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ヘラルボニーニュース THE TOP 10 2019ver.

1994年、自閉症の兄・松田翔太がヘラルボニーと記しました。
2018年、自由帳を飛び越え、双子で株式会社を設立しました。

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知的障害のあるアーティストが所属する福祉施設と契約を結び、アート作品の社会実装に取り組む株式会社であるヘラルボニーは、ありがたすぎることにたくさんの激励をもらいます。

2019年、たくさんのたくさんのあたらしいことに挑むことができました。それは、「福祉領域」と生活にかかわるあらゆるモノやコトをつないで、いままでになかった快適や感動をかなえていくことに近いかもしれません。熱くなれているコト、熱くなれているモノ、仲間たちとつながっていると思える事実、2020年も忘れることなく、ずっと大切にしたい。

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左から副社長・双子兄・松田文登 | 長男・松田翔太 | 社長・双子弟・松田崇弥

走馬灯のように1年をふりかえる年末、2019年の出来事を「そうだ!ランキング化しよう!」と思い立ちました!代表・松田崇弥の独断「TOP10」です、ヘラルボニーってこんなことやってるんだあと、ご覧ください!!!!!

【10】 「Panasonic Laboratory Tokyo」のオフィスエリアの壁紙・クッションのアート作品をキュレーション!

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「Panasonic Laboratory Tokyo」の壁紙及びクッションに使用されるアート作品をキュレーションしました。

断言します、「Panasonic」オフィスへの採用が決めてとなり、ヘラルボニーは多数の大企業を口説き落とすことができました。現在、私は「Panasonic」に心底惚れています。集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンをファーストペンギンと呼ぶそうです。「実績」ではなく「意義」を見てくれたまさにファーストペンギンの担当者さん・・尊敬とともに、一生感謝し続けることは間違いありません。

【09】 初開催のアート展にて、全作品完売という快挙!

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才能は、披露してはじめて、才能になる。をテーマに、ヘラルボニーのキュレーションのもと、現代日本の福祉施設から放たれる作品を厳選して紹介・販売する展示会を六本木ミッドタウンにて開催しました。

結果、総額約200万円、全9作品が旅立つ結果に。強すぎる手応えに、改めて知的障害のあるアーティストへのリスペクトを覚えました。高揚する時間であるとともに、価値をていねいにていねいに上げていく努力をしていかなければと、決意を新たにする時間でした。

【08】 「TOMORROWLAND」とのアートハンカチが「ZOZOTOWN」のタオル/ハンカチ部門第1位達成!

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「TOMORROWLAND」とコラボレーションしたアートハンカチが「ZOZOTOWN」のタオル/ハンカチ部門で第1位を達成したのです。僅か数日でほとんどのハンカチが売り切れに。再入荷の問い合わせも多数いただき、正直、余りの結果にめちゃくちゃ驚きました。

「ネットってすごい」ソーシャルの破壊力を肌で感じた瞬間です、感慨深く、とにかくうれしい悲鳴でした。2020年のコラボレーションも、準備中ですのでお楽しみに!

【07】 ヘラルボニー1周年記念パーティーをTRUNK(HOTEL)にて開催

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ヘラルボニー1周年記念パーティーを、TRUNK(HOTEL)にて開催しました!200名近いみなさまにお越しいただき、驚愕するとともに、夢のような時間でした。

この時に忘れられなかったのは、地元の友人や、MUKU当初より応援してくれるファンの方が足を運んでくださったこと。全く勢いのない頃から時間を共にしてくれた仲間達と、利益度外視で応援していただける取締役・顧問のみなさま、そしてファンのみなさまがいるからこそ「今」があるのだと実感できたこと。

【06】 日本を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」双子起業家として選出!

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日本の次世代を担う30歳未満のイノベーターを毎年選出する「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」に選出するという想定外の出来事でした。突如通知メールが届いた瞬間、思わず「マジか!」と横にいたインターンの子に漏らしたことを覚えています。

これは、双子の賞ではなく、全員の賞だと思いました。そして、岩手県のお父さん、お母さん、何より自閉症の兄貴・翔太へ、不思議な世界を見せてくれて、ありがとうって。思わずにはいられませんでした。

【05】 JR東日本と連携、ステーションミュージアム化構想の実証実験

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「いつもの景色をアートで彩り、繋がる。」今年の12月、宮沢賢治の故郷である花巻市・銀河鉄道の夜に迷い込んだようなアートステーションが誕生しました。るんびにい美術館(岩手県)に所属する、アーティスト八重樫季良の作品が花巻駅をラッピングしたのです。

そして2019年ギリギリの今月27日より、吉祥寺を南北につなぐ「はなこみち」も・・・!

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ステーションから、ミュージアムへ。実証実験では、地域と福祉、アートを掛け合わせ、駅をミュージアム化することで、福祉の可能性や価値、駅の新しい魅力の創出を目指していきます、さあ次はあなたの街でも、まだまだ続きます!

【04】 取締役+正社員+顧問|計6名がヘラルボニーの仲間に

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取締役が、正社員が、増えました。それも、ずっと、ずっと、ヘラルボニーを支え続けてきた大切な人たちが!

大切な仲間といっしょに突き進めることって、とにかく幸せですよ!たまりません!採用というより、拡大解釈すると、あたらしい家族を迎えいれている感覚に近い気がしていて、なんでもないことで笑い合ったり、たまにはちょっとマジメに、語りあったり。

現在11名。いよいよ大家族感がある弊社。なによりも、採用基準でつながることより、情熱でつながること。ちいさな会社ですが、決断ってこんなにも多いのですね・・最近はすこしばかり疲労困憊気味ですが、がんばっていきます!!!

【03】 お笑いとアートが融合する、超実験的アパレルブランド「DARE?(ダレ?)」を吉本興業とともに発表!

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吉本興業ホールディングス株式会社と​株式会社ヘラルボニーが共同で、アーティストたちが自分の視点から人気芸人の肖像画を描き、その個性のある作品たちを商品化するアパレルブランド​「DARE?」を発表しました!

どのような反響があるのか、どのようなメッセージとして社会から受け止められるのか‥‥ゾクゾクしたプロジェクトでした。

障害がある人って、笑っちゃダメ。そんな社会に蔓延するイメージを破壊したかった。そんなときに、吉本興業さんと、芸人さんと、スウィングさんと、アトリエやっほぅ!!さんと、出会いました。「だれ?」という純粋な疑問で「似てる!似てない!かっこいい!かわいい!」一喜一憂する時間を「DARE?」を通じて作りたいです。

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【02】 東京2020組織委員会が主催する公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」にヘラルボニー正式参画

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夢がひとつ、叶いました!

会社を登記する前日、オリンピック・パラリンピックに関われたら最高だよな!と双子の文登と話をしていましたが・・・この度、東京2020組織委員会が主催する公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」に参画させていただくことが決まりました(左上末席にいます!)

このような千載一遇のチャンスをいただけたこと、ヘラルボニー一同、猛烈に喜んでいます!オリンピックからパラリンピックの移行期に渋谷区を舞台に音楽やアート、パフォーマンスを街中で繰り広げる文化創造事業です、2020年夏、ヘラルボニーの奮闘にご期待ください。

【01】 「MUKU」→「HERALBONY」へ。

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Photo 武田雲

日本国内の知的障がいのあるアーティストの優れた才能や能力を世界に発信するべく、「MUKU」を「HERALBONY」へリブランディングするというものです。

なぜ2019年の第1位なのか、それは、ブランド名と会社名を統一させるという確固たる意思の現れであるからです。ヘラルボニー社内でも議論を重ね、"福祉とかアートとかそもそも関係なく、とにかくイケてることをしよう"。それが今回のクリエイティブのテーマでした。

未来の世界展開を見据えたキービジュアル撮影は、現在自分がアサインできる最強の布陣を迎えました。それは何よりも、アートを提供してくださる福祉施設、そしてアーティストに最大級のリスペクトをしたいから。とにかく、発表したウェブサイトをご覧ください。

福祉は、もっと自由でいいと思う、もっと楽しくていいと思う、もっと攻めてもいいと思う。常日頃から、そう考えています。人々が興味を持ち、感情移入して、知的障害に対するイメージに変化が起こせる、その確信の連続を、福祉実験ユニットとして実証していきます。

2020年1月、あらたなチャレンジも控えています。ご期待ください。来年のTOP10は、いま読んでくださっているみなさまとのプロジェクト、かも!株式会社ヘラルボニーを、今後ともよろしくお願いいたします。




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