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中小企業診断士1次試験は7科目

先週の土日は令和3年度の中小企業診断士1次試験日であった。

診断士勉強アカウントのTwitter上では、今年の受験生の一喜一憂のツイートでお祭り状態になっている。経験者として受験生の気持ちは痛いほど良く分かる。

一昨年までの私にとって夏は診断士1次試験の季節であった。

それまで4年連続でトライしていた大好きな富士山登山を封印し、ひたすら1次試験勉強に取り組んでいた。

毎回試験が終わるや否やネットをググり解答速報や公式解答と問題用紙のメモを目を皿の様にして見比べて一喜一憂していたものだ。

白状すると、実は15年くらい前に完全なる冷やかしで1次試験7科目をノー勉強で受けたことがある。本当にさっぱり解らず、どの教科も10点も取れなかったと思う。

2015年に何故か思い立って経営法務の参考書を購入し、その1科目のみ受験してみた。自己採点で59点。ちゃんと勉強すれば行けるかも?と安易に考えていた。

2016年2月、岡山でも中小企業診断士対策のリアル授業が受けられるTACの1.5年コースを見つけた。速攻受講料を振り込み本格的に勉強を始めた。

2016年は暗記3科目のみ受験。3科目とも惨敗。

この年は情報システムが爆弾科目。得点調整が4点付いた。

2017年は経済学、情報システムに科目合格。

2018年は運営管理、中小企業経営・政策に科目合格。

この年は経営法務が爆弾科目。得点調整が8点も付いて国家試験として如何なものかとの話も出たほどだった。

2019年は残りの企業経営、財務会計、経営法務を受験。あと2点足りずでまた振り出しか、、と嘆いていたら何故かクリアしていた。

ちゃんと勉強らしきことを始めてから足掛け3.5年。ようやく1次試験突破。

試験科目が7科目もあるなんて、私学短大狙いで、共通一次試験すら受けていない(今のセンター試験も名称変わるんですよね)私には、脳みそから湯気が出た試験である。50代にもなると物覚えも格段と悪くなる。

中小企業診断士試験って何て難しいんだ! 7科目もあるし、問題文も答えの選択肢も何言ってるのかわかんないの多いし、こんな試験いつ突破できるかわからない…。

夏が来るたびそう思っていた。

1次試験突破に時間がかかった一番の原因は何かと言えば、やっぱり勉強不足に尽きる。

最初の2年間はTACの授業に出ただけで、勉強した気になっていた。過去問マスターすらまともに取り組んでいなかったのだから。

合格率20%の試験を舐めていたのだ。

そして2019年2次試験、初受験。

BBABで惨敗。

答えが書いてあってその中から選ぶだけの1次試験って何て簡単な試験なんだ!

1次試験と2次試験は全くの別物だった。

2次初受験時は1次知識を2次試験にどう使うかすら解ってなかった。

2020年、2次試験対策でAAS名古屋の鷺山先生に出会い、この試験の本質を知ることになる。

2019年、まぐれで受からなくて良かったとしみじみ思う。

あと諦めなくて本当に良かったと心から思う。














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