見出し画像

絵本 おうさまのこどもたち

子供の頃の将来の夢は何でしたか?

子供たちが何になりたいか、
ソレになって、何をしたいのか、
どんなことが好きなのか、
お話するきっかけになる本です。

おうさまのこどもたち

おうさまのこどもたち
 三浦 太郎  作
 偕成社

ストーリー

ある国の王様には、
10人の子供たちがいました。

ある日、王様は子供たちに、

この王国を引き継ぐものを決めようと思おう。
町へ出て、人々の暮らしをみて、
自分がどのように国を治めるか考えなさい。

と、言いました。

子供たちは、それぞれ街へ出て城に戻り、
王様に、どんな王、女王になりたいか話しました。

お花屋さん、メカニック、サッカー選手など、
1番目から9番目の子は、王や女王ではないものになりたいといいます。


そして、10番目の子は

みんなが安心して暮らしてける国がいいと、言います。

王様は、10番目の子供の『誰とでも仲良くなれる取り柄』をいかして、王様になりなさい。
といいました。

10番目の子は、王になり、
兄弟の助けをかりて、
その国は、みんなが、いつまでも心豊かに暮らせる国にしました。


子供たちの反応

いろいろな職業に興味津々でした。

大きくなったら何になりたい?
どんなことをしたいの?
と聞くと、
自分の夢について、幼くても、一生懸命に言葉を使って、
自分の考えを伝えようとしてくれました。

親の感想

この本は、それぞれの子供たちが、
街に出て、人々の暮らしをみて、
自分が好きな事と、
必要とされている事、
そして、ソレになって何をするか
を考えてきます。

これからの時代、
大学を出て、会社に勤めるという選択肢より、
自分の好きな事、需要、何をするかを考え、自分なりの仕事を見つけ出す必要が出てくるかもしれません。

そうなったとき、自分の好きな事は何か、
それを、どう活かしてみんなを幸せにするか
考えられるようになってほしいし、考えられる環境を整えてあげるのが、親にできることだと思いました。


子供の頃は純粋に好きなモノが仕事にできると思っていました。

一度は、そんな甘いもんじゃないと、好きなモノに目を反らしていました。

子供を産んでからは、好きなことを活かして仕事に結び付けているところを、私が実践して子供に見せていきたいと強く思います。


この本を読んだ後、
子供と、
「大きくなったら何になりたい?」
「どうして?」
「どんな事をしたいの?」
と、自然に話せる本です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?