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体に良いと思っていたものが実は??

健康的と思われる食生活を送っていた菜食主義者が問題を起こすことがあります。
それは、レクチンという物質が影響しているのです。
現在、世界中に広がりを見せているビーガンの人々も関係していそうですね。

植物性のレクチンは、糖類の食物に結合するタンパク質で、なす、トマト、ピーマン、かぼちゃ、ジャガイモなどに含まれています。

このようなことをスティーブン・R・ガンドリー博士が
「THE PLANT PARADOX QUICK AND EASY」で話しています。

地球上にはかつては、植物だけがくらしていた植物王国がありました。

3億4000万年前に昆虫が現れて植物の生態系に揺さぶりがかかりました。
植物は昆虫が現れる前は防衛の必要性はありませんでした。

植物は自らを守るために攻撃側には立てません。そこで自己防衛手段による方法が確立されました。それは、食べたものに損害を負わせることでした。それがレクチンです。

レクチンは、腸の粘膜を通過して免疫を活性化し、その活性化されたリンパ球がレクチンだけでなく体の臓器に浸透して、甲状腺、唾液腺、皮膚、血管などの臓器に炎症を発生させます。これが自己免疫疾患の本質です。

なぜこのようなことが起きたのかに関してですが、
それは、植物とそれを食べる動物との次のような戦いの歴史によるそうです。

1)農業革命(数万年前)
人類は、それまで食べていた葉、根っこ、動物性脂肪から穀物、豆類にシフトしました。そこで大量の穀物と豆類に含まれるレクチンに毎日遭遇することになるのです。ところが人間の腸内細菌はレクチンを分解できるように進化していません。

2)牛のゲノムの突然変異
牛乳のレクチンであるカゼインが、ゲノムの突然変異によってタイプが変わり、モルフィネに似た作用をするA1タイプに変化しました。
その結果、牛乳アレルギーを起こすようになりました。

3)新世界のレクチンが出現(コロンブスの新大陸発見から)
新大陸の発見からアジア、アフリカ、ヨーロッパ人が遭遇していなかった新大陸であるアメリカのレクチンが入ってきました。つまり、ナス科、マメ科の多く、穀物、ウリ科などのレクチンが入ってきました。
腸内の細菌も、新大陸のレクチンを分解できるようには進化していません。

4)加工食品、遺伝子組み替え作物の出現(20世紀後半から) 
加工食品、遺伝子組み替え作物によって、新たなレクチンが作られ、さらに抗生物質と化学薬品によって、腸内細菌が決定的なダメージを受けており、今も続いています。

博士は、ピザとフライドチキンに注意するようにと!
ピザは、小麦、カゼインA1チーズ、トマトソースが含まれていてレクチンの塊です。
チキンは、フタル酸やヒ素を混ぜた大豆ととうもろこしを資料として食べている鶏から作ったレクチン爆弾です。



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