ユリカモメ0001

2018年1月

今年から日記をつけてみることにした。
ぼちぼちと。書かない日もあると思うけど。

5日、6日

4日に荒れ狂って発散したためか、
シェフはこの2日間何となく穏やかだ。

反省しているわけではなく、済んでしまったのだ。いったん。

ずっとこの繰り返しなので、改善は期待できない。
私としてはただ振り回されないように
自分の心を荒らすことがないように……

私には仕事とは別の心の世界がある。何か表現して発信できる。
交流や交友がある。プロジェクトの仲間もいる。

ときどき、シェフは
パソコンなんか捨てちまえ!と怒鳴ることがある。
ケータイもパソコンも使えないアナログなシェフ。
店の宣伝もパソコンを使って
これまで私がやってきたというのに……

おそらく寂しいのだ。かまってほしいのだ。
自分ができないツールで私が誰かと交流するのが
くやしいのだ。

だからといって
駄々っ子にべったり相手してあげられない。

今日、シェフはちょっと面白いことを言っていた。

「おれには裕太や〇〇がいるんだよ。」
近所の幼児さんの名前を3人ほど挙げた。

「おれには友だちはいないけど、あの子たちがいる。あの子たちが大きくなって、ああここにおじさんの店があったなって思い出してほしいんだよ」

「おれはもう終活考えてるんだ。どういうふうに店を終わらせるかって」

「痛風になってから弱気になっちゃったよ」

ああ、去年の暮近くに初めて痛風の発作が出て痛い思いをしたもの。

ああ、そうですか。

私は第三の人生が待ってますから。

そう言っておいた。


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