半分ろうそくPDCA【毎週ショートショートnote】
大きく分けて二種類あるマンダラの内、
金剛界の成身会(じょうじんね)一区画の話をしたいのだが、
大日如来を中心にして東西南北の四方向に、
四体の如来が位置し、
実はざっくり言うとこの世をPDCAサイクルで回している。
阿閦如来(Plan) 嬉しさ 香
宝生如来(Do) 誇り 華
阿弥陀如来(Check) 歌(声) 灯
不空成就如来(Act) 舞(技) 浄
大日如来から祝福として先の四種を頂けるので、
如来達からもお礼として後の四種を返す流れだ。
そしてごく個人的な解釈だが私は、
阿弥陀如来が従えている、
金剛語菩薩のお力を頂けていると思われるので、
神社仏閣を訪れる度に、
なるべく灯、つまりロウソクを捧げる事にしている。
あくまでも常日頃頂けている分に対するお返しの意識だ。
この世を回すサイクルの、
阿弥陀如来に割り当てられた範囲の、
さらにお返しの分、つまりは、
半分ろうそくになる。
(410文字)
あくまでも私の感覚に基づく解釈ですので、
仏教教義として正確な文言等を知りたい方は、
「五智如来」で検索下さい。
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