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ハワイ移住生活記37 スターオブホノルル

去年出させていただいた、
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へなしゅんの「オアフ島へ行こう!」
https://amzn.to/2PyJw1E
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は、わたくしの個人的な主観だけでオアフ島を紹介させていただいてる本です。「現代ハワイを体感しよう」というページで紹介させていただいたのは以下の3つ。

・クリスマスイルミネーション(クリスマスシーズンの住宅街のイルミネーション紹介)
・スターオブホノルル(オプショナルツアーの紹介)
・スワップミート(アロハスタジアムのフリーマーケット紹介)

クリスマスイルミネーションと、スワップミートは絶対に紹介したかったです。なので、紹介するオプショナルツアーはひとつだけになりました。これをご覧になられた方から、スターオブホノルルから「広告費とか貰ってるんですか?」というご質問をいただきました。オーマイガッ!

わたくし、ハワイへ上陸して20年、WEBサイトとか独自のガイドブックとか、いろんなメディアでいろんなことを書かせていただいていますが、お金をいただいて編集記事を書いたことはありません。お金をいただいて書くのは広告だけです。しかも、バカ正直なので、広告でも、必要以上に持ち上げて書くことができません。PRになってないやんか!と叱られたこと多数。まったく儲けられません!(涙)

そんなことはどうでもよくて。今回は、なぜ、スターオブホノルルだけ載せさせていただいたのか?という話を書かせていただきます。

ちなみに、スターオブホノルルというのは、ワイキキ沖を往復するちょっとした豪華客船です。いろんなコースがありますが、本で紹介させていただいたのは、アロハタワーマーケットプレイスから出航してワイキキ沖まで行き、ダイヤモンドヘッドの手前で折り返して帰ってくるサンセット・ディナークルーズです。船の中でディナーをいただきます。

オアフ島には、テーマパークのような施設がいくつかあります。でもって、刺激的な体験ができるツアーもいっぱいあります。そして、こんな仕事をしているので、わたくしは、ほとんどのオプショナルツーを体験させていただきました(あ、怖いから、スカイダイビングはやってませんです)

オプショナルツアーというのは、非日常の体験ができるかどうか、が、ポイントやと思っております。なので、通常では見れない風景を見ることができるかどうか。これは重要です。次に、どんな人でも楽しめるかどうか。小さな子どもからお年寄りまで、そして、わたくしのようなちょっと障害がある人間でも楽しめるか。

最後に、絶対に忘れてはならないのが「天候」です。雨が降っても、風が強くても、寒くても、とにかく楽しめるオプショナルツアーを紹介したい。その結果、スターオブホノルルとなりました。

※超嵐の時は中止になりますけどね。

先ほども書きましたが、わたくし、ハワイでWEB編集を20年やっております。スターオブホノルルには何回乗ったかわかりません。現在のわたくしは、杖をついて歩く「運動できないおじさん」です。が、そうじゃなかった頃から乗っています。でもね、飽きないんです。

まず、さっきも書きましたが、スターオブホノルルは、アロハタワーマーケットプレイスから出航します。フラで出迎えてくれて、なんとなく気分が盛り上がりながら乗船します。

出航が近づくと、まず、席にサラダが運ばれてきます。ディナーはいきなり始まります。が、わたくしは席を立ち、最上階の展望デッキへ上がります。船がアロハタワーを離れる様子を眺めるためです。

かつてここに日本からの移民が到着しました。移民たちはどんな気持ちでアロハタワーを眺めたんやろうなあ?と思いますが、日本からの移民が禁止されたのは1924年。アロハタワーが完成したのは1926年。移民たちが上陸した頃は、アロハタワーはまだありませんでした。

昔はアロハタワーは無かったんやもんなぁ。もっと寂しい港やったんやろうなぁ。移民たちはどんな気持ちで上陸したんかなぁ。

スターオブホノルルは静かにアロハタワーから離れていきます。日没前です。天気がいい時は、空がオレンジ色に染まり始めます。天気が悪い日はグレーの空間の中に、アロハタワーが浮かび上がっています。そして、後ろに見えているビルやコンドミニアムが、パラパラと輝き始めます。

船は静かにサンドアイランドを越え、沖へ出ていきます。ダイヤモンドヘッドが海の上に現れ、その手前に、ワイキキのホテル群がバラバラっと散らばります。

晴れている日は太陽が水平線に近づき始めます。あ、いや、夏と冬では日没時間が違います。食事をしながら、日没時間を見計って展望デッキへ向かいましょう。

そうそう、わたくしは甲殻類が苦手です。何も言わなければクラスによっては、ロブスターなんかが現れたりします。甲殻類は食べたくない場合は、前日までに「ロブスターをサカナに変えてくれ!」と、連絡を入れておきましょう。

あ、クラスって書きましたけど、これはクルーズのレベルというか、豪華さの違いの意味です。スリースターとかファイブスターなんてのがあって、ファイブスターはドレスコードがあったりします。出てくる料理も豪華です。

わたくし、杖をつくようになってから、サーフショーツでウロウロすることはなくなりました。なのでいつでもファイブスターに乗ることはできます。が、贅沢すぎるから、わたくしはスリースターがいいかなあ。

食事は美味しいですが、わたくしはやっぱり、食事よりも眺めを気に入ってるように思います。海岸線ギリギリに、背の高いホテルがいっぱい並んでいます。なんとも不思議な風景。そして、その横に、これまた海岸線ギリギリまで山が突き出しています。ダイヤモンドヘッドです。

食事の後、クラスによって、ライブ演奏とかダンスショーとかが始まります。が、わたくしは最上階の展望デッキへ登って夜景を眺めます。

ホテル群は、夕陽を浴びてオレンジ色に染まっていたり、暗闇の中に浮かび上がるように点灯していたり、雨の中に霞んでいたり…。

ううむ、書いてたら、また乗りたくなってきたし。

。。。。。。。つづく

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