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ハワイ移住生活記34 夜景大好き人生

わたくし、夜景が大好きです。いつからなのかわかりません。バンドをやっていた高校時代は、夕方になると海岸線へ行き、太陽が落ちるのを眺めていました。あ、海岸線といっても、横浜とか神戸とかのカッチョいい港ではありません。人口3万人の小さな港町の海岸線です。

太陽が落ちると町には灯りがつき始め、当時のわたくしにとっての夜景が広がります。広がるといっても、ほんまにちょろっとです。近くの小さな展望台から眺めたことがありますが、真剣にやれば、灯の数は数えられそうでした。

ちなみに、その小さな展望台は、1978年の夏に地村夫妻が北朝鮮の工作員に拉致された場所です。当時は拉致とは言われておらず、行方不明のカップルみたいな貼り紙があったように思います。

高校を出て大阪へ行き、まずハマったのは梅田にある阪急グランドビルでした。まだ阪急梅田ビルなんかありません。日が落ちてから阪急グランドビルの32階へ行けば、大阪の夜景を見渡せました。

何を考えていたかなんて細かいことは覚えてません。夜の飲み屋でバイトを始めた頃も、仕事が終わって最終電車までの時間があれば、阪急グランドビルの32階へ行ってました。

東京でバンドをやっていた頃は、新宿センタービルの最上階でした。高いところが好きなので、東京タワーも池袋サンシャインシティも行きましたが、お金がなかったので、入場料が必要なところは何度も行くことはできません。で、新宿の高層ビルを全部廻って確認しました。

ほとんどが会社のビルです。でも、当時のわたくしはまったくわかっていませんでした。展望台を探して入っていって、受け付けのおねーさんに、「お約束はありますか?」とか「どの部門をお尋ねですか?」とか言われて、真っ赤な顔をして撤収しておりました。

サラリーマンになって、子持ちになって、ちょっと夜景のことを忘れていました。それが、モーハワイ☆コムというハワイ情報サイトを立ち上げ、ハワイに住むことになって、完全復活してしまいました。

当時のハワイ(2000年)は、日本に比べてとてもガソリン代が安かったのです。1ガロン=$1.65とかでした。1ガロンというのは、約3.78リットルですから、日本のガソリンスタンドの表示に置き換えると「43円!」って感じでしょうか。

ほとんど毎晩ドライブに出かけていました。空港の海岸線とかノースショアへ続く道だけでなく、高台の住宅街の端っこまで行きました。当時のデジカメは今ほど高性能ではありません。何回撮っても真っ暗。灯りを撮ることができてもお化けみたいです。途中で撮ることは諦めて、夜景を見て楽しむだけになりました。

当時のハワイの夜景は独特でした。夜に見えているのはほとんどオレンジ色の街灯です。家がないのではなく、家の灯りが街灯より弱いために、夜景では消えてしまうのです。なので、遠くから眺めると、オレンジ色の点々が、住宅エリアと道路があるところだけに並びます。地図をそのまま見ているような感じ。

どうしてハワイの夜景はオレンジ色なのか。いろんな理由を聞いたことがあります。こんな理由がありました。
帰還するNASAの宇宙船が何かの手違いで本土に戻れない時、ハワイのあたりに不時着する。その時に見間違わないようにするため街灯をオレンジ色に統一している。ほんまかどうか知りません。わたくしはハワイの夜景が好きなだけで、それがオレンジ色な理由はどうでもいいのです。

よく、「夜にドライブなんかしてるんですか!危ないですよ!」と言われました。よく言われたので、本当に危なかったのかもしれません。でも、まったく危ない目にはあってないので、単なる悪い噂やったのかもしれません。

911のテロがあり、その後、ガソリンの値段が急激に上がりました。$1.65が、最終的には$4.55くらいになりました。倍以上です。

そこから夜のドライブへ行く数は減りました。正確に言うと、しょっちゅう行けなくなりました。ガソリン代だけではなく、いろんなモノの物価が上がり、気安くドライブできなくなってしまったからです。

そして、モーハワイ☆コムを辞めると同時にクルマも無くなりました。クルマは社用車やったからです。そこからまた、夜景は見ない、というか見れない生活が始まりました。

再婚して新しい家を探すことになり、とは言っても、ワイキキの家賃はめちゃくちゃ値上がりしています。2000年にひと月$950.00やったコンドミニアムの家賃が$2000.00になってたりします。なんじゃそら!

家賃が少しは安いエリアに住みたいところですが、3回目の手術の後、杖をついて歩かねばならなくなったわたくしも、英語が話せず不安いっぱいの嫁も、やっぱりワイキキしかないなあ、ということになり、現在のコンドミニアムに決めました。

このコンドミニアムを見つけてくださったのは、くりふさんです。ゆっくり探してる時間がなかったので、住めるとこが見つかったらそれでいい、と思っていました。何軒か見てまわり、そしてわたくし今は、古い建物ではありますが、ホノルルの住宅街を180度見渡すことができる、とっても見晴らしのいい素晴らしい部屋に住んでいます。で、毎晩、夜景を見まくっています。

人生、山あり谷あり。

。。。。。。。つづく

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1967年生まれのおっさん。ハワイスクープ編集長。旧モーハワイ☆コム編集長。33歳からハワイで暮らすが英語力は小学生以下。ハワイについて書いた本18冊。福井県若狭地方出身、エセ関西人。脳腫瘍の手術3回、死にかけた事故3回。https://henashun.com/