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のどが痛いときに

のどが痛くなると、風邪の前兆だな、と感じます。いわゆる「のどからくるタイプ」です。 人間は呼吸せずにはいられないので、どうしたって鼻を通る空気に乗って、いろいろなものが鼻からのどへと入り込んで来ます。このとき、鼻水が出て、ウイルスやら花粉やらを押し出してくれればいいんだけれど、自分はここの免疫が関門とならず、のどまで「敵」がやって来てしまうようです。 のどが痛み出したときに、すかさず飲んで効くことが多いのは「銀翹散」。 タイミングが合うと、ピタリと症状が止まります。そうなる

    • ますます植物への依存が深まる時代へ

      「植物は〈知性〉を持っている」というズバリのタイトル。 光を求めて動くとか、根っこは土中の細菌と栄養のやりとりをしているとか、植物のそういった働きを「知性」と呼ぶとすれば、確かに知性を持っているといえそうです。 化石燃料も元を正せば太古の植物であったり、食べ物の大半が植物だったり、酸素の供給を植物に頼ったり。人間は植物なしでは生きられないのに、どうして植物を見下すのか。著者のそのような問いを改めて考えてみると、確かに「雑草のように」とたとえたりして、無自覚のうちに、植物を少

      • 当たり前が利益を生み出す、を信じてみる

        会社も、40年以上続くと創業者も年老いて、後継者がはっきり決まっていなければなおのこと、迷走が始まるところが多いのでしょうか。トップが迷走すれば、その下で働く人たちも迷走し、会社そのものが漂流してしまいます。そこにコロナ禍が重なり、日本の中小零細企業の中には、行き先がよくわからなくなってしまっているところが多そうです。 赤字企業が黒字化するために必要なことが、この本で言っているような、「当たり前のことをやる」ということであるなら、結構多くの赤字企業が立ち直れるのではないでし

        • しょぼくなくしょぼい

          えらいてんちょうさんの『とにかく死なないための「しょぼい投資」の話 お金がなくても生き抜こう』が書店で平積みになっていて、表紙のイラストが北村人さんだったのもあって、買ってしまいました。「投資」なのに「お金がない」のね。それはどういうこと? とついつい。河出書房新社さん、タイトル勝ちですね。 というより、著者の「えらてん」さんのことを、今日まで知らなかったので、全然表紙からは内容が想像できなかったのですが、読んでいくうちに、あーそういえば書店店頭で『しょぼい起業で生きていく

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        • 仕事つれづれ
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          ウー●ーイーツの悲しみ

          中学生の息子が、流行りのウー●ーイーツを使って、ファストフードではない美味しいハンバーガーを晩御飯に食べたい、とリクエスト。そこで、専門店らしきお店を選び、ポテトフライとドリンクのセットでそこそこお値段が張るのを3セット注文。 アプリでは、配達する人の移動状況がリアルタイムで確認でき、「あ、近くの踏切待ちだ」「家の前に着いた!」などとワクワクしながら待ちました。 さて、無事届いたセット。箱を開くと、あれ、ドリンクが見当たりません。どうでもいいようなドリンクではあったけれど、

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          縁食

          藤原辰史さんの新刊は「縁食論 孤食と共食の間」(ミシマ社)。 子ども食堂の活動に随分言及されていて、藤原さんらしい、子どもへの愛を感じました。同時に、藤原さん、食べることがおすきなんだなあ、と、食をめぐる記述を読みながら思いました。そうじゃなきゃ、「食」をテーマにした研究なんかしないか…。 個人的には、藤原さんと、松村圭一郎さんと、デヴィッド・グレーバーさんという3者のお名前がこの本の中で並んでいることがちょっと嬉しかったり。「食べるために働く」ということが、ベイシックイン

          テレワークする側のこころえ

          コロナ禍でテレワークがスタートして慌てた口ですが、編集業はもともと相性が良いことと、それなりにクラウド化を進めたり、グループウエアもどきを模索していたため、ほぼ通常運行ができました。 一方、同じ会社の営業、店売部門、飲食部門、通販やカスタマー業務などは、もともとテレワークへの指向性が乏しかったので、ほんとうにとってつけた形になってしまって、「ついでに面倒見て」と言われたものの、整備すべきことが多すぎて、全く手におえません。会社全体の運営に関わるようになって2年。他事業部のこと

          テレワークする側のこころえ