日記220916(輪廻なき死後の仮説)

さっき2時間ほど眠ってしまって、最悪な夢、下賤で、人に蔑まれ、見下され、抵抗が響かないことにまた無力感が重なり、よるべなく、できる言動がなくなる、みたいな夢見たんすけどそれで起きてウワーってなって追加で1時間くらい横になったままじっとしてて、やっと覚醒してきたのが今23時。

それで横になっていると自分の体重がベッドへと無限に沈みこんでいくような感じがあって、自分の重心を中心にシーツには渦巻のしわが走り(イメージですよ)、自分の重心は、自分の存在は、ねじのようにきり揉みしてじわじわと真下に吸い込まれる。

ベッドを貫通したら、床、地面、地球の中心にむかって飛んでいくのだろう、そのスピードはいまはわからないくらい遅いけど、「加速度的」か「指数関数的」かは知らねーが急に爆発的な加速をしてここからいなくなってしまう。

かつてわれわれは漂う存在であって、その存在は地球の存在と関係なく好きな座標にあったんだろう、それが、地面に呪われたことでこの世の存在となって、すなわち地面に存在する者となりそこで生活をする、またわれわれは花として咲くことでいくらか垂直に抗うことができた。

私はいま咲けずつぶされた花であり、それってつぶされなかったら咲けたのか、もともと草でしかなかったのか最早わからないんだけど、まあ今私はつぶれており、なんとか茎の修繕ができないかとは思っているけど、このまま、ねじのように錐揉みしてじわじわと真下に吸い込まれていく最中にあることを肌で感じる。

立ち上がることができるくらいには、速度はまだゼロのようなものだけど、徐々に引力が強まってるような気がして、ピークアウトした私がこのまま朽ちかけた時、私の存在は地面に飛び込み、地球の中心にむかってぐいぐいと速度を上げながら吸い込まれていくだろう。

そうして、中心に、原点に到達した時、存在はなくなる、それは大きさを持たない点であって、個の区別を持たないため、それは私という存在ではなくなるだろう。

無秩序で単独の存在として漂っていたものが、秩序立った一体に集約され、個としての私は完全に抹消されてしまうまでのプロセスがこの生なのではないか、そう捉えるとしたら、「生まれ、また消えるだけ」といった見方よりも悲劇的な一方向・一回性があって絶望的だな。


……半覚醒の思考は、夢よりかは解釈可能性がありがちだし観念的でもあれるので、一応書き起こしにも耐えるな。

完全に覚醒した現在の私からひとこと:なんか天動説っぽくてしゃらくさくない?

投げ銭いただけたら、執筆頻度が上がるかもしれません