短歌(藤子A展によせて)

ドーンって音が耳から脳髄のスキマに入り そのまま溶けた

暗闇で光る仕様のおもちゃだけ集めたみたいな街、六本木

セールスに引っかかりたい破滅すらわたし一人じゃうまく出来ない

平成の苛めっ子らを縛り上げ魔太郎の前に差し出すもよし

水中花 憎しみと恋に包まれて咲いてるものがいちばんきれい

終電をうっかり逃してしまったら忍法ムササビ使って帰る

大丈夫、ちゃんと帰れる空に浮く石とバッタリ出逢わなければ

A先生 、今度は魔の巣で集合ねココロのスキマ空けとくからね

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