ゲームが下手くそな話

小学生の頃、ちょうどWiiが発売された。
ゲーム好きの叔父がたくさんソフトを買ってきて、遊ばせてくれた。
ところが、いつまで経ってもストーリーが進まない。ステージが追加されない。クリアができない。
そう、絶望的にゲームが下手なのだ。

ゲームが下手すぎて、小中学生の頃は苦労した。
特にスマブラに関してはいい思い出が全くない。
なぜ、スマブラ経験者は初心者を前にすると「とりあえずやってみ」と何の操作方法も説明せず参戦させるのか。
どのコミュニティに属しても必ず同じ経験をした。
まず、自分のキャラを見失う。気づいたら自ら身を投げている。あのパーセンテージは何なのか。
何一つ理解できないまま戦いは終わる。
彼らは一体何が楽しくて「もう1回!」と意気投合するのか。全く分からない。
私は居心地が悪かった。

どうしてこんなにゲームの才能がないのか。
小さいおつむながらにとても悩んだ事がある。
IQがどうしようも無く低いのだろうか。
成績は低空飛行だけどゲームはできるあいつ。
成績トップでしかもゲーム大好きなあいつ。
ゲーム好きでもいろんなタイプがいた。
私は何が違うのだろうか。
あんまり考えると闇の精霊を呼び出しかねないので、きっと不器用の延長線なのだろうと思うようにした。

そんなゲーム下手な私でも唯一続けている作品がある。
どうぶつの森である。全シリーズプレイしてきたが、今続けているのはポケ森だ。
どうぶつの森は平和だ。
可愛いどうぶつたち。お洒落な家具。楽しいイベント。
難しい要素がひとつもない(こう書いてしまうとやっぱりIQが低いのだろうかと思ってしまう)。
そして、そこまで連続ログインを迫ってこないので、気楽に戻って来られる(某グランドオーダーの2年半にも及ぶ連続ログインが途切れた時、私は二度と戻って来られなかった)。
モチベーションしかない。
仕事に追われる中、ポケ森を開くと一息つける。
今年、ついにポケ森友の会に入会してしまった。
パートナーはナイルちゃんだ。かわいい。
絶望的にゲームが下手な私でも楽しめるゲームがあるのはありがたい。

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