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絵本 はなになりたい

かわいらしい絵ですが、自然のルールと残酷さを優しく教えてくれる絵本。
親は少し涙・・・

はなになりたい

はなになりたい
*すまいるママ*
ヴィレッジブックス


ストーリー

あるところに、ライオンいました。
そのライオンは友達が欲しいと思っていました。
でも、みんなライオンの姿を見ると怖がって逃げてしまいます。

ある日ライオンは2匹のウサギを見つけ食べてしまいます。

そして、もしも誰も食べないで生きていけたら、友達が出来るのに・・・と落ち込むのでした。

すると、草むらにウサギの赤ちゃんを見つけました。
ライオンは自分がこの赤ちゃんの親を食べてしまったことを知ったのでした。

ライオンは赤ちゃんウサギを育てる決心をしました。

ウサギと一緒に木の実をとったり畑で野菜を育てる毎日は、とても幸せでした。

ライオンは、木の実や野菜では生きていけないので、夜にっこそり食事に出かけるようになりました。

ある時、ライオンとウサギは素敵なお花畑をみつけ、日が暮れるまで、いろいろな事を話しました。

ウサギは、「お父さんみたいに、大きくて立派なライオンになりたい」といいました。

ライオンは、、「小さな花になりたい。」と言いました。

ウサギが一人で出かけたとき、サルから自分がライオンではないこと。
ライオンは他の動物を食べるコトを聞きました。

泣きながら家に帰り、ライオンにそのことを話すと、ライオンは、それが真実で、ウサギの親を食べてしまったコトを伝え謝りました。

ウサギは家を飛び出していきました。

それから、ライオンは何も食べることが出来なくなってしまい。
そしてとうとう寝込んでしまいました。

数日後、ウサギが家に戻ってきました。

ライオンは、
あれから他の動物を食べていないこと、
ウサギからたくさんの幸せをもらったこと、
これからもずっと息子で居て欲しいことを伝えました。

ウサギもライオンと一緒にいてとても幸せだったことを伝えました。

そしてライオンは、今度生まれ変わったら誰も傷つけない、小さな花になりたいと言い、静かに目を閉じました。

ウサギは毎日毎日ライオンのお墓の前に行きました。


そんなある日、お墓の前に小さな花が咲いていました。


子供たちの反応

2歳の息子はライオンがなんで死んでしまったのか、分からないけどライオンが死んでしまったことは、とても悲しいようでした。
(いままで、誰かが死んでしまうとういう絵本を読んでいなかったので。)

5歳の娘は、ライオンが死んでしまったのは悲しいことだけど、最後にお花になれてよかったね。と言っていました。


でも、なんでライオンは動物しか食べないの?
一緒に葉っぱを食べればいいのに・・・
といわれたときは、一瞬ん困りましたが、一緒に考えてみました。


親の感想、本を読んで出来る事

単純に動物を食べるライオンは怖い、悪いと思っていた子供たちに、
ライオンは他の動物を食べないと生きていけない動物であるというコトを
説明できる本でした。

また、私たちも、豚や鶏、牛魚など、他の生き物の命をもらって生きている事。
だから、食べ物を粗末にしてはいけない。
美味しく食べてあげることが大切。
とお話しできました。


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