不可解参(狂)を見た感想文

まず言いたいのはめちゃくちゃ良かった!!!!ってこと。今は昔ほどなんでも肯定したい・全部を追わなきゃいけないって脅迫観念がなくなってある意味フラットに見れたんじゃないかと思っているけど、だからこそ今回のライブが良いものだったって心から言える。

最初、始まりからいつもと雰囲気が違う。個人的には少女降臨が好きすぎていつもそれを期待してしまうけど、これはこれでいきなりアクセル全開って感じで良い。『魔女』からはじまって自分のテンション爆上がる。いつだって思い浮かべるのは『バーチャルさんがいっぱい』と『不可解』のまだ声が出せてた頃、今はもう叫べないけど心の中ではたくさん合いの手を入れてその分たくさん腕を振った。今日はライブ前からCFでもらった黒雛鳥を着ていたからか何か吹っ切れた自分がいた。今までのライブより率先して高く大きくペンライトを振った。もしかしたらペンライトを振っていいよって言ってくれてたからかもしれないけど。

次に印象に残ってるのは『命に嫌われている』かな。prayer版も春猿火とのラップ版も良いんだけど真っ直ぐいってストレートに歌ってくれるのが1番好き。花譜がこのタイプで歌ってくれるのって逆に珍しく思う。
続く『私論理』『戸惑いテレパシー』『糸』に関しても個人的に好きな曲がバンバン飛んできてキャッキャッして腕振ってた。この辺であまりにもヒートアップしすぎて汗だくになったので黒雛鳥を脱いだ。

少し飛んで『飛翔するmeme』ここ最近に発表された中では1番聞いた花譜の曲だから生で聴けたのは嬉しい。そして次このライブ最大の衝撃?がくる。
『イマジナリーフレンド』大森靖子の独壇場。
ものすごい声量と縦横無尽なダンスに唖然とした。前曲でたなかさんは箱みたいなとこから動かないで大人しく歌ってたのにそんなのお構いなしに踊り狂って流石に笑っちゃった。大森靖子って凄え……ってなった。

だいぶ緩急つけて次に『裏表ガール』が歌われる。
私は花譜が自分の想いを歌った曲や観測者のために歌ったみたいな曲が大好きなのですぐうるりときてしまう。桜みたいな演出も好き。正面の花譜には無いけど左右のでかいモニターでみるとエフェクトが見れるからどっち見ても美味しい。どっちも見やすいのは最前ブロックの強み、あててよかったなァ。

『KAF DISCOTHEQU』っていうらしいDJ remixの部分、1番楽しかったかも。盛り上がる曲がズンズン流れて休む間もない。手も頭も振って狂った。気持ち悪くなる、けど楽しいからヨシ。『きゅうくらりん』聴けたの嬉しい。『ノンブレス・オブリージュ』も好き。

『ダンスが僕の恋人』でMIKEYさんが出てきて初めてそういえば事前にゲスト誰が出るかとか言ってたなあって思い出した。凄く新鮮な気持ちで楽しめていて逆に良かったかもしれない。

『神聖革命バーチャリアリティ』はVALIS筋肉ヤバそうだなって思った。遠目だったけど腹筋強そうって思った。あとVALISに囲まれて花譜がふにゃふにゃダンスしてるのが可愛くて良い。

第3部はちょっと個人的に引っかかりはある。
まず始まったVWPのメンツによる寸劇。ここまで花譜の歌をメインにドンと据えてゲストが居ても対して会話することもなくサッサとはけていくのが凄く心地よかったから身構えた。
特にショタがラプラスだった?辺りは忘れようかなって思った。なんかイメージとちがうので。
トークパートも案の定というか、会話に中身がなくやっぱりテンポが悪い……。
理芽が来てくれるのは嬉しいけどバーチャルって設定を活かすならバーチャルに距離は関係ない的な方向性の方が好き。
歌に関しては良かった。それぞれ花譜とのコラボ曲を丸々一曲歌うんじゃなくてワンコーラスとかでメドレーで回してくれるのはたくさん楽しめて嬉しい。春猿火との『残火』で炎が燃え上がる演出とか良かった。最前ブロック最後列だったけど熱を感じたからちゃんと前の方に居たらだいぶ熱く迫力がありそうだと思った。幸祜との新曲『歯車』は今回のVWPメドレーで1番好きかも。
『共鳴』はやっぱライブでやったら盛り上がるから良いね。早く声出し出来るような世界になってほしいと切に願う。

最後ラストスパート。『過去を喰らう』は不可解で最も盛り上がる瞬間の一つだと思う。たくさん腕振って合いの手の拍手を入れたい。けど今回ペンライトがある関係で、2番のあと「例えば僕らが街で出会って夢のような話を紡げたらあなたと僕は笑えるだろうか〜」のタイミングで普段ならドラマーさんの合図もあってみんなで手拍子してぐわあああああ!!!!って盛り上がるとこだと思うけどそれができなかったのが残念。周りはともかく自分はペンライト振りながらもう片手で腕を叩いて合いの手を入れてた。
続く『海に化ける』最早定番。この流れ以外考えられない。そして新曲『人を気取る』、えぇ!?まだ続くんですか!?って思った。曲かっこいいしシリーズ曲は盛り上がるけどあんま続くと最初の曲の意外性というか爆発力を超えるのは難しいなあと思いもした。

『不可解』なんと撮影可能とのこと。みんなそれぞれバッグからスマホなり何なりを取り出し撮影を始める。本当だったら撮影するにしても立ちたかったけど誰も立たなかったからやめといた。
撮影に集中する人が多くてペンライト振る人が減る。なんかそれは寂しくて嫌だなって思って自分はせめて大きくたくさん振ろうと思って腕を振った。もちろんもう片手では撮影はしてるけど、綺麗に撮るのは誰かがやるかなと思ったから自分の分にはあえて自分のペンライトたまに入れて撮ってた。
前日に左手にコロナのワクチンを打っていたので腕が重くて仕方なかった。せめて、歌が終わるまではもってくれ!って思いながら腕を上げていた。
『未観測』花譜から撮影はここまでですって合図が入ると思ったのにしれっと歌が始まるから動揺した。周りも似たような感じだったけどそれぞれ(まあやめとくか!)って感じで撮影やめて立ち始めてた。前のライブで発表された時はなんかノリにくいかもって思った気がするけど全然そんなことなかったと思う。
『狂感覚』『不可解』から続く3部作の終わりってことだけど雰囲気はだいぶ変えてきてた。こういうのも好き。

『マイディア』花譜が初めて作った歌、純粋な花譜の歌。何度でも言うけど私は花譜が自分の想いを歌った曲や観測者のために歌ったみたいな曲が大好きなので感動します。このあとのMCで花譜が泣いたような鼻声になるとこも含めて感情です。ここらへんの全てが愛おしいと思う。


人の数だけ好きの形があるってわかってても、推さなきゃいけないみたいな強迫観念が無くなったって言っても、やっぱり全部追いきれないことに対する謎の罪悪感みたいなものは拭えないけれど、結局ここまで感情が動かされるものってそうは無くて。

やっぱり自分は花譜が好きなんだなと思う。

ライブのたびになんか色々思うけど結局結論は一緒なんだと思う。これからもずっと花譜の歌を聴きづける。

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