アンテプレイ記① 1周目

<9/7追記: 2/16には"前編"だったこの記事を半分に割り、①と②にした>

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今更やった! 名作はいつやっても名作としんじて→おもしろかった

でも、フレッシュな状態でいろいろしゃべりたい今のおれと、2015年の発売前後に既プレイの人とでは温度差がやばいし、そもそもネタバレ厳禁な空気がある……

これを見越して、プレイしながら感想メモをつけてた。ひとりTwitter的な。それをちょっとだけ編集してまとめた。


当たり前だけどネタバレをふくみます。しかもバレとしては多分サイアクの部類で、体験の良さとしては以下の順になる気がする。

自分でプレイする >>>>> 他人のプレイ(ゲーム実況)で見る > Wikiとかの機械的な情報 > こういうハンパに感情と主観の乗った断片的文字情報

既プレイ者と、「私は自分でプレイしないし実況も見る気ない」人にしかおすすめできません。そしてなんと、おれは今まだGをやっていない。

既プレイ者だとしても、読んで面白いかは、微妙。まあおれ自身が書き散らかすのが目的だったので…… こういうの昔ながらのブログっぽい


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プレイ前

・2019年末にSwitch版を買った! Steamでも良かったけど、携帯機だと寝っ転がりながらできるから……

・買った直後のプレイでトリエル戦でなんか怖くなり、今までやめてた。

【おれがアンテについて知っていること】
・Toby Foxという才人がMOTHERと東方、その他色々の影響を受けつつも超がんばって作ったゲーム。おれはMOTHERはわかる。

・ファン層の厚みがエグい

・音楽も激人気

・なんちゃらルートというのが色々あるらしい。ようするにギャルゲとかと同じで、プレイの態度と姿勢が問われてエンディングが決まるということだ。おれはRPGはほぼやったことないけど、ノベルゲーはわかるし、DDLCもわかる。

・ネタバレが異様に警戒されてて、数年たってもまあナシっしょって空気が続いている

・そんで、トリエル戦までの内容も知った状態で、スタート


いせき・ホーム

・半端なセーブをリセットして最初から。名前はハスロのまま残ってるな……

・オープニングの花野郎。こんなバッチリなツカミないよ、おれは初見時、この不気味さでプレイから遠のいた。

・だもんでトリエルの優しさも正面から受け止められず、過保護に何かを隠してる不信感が勝つ……のは意図的な調整だろうな。無思考で心委ねられはしない感じが、知らないところに落ちてきた主人公の不安とリンクしてる

・カエルが「戦わなくて良い」と言ってる。トリエルも戦わないことを推奨していたし、これ自体がルートの選択に関わるのはまちがいないだろう。MOTHER2のいのるや、moonもふまえて、「基本は不殺プレイが可能(強制イベはあるかもだけど)」な仕様と信じ、おれは「殴るべき理由が明確でなければ殴らない。べき時が来たら、殺す」姿勢を徹底しよう

・ふつうにザコ戦死。デスペナ特にないのか。こんな序盤から避けるの意外とむずくて先が思いやられるわ

・トリエル戦、殴らず終了。買った当初は、殴らないと進まないのかな……とプレイをやめてたんだよなー。「留守番の約束をやぶらないと話が進まない」体験の後のバトルだから。

・殴る前に一度殺されてみようかな、と試したのが吉と出た。やっぱ最初の信念を通すのが大事

・こっから初見だ!

・花野郎に偽善と煽られたけど、てめーが直接来たら殴るからな


スノーフル

・サンズとパピルス。あーやっと雰囲気が明るくなってきた。これはプレイ続けられそうだ

・キャラによってフォント色々ありなんだな。英語表記でのフォントとはまた印象違いそうだな?
(のちに調べた:SansもPapyrusもそれ自体がフォント名か……これも日本語訳だとフォント選定悩んだんだろな〜)

・ロシア民謡っぽいchiptuneからピアノのBGMになって、良い落差を感じる。洞窟のBGMのピアノはそんなにウェットじゃなかったから"VGM"の範疇っぽかったし。

・音楽もフォントも「むかしながらのゲームらしさ」って先入観からの解放があって、これをキーにしたおもしろ展開があるに違いねえ

・ぶるどっ君のもじさがしをマジになって解こうとする。これは残った文字がどうこうとかなくて言葉を見つけること自体がゴール!?→そもそも……

パピルスBGM(戦闘後半)の最後に鳴るピー音がカッコ良すぎる


ウォーターフェル

・隅から隅まで探索しまくる。探索効率のためには、このゲームでは分かれ道にきたら、曲がり道を先に見たほうが行き止まりに着きやすい気がする

・1戦で得るGoldが50前後、標準回復アイテムが25前後なので、けっこう気を抜いてプレイしても金は回せるな

・テミーに古い武器を押し付けて巻き上げた金で大学に行かせる

・最初のアンダイン負けイベかと思って棒立ちしてた(1敗)


ホットランド・ラボ

・アルフィーのナード的喋り方の古さは意図的なんだろうか
(のちに調べた:本編発売が2015。公式日本語訳がついたのが2017。原文だと顔文字は全部 : ) なんだ。確かに古いけど、(;´Д`) とかを色々使い分けるのとはけっこう印象ちがうな)

・かざんちゃんの8cmくらいのフィギュアないかな

(あとからコメント:このへんメモぜんぜんとってなかった)



MTTホテル・コア

・バガパンやオニオンさんに顔をたくさん用意してあげる力の入れどころがナゾ いいですね

・メタトンEX 放置してみたら視聴率3001までしか下がらない。これは0にもっていくのか、もっと上げるのか

・クリア。視聴率上げれば良いっていうのは背景のグラフから推理できたな……(ゴールラインが表示されてるから)

・最初撃ってたら部位破壊しちゃって(で普通に負けて)、再戦時に非暴力でやってた → 攻撃しなくても腕落ちるんだね。
(のちに調べた:ミラーボール撃つの気づかなくて白ライト全部くらってた)



ニューホーム・城

【"帰りたい"の逆の天秤に乗せるもの】
・トリエルの時も思ったが、感情移入として「おうちにかえりたい」がそんなに目的意識として強くないんだよな…… 外の世界や元の生活が描写されてないから。アズゴアを殺してまで?って動機には多分なんねーな。

・「ゲームなんだからそこは呑み込んで」みたいな安直な惰性はこういうゲームでは裏かかれること知ってるぞ!

・不殺を貫くこと自体、自分の姿勢に基づいた判断であって、「ゲームだからこうする」じゃなくて「おれならこうする」で行動したほうがよい。殴る・嘘つく・媚びる……

・……いや、長期的には「ゲームだからこうする」かも。思想が一貫してない時に裏をかかれると悔しいからな

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・家宅侵入。BGMと明るいモノクロの室内、語り部、演出力たけ〜〜 ベタかつ超いいっすね

・トリエルが王妃ってことね……両親から名前とってアズリエルだ……

【マップの広がり、思想の分布】
・つうかここまで、基本的に左から右へ進むマップになってる。たぶん全部マッピングしたら、上下は10区画以内で、左右には広がってる……平面的に広がってるのはコア内くらいだったよね。上に書いた「曲がったほうが探索効率いい」のも、左右移動が基本軸だからだ。

・それって、迷いにくくて遊びやすくするための工夫かと思ったけど、"どうくつ"ってそういうもんかもな?

・どうくつの両端に同じホームがあり、間にモンスターたちが住んでいて…… 左ほどリベラル(望みよりも種族を超えた愛を優先する)で右ほど民族主義的(望みの達成のための反ニンゲン活動)という分布になってるのかなあ?

・いやいや、グリルビーのヤンキーの地元愛は右っぽいし、MTTホテル周辺の若者はノンポリっぽいし、やっぱ考えすぎだな!

・ノンポリ若者ほど無意識に右傾化するのはジャーナリズムの機能してない国あるあるだけどまあとくに一般化できる話でもないかな

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・自分が命捧げてモンスターが全員救われるんならそれでも良い気がしてきたな。フィクションでよくある、なんか民族の儀式の生贄になる娘みたいなもんでしょ。義理はないし、ニンゲンという種族の責任がおれ個人に帰結するべきだとは思わないけども。ただ、この話の中においては「それでも生きたい」がそんなに強くない。

・サンズの審判の報われる感すごい 殺してきてたらめっちゃ見損なわれるかバトルかになったんでしょうね


おわり

・アズゴア戦に敗北、はなしてもパイでも終わらない、全部試してだめだったので初めて殴った。たたかうのUIを初めて見た

・また敗北。2度殺されたことをアズゴアに告げると理解されてた。つまりこれロードの概念もメタではなくてこの世界の設定に組み込まれてるって意味だよな。ニンゲンはタマシイだけで存在できるって説明や、セーブをケツイと表現するのとか、このへん考察したい

・倒した、こっからTHE ENDまで集中

【フラウィ戦】
・圧巻でしたねえー……はー

・アズゴアみのがして、コンティニューして、フラウィもみのがした

・フラウィをみのがしたのは赦しではなくて保身だ。確実に殺せる筋書きになるのか確信がなくて、殺ろうとして殺し損ねた時に一番サイアクなことになりそうだったから。

・ボス化したフラウィの造形やばかったしかっこよかったけど、絶妙に記憶に残らない程良い散逸加減でトラウマにならなそうだった

BGMのアーメンの鳴りカラカラな調整でしたね タマシイのフェーズに行った時にアーメンがピッチアップしたやつに変わるのよかったね あとメロディに東方感あったね
(のちに調べた:メロディが強いのは"Finale"で曲分かれてた。"Your Best Nightmare"はおれにとってはカービィだ)

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・アズゴア生存ルートあったんすかねえ あったんでしょうねえ

・最後の電話で、自分は外にいるっぽい感じの話しぶりだったけど、アズゴアのタマシイ割れてたし、フラウィと会話してたってことはまだどうくつ内にいるんじゃないかこれ?

・つうかじゃあ、「ハスロ」と喋ってたんじゃなくてプレイヤーと喋ってたんかね。「ハスロ」は何らか脱出できて、フラウィはおれと話していると。
(あとで調べた:これは「ハスロ」ではなくてこの時点の操作キャラ=フリスクのこと)

・じゃあこのゲームでフラウィにしゃべる機会を与えている……のは誰の意図なんだろう。フラウィがゲームをハックしている?(DDLCの考え方) つうかTobyの意図か。



次はアズゴア戦前からロードして2周目。つづく。


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