないけど冬の寂寥と温かみのサンドみたいな雰囲気がある。このMixも同様に冬のエレクトロニカ・ミックスとして、ちゃりちゃりと金属が擦れる音の先にイルミネーションや銀河や呼吸を見ることができる。
最後に
最後に、おれの創作ではまったくないけど好きなクリスマス曲を貼っておきます。
それではハッピーホリデーズ
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