エネルギーを高めるには
私たちは、いつもエネルギッシュであり続けたいと思っています。
果敢に人生に挑戦し、望むことはなんでもしたいと思っているでしょう。
現代社会の科学では、私たちの体の
感情体
精神体
に関しては、視野に入れないで、
物質体
に集中しているようです。
例えば、西洋医学の考え方は、
私たちの物質体であるカラダに現れている
病気の症状を診て、
・頭が痛いなら痛み止めを
・高血圧なら血圧降下剤を
・ガンならガン細胞の摘出を
・風邪で鼻が出るなら、鼻水を固める薬を
主に症状を消すための薬を与え続けます。
または、悪い部分を取り除くという考え方です。
原因を探ってそこに対処することは
あまりしません。
そのため、再発したり薬の副作用で悩まされます。
もちろん、西洋医学の良い面もありますので、
決して否定しているわけではありません。
ですが最近では、
心の持ち方
が健康に大きく関係しているといった話が聞こえてきています。
つまり、
感情体と精神体の働きに気がつき始めています。
特に人々は、精神的なことスピリチュアルなことに目覚め始めています。
書店の棚を見るとスピリチュアルな棚が増えています。
私は、かつて
ポジティブシンキング
の大切さをいつも思っていました。
でもその考えを推し進めても解決できないことが
あることに気がつきました。
ポジティブシンキングは、とても強力な生き方を与えてくれますが、
問題を見えなくしてしまうことがあるのです。
解決されたと思ってしまっても、
何かすっきりしないものが後に残ることがあるのです。
それは、物事の原因にアプローチしていないということです。
先ほどの西洋医学の考えと共通点がありますね。
その後、
何か困ったなと思うことがある時は、
「私に嫌な思いや困難を与えているのは、私の中にある何かではないか?」
と自分に問いかけるようにしました。
そこには、私に対する実に様々なインスピレーションがありました。
例えば、ある方が私に攻撃的な言葉をかけてきたことがありました。
その時は、そのままにしてあとで考えてみると、
私は、その人にそのかたのその考えは違うと否定的に考えていたのです。
つまり、その方がそのままで良いのだと肯定的に受け入れていなかったのです。
さらに突き詰めていくと、
私が、自分自身に対して
『今のままでよい』
と思っていなかったのです。
『今のままでよい』とは、今が完全であるということを受け入れることです。
別の言葉で言い換えると、自分自身の現状を無条件に愛するということです。そのまま受け入れるといういわゆる無条件の愛です
ノーベル賞受賞者であるモンタルチーニ博士の言葉
「カラダはカラダの望むことをすれば良い。
私はカラダではなく精神なのです」
の言葉を思い出しました。
つまりカラダの声にしたがって行動すれば良いということです。
人間はカラダだけでなく精神の方が重要であるということです。
モンタルチーニ博士によれば、
「脳細胞は老いることはない。絶えず更新されている。
その可逆性を働かせるには、
常に好奇心を持って情熱を持って新しいことを学び続け、
物事に深く関わっていく」
ということです。
このモンタルチーニ博士は、自ら若々しく生きて
103歳までの長寿を得ました。
体を若々しく保つには、
カラダのエネルギを減らないことです。
そのためには、
常にカラダの隅々にエネルギーを巡らせれば良い
ということを次回お話しします。