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ハワイ移住生活記32 ハワイの花火

ハワイ州では、花火をすることが禁止されています。が、許可されている日が年に3日だけあります。

◼︎中国の旧正月/太陰暦(旧暦)に基づくので毎年違います。1月〜2月の間
◼︎独立記念日/7月4日
◼︎大晦日/12月31日

ワイキキのヒルトンでは、毎週金曜の夜に花火が打ち上げられていますが、あれはお金を払って特別な許可をとってるそうです。

※ワイキキ沖で長岡花火があったりしますが、ああいうのも特別許可をとってるそうです。

中国の旧正月、独立記念日、大晦日。いずれも、日頃禁止されている花火が許可されている日なので、それぞれ、街のあちこちで花火が上がり、バンバカ大騒ぎになります。

中国の旧正月はチャイナタウンの爆竹が印象的です。独立記念日は、米軍エリアなんかでも花火が上がります。観光客にとって身近に感じるのは、アラモアナビーチ、マジックアイランドでの打ち上げ花火でしょうか。

が、やっぱり、一番すごいのは大晦日だと思います。大晦日はワイキキ沖で花火が打ち上げられます。12月31日から翌年1月1日にかけて、ワイキキビーチ沖(海上)でバンバカ花火が上がるのですが、わたくしが今年、一番すごいと思ったのはこのワイキキ沖の打ち上げ花火ではありません。

その昔、わたくしがまだクルマを運転していた頃は、よく住宅街を探索しに行っていました。あ、これは15年くらい前の話です。ワイキキ沖で上げられる花火は観光客のため、みたいな感じなのです。ハワイの住民たちは、自分で花火を買い込んできて、自宅周辺で花火大会を行います。幹線道路から一本奥の住宅街を走ると、そこではバチバチと火花が散っていたりします。

火花が散るぐらいならいいです。住宅街なのに、その上空にバーン!バーン!と打ち上げ花火が上がります。次々上がるので道路は煙っています。川沿いとか海の近くではなく、住宅街のど真ん中なので、火事にならないのか心配になります。が、人々はまったく気にせず、家の前で花火を上げまくっていました。

クルマを運転しなくなって、住宅街の花火を見なくなって約5年。そういう風景を忘れていました。で、2019年の大晦日は、嫁と一緒に、ハワイ・アーミー・ミュージアム前のビーチで、年越しの打ち上げ花火を眺め、なんだか年々花火が大人しくなっていくなあ、と思っていました。

コンドミニアムへ帰ってきて、仕事をしていたら、嫁がスマホを見ながらなんだか興奮しています。スマホからは激しい爆裂音がしています。何を見ているのか?

見せてもらって驚きました。それは、住宅街での年越し風景でした。クルマを運転していた頃に見ていた、住宅街の中での打ち上げ花火風景。花火の炸裂で住宅や人々の姿がチカチカと映し出される、なんとも異様な光景です。え?と思って確認したら、よく知っている人の instagram でした。知ってる人の頭の上に花火がドカンドカンと上がって、そして火の粉が降ってきます。めっちゃ怖い!

「こんなのもあったよ」
もうひとつ見せてくれたのは、別のエリアの年越し花火風景でした。視界に入る住宅の全てから打ち上げ花火が上げられています。うぐぐ!すごい!わたくしがクルマを運転していた頃に見た住宅街の打ち上げ花火のレベルを軽く超えています。

ハワイの住宅街での年越し花火(個人がやってる打ち上げ花火)は、こんなに過激になっていたのか!

※ちなみに、花火をしていい日ではありますが、上限というか決まりごとはあるそうです。なので、みなさん、ちゃんと許可をとっているかどうか、ちょっと怪しいかもしれません。

はっきり言って、こんなに騒いで、そこから得るものは何もないのかもしれません。でも、元気炸裂!というなんとも言えないパワーを感じます。上手く説明できないけど、なんだか嬉しくなって、そうかそうか、と上機嫌で新年を迎えたへなしゅんでありました。

今年もどうぞよろしくお願いします。

。。。。。。。つづく

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