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raytrektab導入メモ

5月中旬にドスパラのWindowsタブレット raytrektab(DG-D08IWP)を購入、そろそろ1か月ということで今さらながらレビューと導入メモを置いときます。
※DG-D08IWPは自分の購入直後、5/20頃には販売終了となっていたようです。導入時の諸々は10インチ版でも大きく変わらないと思いますので参考になれば。

昨年の夏コミで液タブ(Cintiq13)を導入後、もうちょっと取り回しのいいタブ環境ほしいよな…と思いつつraytrektabの存在を知ったのは今年に入った頃、10インチ版の体験イベント告知だったように記憶しています。
連休前あたりからPCの前で買うた止めた音頭を踊りまくっていたわけですが、5月中旬に所用での大阪行きが確定して「これを機に導入してみるか」でえいやっと購入。届いたのが出発前日というドタバタぶりの中、最低限のセットアップだけ済ませて持ち出しました。
既に10インチ版も発売してたのに何で8インチ?という疑問もありそうですが、ドスパラ店頭で試用してみた結論としては価格と機動性かな?ということで。
あと、初手からiPadを選択肢外にしてたのはクリスタが月額課金だったのとファイルのやり取りが煩雑そうだなというとこですね。自宅には作業用のファイル鯖立ててるし、無線LANのAPもあるので分かりよい方が良かったのです。

【ざっくりどんなタブか】

ドスパラで販売されているWindowsタブレット「Diginnos DG」シリーズのクリエイター向けバージョンという位置づけになるかと思います。基本仕様はそちら(http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=17&mc=8536&sn=0)に準じますが、最大の違いはワコムタブレットの搭載。サイズはさておき、これで液タブと同等の書き味を実現したのがraytrektabの最大のウリというわけです。
これにクリスタdebutのライセンスコード同梱で「ワコムタブレットでクリスタを使う」ことに全振りしたハードとは言えるかもしれません。

【あわせて買いたいもの色々】

導入にあわせてこんな周辺機器・アクセサリを確保しました。以下、本体&購入物。

画像1

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・8インチタブ用ケース
アキヨドで適当に見繕いました。ブックカバータイプのとどちらがいいかと迷いましたが、使用時の取り回しを考えると持ち運びの際にしまっとけるやつということでバッグ型に。モバイルバッテリーも入れておけます。
・液晶保護シート
保護シートは購入時既に貼られていますが、グレアタイプなのでいまいち気に入らない/同梱でペーパーライクシートも付いてくるのですがこちらもグレアタイプらしい…ということでvis-a-visさんのアンチグレアシート(https://www.miyavix.co.jp/products/brand/original/25877.html)を別途購入。ぎらつきも落ち着くので個人的には良い買い物でした。
・MicroUSB-USB(メス)ケーブル
ドスパラ公式のY字ケーブル(http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?ic=444875)を本体と一緒に購入したのですが、使用時は外部電源必須なので要注意です(うっかり説明を見落としていた…)。後日単体のケーブルも購入しました。
・16GBUSBメモリ
回復ドライブ用に購入。どうやらUSB2.0のもの推奨らしい。

【初期導入メモ】

まずはWindows10の初期設定から。できれば充電後にやった方がいいかと思いますが、時間のない中での導入作業となりましたのでAC接続してどんどん進めます。
実はWin10のセットアップやるのは初めてなんだよな…と思いつつもCortanaの指示通りにやっていけば特に問題はありません。
なお、ネット接続が必要になるのでWi-fi環境は必須。MSアカウントのない人はメアドの準備も忘れずに。

本当はセットアップ直後にやっておきたい回復ドライブの作成ですが、電力事情の問題により後回しに(えー

Win10は1803でした。タッチキーボードが出ないというタブレットでは致命的な不具合があるためアップデート必須。作業時点の最新版は1809、こちらではその不具合は解決しています。
なお、アップデート前のキー入力は簡単操作からスクリーンキーボードで(やや使い勝手は悪いものの)回避可能です。USB経由で物理キーボード接続という手もありますが…。

クリスタdebutは同梱の紙にURLの記載がありますのでブラウザからアクセスしてダウンロード。シリアルはセットアップ後最初の起動時に入力します。

夜の間にフル充電して早朝から回復ドライブの作成開始。具体的な手順はドスパラ公式にもFAQがありますのでそちらを参照(http://faq3.dospara.co.jp/faq/show/7136?site_domain=default)。3〜4時間コースになりました。
この作業でY字ケーブルを使いましたが、USBメモリに書き込みつつ充電だと本体にはあまり充電されないぽいので注意。

※充電周りでさらに注意事項。本体付属のUSBケーブルが2.0A対応のもののようで、他のケーブルを使うと充電に時間がかかる可能性があります。

ここまでやってひとまず大阪行き。

【もろもろ設定を煮詰める】

以降は絵描きもやりつつ気になるところを煮詰めていく感じになります。とはいえ弄る部分もそう多くはないので…。

・保護シート貼り直し
前述の通りvis-a-visのアンチグレアシートに変更。タブレットペンの芯は通常/エラストマー/フェルトの3種類が選べますが、個人的にはノングレアシートだと通常芯が一番使いやすく感じます。
・ログインをMSアカウントからローカルに変更
MSアカウントのパス入れるのめんどい…ということで変更。PIN入力に切り替えられるので楽になります。どっちみちOneDriveとか使わないので。
・省電力周りの設定見直し
各種レビューでも言われているようにバッテリーの保ちは非常によろしくないため、絵描きに影響のない範囲でなるたけ省電力側に振っていきます。
・ペン周りの設定
「ペンの使用中はタッチ入力を無視」をONに、これはマスト。「視覚効果」もうざいので切っといた方がいいと思います。
・ディスプレイの色調調整
helさん配布のカラープロファイル(http://hel.hatenablog.com/entry/2018/02/10/172929)を適用しています。あくまで体感ですが原色には近くなったかな?
・クリスタ設定
実は筆圧調整以外はほぼデフォルト設定で使っています。ツールパレットの配置も好みはいろいろあると思いますが、「タブレットの最適配置」で設定される初期状態(ツールパレットが左寄せされる)が誤タッチも少なく一番使いやすいのでは、というのが個人的な印象。あ、スタートメニューにはクリペ直でピン留めしています。インストールしてもクリスタのポータルの方しか設定されませんので。
・クリスタのバージョンアップ
メイン機(Mac)ではEXを使っているのでPROくらいは買った方がいいのかな…と思っていたところ、Win/Mac関係なく2台まで1ライセンスで使用可能との話を聞いてMac版のシリアル入れたらあっさりEXになりました。ちなみにFAQにもあった模様。

CLIP STUDIO PAINTのよくある質問 インストール/動作環境「複数台の端末 / 異なるOSでも使用できますか?」 https://www.clip-studio.com/clip_site/support/faq/detail/svc/52/tid/31708

【使ってみての感想など】

書き味に関しては既存の液タブと比べてもサイズ以外は遜色なし。がっつり描いてもせいぜい2時間、1日貼り付きで使うわけでもないのでバッテリーの保ちも(あくまで絵描き用途)特に問題にはならないかなという感じ。
素のWinタブとしてはやや非力に感じなくもないのですが、気軽に持ち出しやすいサイズと重量は10インチ版にない長所なので是非とも後継機のリリースを願いたいところではあります。

【参考サイト】
raytrektabが予想以上に使えるのでダイレクトマーケティングするよ|きこログ https://kiko-k.com/raytrektab/review/
raytrektab(パソコン)を買った人に、とにかく最初にやってもらいたいこと。気をつけてもらいたいこと。 - hel_lifelog 拡張版 http://hel.hatenablog.com/entry/2018/03/08/065458
raytrektab DG-D08IWP 内蔵液晶パネル カラープロファイル(2017年8月購入個体作成) - hel_lifelog 拡張版 http://hel.hatenablog.com/entry/2018/02/10/172929


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