エッセイ:面白い友人
最近はそうでもないが、子供の頃何故かよく“見えてはいけないもの”と遭遇した。
いわゆる都市伝説とか、怪異とか、なんかそういう感じの名称で呼ばれるものだ。別に霊感があるだとかなんだとか変わった部分はおれ自身には一切ないのだが、2、3歳の頃はよくケサランパサランを追いかけまわして迷子になるメルヘン幼児だった。
一番恐ろしい思いをしたのは小学3年生の頃。体格だけはジャイアンだがキャラは完全にのび太だったおれは陽キャのクラスメイト達数名に無理やり肝試しに連れていかれた。場所は校舎の