日記240703

上半期まとめ

一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。6時に起きてバスに乗る。30分の昼飯と15分の昼寝。夕方、オフィスの空調は停止する。夜、ビルを施錠する。23時に家に帰る。SSRIを服用して寝る。一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。仕事をする。他人のミスで無駄になる。仕事をする。他人のミスでやり直す。誰しも大小の厳しい事情はあり、おれとの約束が守られないのにも同情の余地はある。トイレで吐こうとする、血混じりの痰が出る。シャワーを浴びれば鼻血、苛立ってつい綿棒に力が入り耳血。一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。なにかミスったか?おれの耳が狂ったか?悪寒が走る、測定する、検証する、違うこれは他人のミスだ、撮影する、報告する、直ったら再検証する、自分の仕事への被害範囲を調べて導出する、セカンドプランを考える、やり直す。一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。あなたがたのミスで手戻りしてるんだから、同じ期限ではできないよと主張する、粘る、渋々ちょっと延びる笑、その間にも手戻りは増え、赤字は解消されるどころか深まる。一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。私に彼らの仕事をできないように、彼らに私の仕事はできない。バトンを貰ったら自分の区画を走り切るしかない。多くの負債ごと私にバトンを渡した彼らは飲み会に行き、欠席を告げた私の視界には、一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。大変なんだってねえと言ってくれる人が、残業すると個人の評価を下げると言ってるのを知っている。実情を知っていて無理はするなという人が、思いつきでチェック項目を増やしてくる。率直に思ったことを言ってくれという人に、素直に相談してきたことが具体的な改善に向かった実感もない。一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。 でもさあ君、もういい歳だろう? そりゃ不運な巡り合わせもあるだろうが、それを嘆くには若くないよ。君はその歳まで常に選択を続けてきて、そういう状況にしか辿り着けなかった自己責任ってもんがあるだろう。つまりだね、君が選んだ道に於いては選択全体を引き受けて、清濁併せ呑んでやっていくのが大人ってもんじゃないのかい。一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。だからさ、この状況はまさに君そのものなんだよ。選択と選択の果てにある結果は、それを濁と感じることまで含めて君自身と等価と言えるんだ。苦しむべくして苦しんでいるのだし、苦しみが続くのは苦しもうとしているのと同じなんだよ。一杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。そして選択はまだできる。つまり、能動的に拒否せよ!行動せよ!つまり、君自身を終わらせる選択ができる! 君が濁と感じ続ける以上は、君自身を続けないほうがいいんじゃない? 終わらせろ、具体的にほら、ああしたりこうしたら終わるぜ、終わらせたほうがいい、うるさいなあ、ずっと耳元で喋らないでくれよ…… 1杯20円のドリップコーヒー、0カロリーのチョコ大袋、キシリトールガムのボトル。6時に起きてバスに乗ろうとする。走ってたらAirPodsを片方落としてなくしました(日記)

それではお聴きください、Hercelotで「終点に続くだけの、何もない下り坂」。


*一部のシチュエーションの噛み合い、一部の人間関係とシステムにおける歪みについての話であり、全体的な風土に言及したものではない

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