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布マスクなのに超高性能!?アートマスクのデザイナーに裏側を直撃!

こんにちは。ヘラルボニーの深澤です!

今日はちょっといつもと違った雰囲気でこのnoteを綴っています。わたし自身もちょっとワクワクしています。

今回は、先週の6月9日(火)にクラウドファンティングサービスREADYFORから発表させていただいた、HERALBONY ART MASKについて書こうと思います。まだご覧になられていないという方は、ぜひご覧くださいませ!!

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【 昨日までは仕方なくつけていたマスクを、明日からはつけたいマスクへ 「わたしと、社会と、地球と。笑顔をつなぐアートマスク」| READY FOR 】

発表から数日で目標達成ということで、沢山の方にご支援いただき、誠にありがとうございます。

そしてなんと今回は!ファッションデザイナーとして活躍し、クリエイティブオフィサーとしてHERALBONYを支えている佐々木春樹さんに、アートマスクについて存分に語って頂きました!

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 佐々木 春樹(Sasaki Haruki)
取締役。チーフ・クリエイティブ・オフィサー。株式会社ikurahdesign代表。ファッションデザイナー。ダウン症の人々が描く創作活動をサポートするプロジェクト「ダウンズタウン プロジェクト」と共に商品プロデュースを実施している経験、そして、代表・副代表と同郷の岩手県出身ということから、取締役に就任。アパレル全般の深い見識をヘラルボニーに吹き込む。
今回のアートマスクでは、デザイン含め先陣を切って活動。

…  深澤による佐々木春樹さんへのインタビュー記事ということになります!
私が疑問に思ったこと、ちょっと詳しく聞きたい!と思ったことなど、皆さんの声を代弁して質問し、沢山お答えいただきました!

実は、私もアートマスクの着用イメージなどを動画でお伝えしておりますので、ぜひこちらもご覧くださいませ!
【 HERALBONY ART MASK|「わたしと、社会と、地球と。笑顔をつなぐアートマスク」の紹介をします!! 】

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ではさっそく、いきたいと思います!!


深澤:春樹さん、今日はアートマスクについて語っていただくということで、どうぞ、よろしくお願い致します!
さっそくお伺いしたいと思うのですが、まず、HERALBONYでアートマスクを作ろうと思ったのはなぜだったのでしょうか?何かきっかけなどありましたか?

Q.  今回、ヘラルボニーでアートマスクをつくった理由

佐々木:そうですね。やはり今回のコロナウィルスが大きく関係しています。コロナの影響により、外出する際には常にマスクの着用が必要になりました。これからのマスクは帽子や眼鏡のように、その日の気分や洋服に合わせて着替えるアイテムになると思います。

深澤:今回のアートマスクはデザインにもこだわりつつ、環境にも優しく、機能性の優れたものですよね。

佐々木:どうせ着けるなら、デザイン的にも好きなマスクを、素材も地球に害の少ないサステナブルなマスクを、機能もしっかり抗菌できるマスクを付けたい。それがHERALBONYのアートを使用したマスクを作るきっかけです。

モデル複数パターン

Q.  マスクの素材などにこだわったことは何かありましたか?

佐々木:HERALBONY アートマスクの最大の特徴はリバーシブルデザインです。休日はファッションを楽しむのと同様にお気に入りのアートをマスクで身に付け、平日は出勤などで無地側のマスクを使用する。ONとOFF両方で使える他には無いマスクです

生地はマイクロモダールという素材を中心に使ったカットソー生地でできています。マイクロモダールとは、ブナの木のみから抽出された成分で作られています。ブナの木のみから繊維を作り出していますので、捨てる際に焼却しても有害物質がほとんど出ない、地球に優しいサステナブルな素材です。

深澤:お客様から「夏でも使用可能ですか?」というご質問を多くいただいておりますが、いかがでしょうか?

佐々木:マイクロモダールは寝具やタオルにも使用されるように吸湿性や放湿性に優れているため、マスクにした際も汗を吸い取り発散させます。加えて、シルクのような肌触りを持ち、着用時にとても気持ちの良い素材。お洗濯も可能で、洗って繰り返し使用ができます。

深澤:私も実際にマスクをつけたのですが、本当に肌触りが滑らかで、さらさらしている印象でした!あと、マスクって耳の後ろが痛くなってしまうことが多いのですが、このアートマスクでは痛みを感じることがなかったのも嬉しかったです!


佐々木:表裏には二重織りの生地を使用し、間に東洋紡が開発した抗ウイルス加工材ヴァイアブロック®︎を挟んだ、5層構造の機能マスクです。間に挟んだヴァイアブロック®︎には三つの特徴があります。

抗ウイルス機能...ウイルス等の有害物質を吸着し、増殖を抑制することが
できます。
消臭機能…アンモニアやアミンなどの悪臭の原因となる物質を吸収するこ
とができます。
安全性…「SEK 抗ウイルス加工マーク」を取得するのに必要な、毒性試験、変異原性試験、皮膚刺激試験、皮膚感作試験をクリアしています。

佐々木:5層構造で抗ウイルス機能を持つ、とても安心安全な布マスクになっています。

ヴァイアブロック

    
サイズ展開はM・Lの2サイズ展開。マスク面の大きさは一緒ですが、耳にかける紐の長さでサイズ調節しています。一般的にはMは女性へ、Lは男性へ向けたサイズ感になっています。


深澤:「アートマスク」と聞くと一見敷居が高く聞こえてしますのですが、アートの選定やデザインで重視したことはありますか?

Q.  アートマスクのアート選定やデザインで重視したことは?

マスク複数パターン

佐々木つけたときに気持ちが明るくなるようなアートを選択をしています。カラーセラピーにもありますが、身に付ける色によって人は気分が変わります。服だけではなく、これからはマスクもコーディネートのひとつになると思います。
このマスクはリバーシブルデザインになっていますので、コーディネートやその時の気分によってマスクも着替えるようにリバーシブルデザインを楽しんでいただければと思います。

深澤:リバーシブルのマスクってなかなかないですよね。仕事や遊び、服装によって変えられるのも嬉しいです!

深澤:あと、私が今回疑問に思っていたのは「なぜクラウドファンティングなのか」ということです。一般発売ではなく、クラウドファンティングにこだわった理由はあったのでしょうか?

Q.  なぜクラウドファンティングで発表したのか?

佐々木:今までのビジネスのほとんどは予測して量産し、作った商品を売り減らすビジネスですが、クラウドファンディングは生産する前に予約を取れますので、無駄な商品を作らずに済みます。最近はファッションブランドでも残った商品を焼却することで問題になったりしていますが、クラウドファンディングはよりサステナブルな販売方法と言えると思います。加えて共感していただいた方々に、応援という気持ちも含んで購入していただけることで、製作側もより良い商品を作りたいという意欲も出ます。

深澤:なるほど。サステナブルなマスクを作るのに環境を破壊してしまうというリスクが…この面からもサステナブルなマスクであるということですね

深澤:今後、クラウドファンティングではなく、一般的な発売については検討されているのですか?

Q.  今後のアートマスクの販売について

佐々木:クラウドファンディング後は、全国百貨店などでのHERALBONY POP UP SHOPで販売するのと、HERALBONY WEB SHOPでの販売を検討しています。
マスクはこれから一つの生活アイテムになっていくと思うので、ハンカチのように色々なカラーを展開出来ると嬉しいですね。

深澤:春樹さんの考える「今後のマスクのあり方」みたいなものってありますか?望むことなど…

Q.  デザイナー・佐々木春樹の考える「この先のマスクのあり方」「マスクの未来」

佐々木:僕はファッションデザイナーとして20年間服を作り続けていますが、いつも心がけているのは、自分が作った商品を身につける人たちが幸せな気分になる服、気持ちが上がってお出かけしたり友人に会いたくなる服を作ることを心がけています。

そのような商品を作り続ければ、以前買ってくれた方はまたHERALBONYの商品を買ってくれる。その売上で僕たちはまたお客様が幸せになるような商品を開発して販売する。
それは円のように繰り返す「幸せと経済の循環」です。
HERALBONYにはさらに福祉現場で活動するアーティストに、売上の一部を循環するので、そこでも「幸せと経済の循環」が起きます。
さらに地球環境の循環や、地域社会の循環にもつながると、幸せの輪が3つにも4つにも増えていく可能性がある。

僕はHERALBONYでそのような幸せの循環をもった商品・ビジネスをつくっていきたいと考えて行動しています。

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深澤:ファッションデザイナーとして活躍されてきたからこそ、考えられた構想だと感じました。「幸せと経済の循環」。その円を大きくしていけるように、私も頑張っていきたいと思います!
   
春樹さん、お忙しい中、インタビューに答えて頂きありがとうございました!!

アートマスクの詳細はこちら


今回、アートマスクについて佐々木春樹さんにお話を伺いました。
このアートマスクには、マスクとしての機能はもちろんですが、明るい未来をみんな築いていくことのできる、そんな役割のようなものを感じました。


みんなが幸せになるマスク。その輪をつくるきっかけになるマスク。

昨日まで仕方なくつけていたマスクが、明日からはつけたいマスクへ。
「わたしと、社会と、地球と。笑顔をつなぐアートマスク」

ぜひ、応援・ご支援のほど、よろしくお願い致します。

ヘラルボニー 一同

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