私の『終の棲家』

私は転勤族ではないのですが、根無し草というか、飽きっぽいというか、5年～10年に１回は引っ越しをしていました。

特別に引っ越しをしなければならない理由がある訳ではなく、ただ、なんとなくです。
実家⇒文化住宅⇒アパート⇒戸建住宅⇒マンション⇒戸建住宅⇒マンション⇒戸建住宅⇒マンション
42年間で8回引っ越しをしました。
内1回は関西から関東に転勤になり引っ越ししたのですが、戸建住宅を買って半年後のことでした。

私が勤めていた会社は中小企業で、それまで転勤はなかったのに。
家を買うと転勤になるって本当ですね。
それとも会社の意地悪？

60歳を超えて、終の棲家を考えるようになりました。

関西か。関東か。
関西には親がいるし、関東には子供が所帯をもっているし。

さほど迷いもなく、関東にしました。

関東のどこにするか。
23区内は経済的に無理。
できれば通勤圏内の神奈川。
関西方面にも近いし。

賃貸か。持家か。
住宅費については、どちらも同じようなものと思い、老後の住宅難民にならないようにと持家にすることにしました。
持家といっても1700万円程度の中古住宅という制限があるので、見つかるのかどうか。

戸建住宅か。マンションか。
耐震、セキュリティー、維持管理費、駐車場代、自治会等、想像してみましたが、一長一短。

これまでの経験上なのですが、中古の戸建住宅の冬はとてつもなく寒い。
年寄には寒暖差が厳しいだろう、ということでマンションに決定。

などといろいろ考えてはみたものの、条件に見合う物件があるかどうか。

幸い、住宅購入を急ぐこともなかったので、ゆっくり探すことにしました。
が、予算内で買えるマンションはなかなかないものです。
しかも。犬一匹付き（その時は）
もちろん、駅からバス20分くらいまではOKにしています。

2年ほど探して、条件に合うマンションと遭遇。
但し、通勤時間は1時間30分。

会社勤めも先がみえているし、ということで決めましたが、考えが甘かった。
通勤で体力気力の1/3は削られます。

近くにスーパーはなく、コンビニが1軒。
近くに知り合いもいませんが、夫婦仲良く、なんとかなるような気がしているのは、私だけかも。

知らんけど。