“そこにないものを探し続けろ“

『最高の人生のはじめ方』

最近見た映画です。


2012年の作品です。
モーガン・フリーマン演じる、偏屈な元著名作家モンテ・ワイルドホーンが夏の間湖畔のキャビンで過ごした際のお話でした。
近隣に住む三姉妹をもつシングルマザー家族とのやりとりを穏やかに描いた心温まる話でした。
この映画ではいくつもいい言葉が出てきましたが私が最も心惹かれたのは、

“そこにないものを探し続けろ“です。


三姉妹の次女であるフィンがモンテから物語の作り方を教わるシーンが描かれています。
フィンは話の中で、母親から3つの言葉を学び、意味を理解するようにという課題を出されますが、選んだ3つの言葉とは「想像」「インチキ」「師匠」モンテの授業で学んだものでした。

毎日モンテのところに訪れ授業を受けますが、フィンにモンテは

“そこにないものはなんだ?“と尋ねます。

“想像力を使うんだ。人類がもつ最も強い力をね“

フィンはだんだんとその意味を理解し始めます。
するとそこにいないはずの主人公が動き出します。
どんな状況?心境?なぜそこに?どこに行こうとしてる?
初めて物語を作ることができました。

とても心が躍りました!
私の生業としている東洋医学でも同じことが言えます。

東洋医学とは“気・血・水“の流れがどのように流れているのか?どんな異常を起こしているのか?を読みとり体の状態を把握します。
そして、その流れを正常に流す事により体は良い方向へと向かうという考え方です。

ちなみに鍼灸師は経絡という“目に見えない体の中を走る「川」“をイメージし、滞りのある「ツボ」に刺激を加え流れを整えます。

その時、体はどんな反応をするのか?どのような流れになっていくのか?偉大な先生ほどこのイメージ力が強く感じています。
そして、東洋医学を勉強していくこととは、この“想像力“を膨らませていくことだと感じていました。

何かものを作っていく時もそうです。
想像力を働かせ、誰が?どのように使い?どんな顔をしているか?何に困っているのか?どうなりたいのか?これが想像できる人間こそ新しい何かを作っていけるんだと感じます。

私はよく、なりたい自分を想像します。
その時に何ができるようになっているのか?どこで暮らし、そこで誰と会話し、毎日どんな気持ちで生活しているのか?どんどんと想像が膨らんできます。

すると、やりたいこと、やらなければならないこと、いろんな感情が出てきました。

人生は面白いものです。

一度の人生、想像力を膨らまし、できる限り

“ 最高の人生を作りたい “と心から思いました。

以上になります。

映画の感想は初めてかきました。同じものを見ても、いろんな見方ができるのが人間の面白いところだと思います。
他の方がどんな感想をお持ちなのか聞かせてもらえたら私も嬉しいです。よろしかったらコメントよろしくお願いします。

つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。

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