スマートになるコツその3: (心が豊かにになるように食べる)
スマートになりたい方向けに、今回は、心が豊かになる食べ方に関してお話しします。
前回はお腹からの信号を意識してみましょうということでした。
お腹からの「お腹が空いたよ」という信号が来ていないのに食べている場合があるという話でした。
今回は、食べているものに意識を向けようという話です。
例えば、クルミをひと粒または、チョコレートをひと粒など、何かをひと口だけ食べるのです。
ゆっくりとよく噛んで意識を食べるものに集中してその味を噛み締めながら食べるのです。その後で、前回お話しした「お腹からの信号」を意識してみてください。
このように、ゆっくりと噛み締めながら食べると、お腹は完全に満ち足りているので多くの方は驚きます。
「今まで、このようにひと口だけ食べるという食べ方をしなかった。今まで気がつかなかった。」と多くの方は言います。
お腹が満足するということは、お腹に食物が入っているという側面だけでなく、他の側面があったのです。それは、「心が豊かに満足した感覚」です。
このことは、食べた食物の量に関係ないのです。食べているものを、どの程度深く意識して食べていたかによるのです。
食べ物の味、香り、舌触り、色、温度にしっかりと意識を向けて食べると、どんな量でも、満足感は高まるのです。
このような食べ方に慣れてくると、食べるということに対して、自分の満足感に意識が開いてきます。
食べすぎてしまう人は、不安感とお腹が空いている感覚を混同しているのです。この二つの感覚は胃のあたりがしめつけられる、頭が働かなくなってボーとする、など感覚が同じなのです。
ですので、不安感で何かを食べてしまうと、不安感はもっとひどくなるでしょう。体がこの食べ方では満足しないからです。
このようにお腹からの信号を意識する練習をしていると、お腹が出している信号(お腹が空いている)と脳が出している信号(不安)をきちんと区別できるようになります。
自分のどこからの信号かがわかれば、それの対処方法も変わります。
いかがでしょう。まだやったことのない方は、やってみてください。