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SG-1000を振り返る 第8回 ハングオンⅡ 台本

 YouTubeで公開したSG-1000を振り返るシリーズの第8回の台本です。動画版と若干違うところもありますのでご了承ください。

皆さんこんにちは
HEN.です
SG-1000を振り返っていくシリーズ
第8回は、ハングオン ツーを振り返ります
セガの体感ゲーム、ハングオンの移植になりますね
ではなぜタイトルに ツー が付いてるのか
それは、同時期にセガマークスリー用にも発売されていて
それと区別するためだったと言われていますね
それでは早速、ゲームを開始しましょう

(スタート)

ハングオン ツーは、1985年にSG-1000用に発売された
バイクレースゲームです
ハングオンと言えば
セガの体感ゲームシリーズの最初の作品ですね
オリジナルとなるアーケード版も
同じく1985年にリリースされています
セガマークⅢへの移植も同じく1985年です
割と早い段階での移植ですよね

もちろんアーケード版についても
取り上げる予定ですのでお楽しみに

このゲームは家庭用のSG-1000への移植ということで
当時の最先端ハードで作られていたアーケード版とは
かなり異なる部分があります
バイクの表示が小さいことや
ライバルのバイクが少ないこと
道路脇の看板等が小さく数も少ないこと
そしてバイクの挙動がかなり異なります
ですが、そこはやはりキッズなりの遊び方をします
これまでのシリーズでもお話してきたように
移植ということはあまり意識せず
それはそれ、これはこれ
アーケード版とは違った面白さを見出していくものです

そして、キッズが比較するのはアーケード版ではなく
同じ家庭用のレースゲームでした
これは今でもおそらく同じかと思います
あたいもこのゲームは
アーケード版と比べるようなことは
しなかった記憶がありますね
このゲームを初めて遊んだ当時は既に
アーケード版を見ていたと記憶しています
もちろんキッズの目からも
全く違う事は一目瞭然ですよね
なので、アーケード版とは違うゲームとして
捉えていたように思います

アーケード版と比べてどうとか
そういう見方をするようになるのは
ハングオンの少しあとになりますが
その頃の考え方が変わっていく様子は
ゲーム自体の進化と
ゲームを遊ぶスタイルの変化と
時代そのものの流れと
全てが並行して変わっていきました
おそらくあたいと同じように
成長とともに
考え方が変わっていったキッズは多いと思います
ある程度普遍的なお話にできるのではと思いますので
そのあたりのお話は
ハングオンの次にリリースされたゲームで
大きく取り上げる予定です
数多くの移植作品を可能な限り取り上げますので
どうぞお楽しみに

ハングオンの次と言えば…おわかりですね

さて、ハングオンのお話に戻りましょう
このゲーム、アーケード版よりも
かなりグレードダウンしていることは事実なのですが
アーケード版よりも増えている要素はあります
それが画面上部にも表示されている
ギアチェンジの概念です
アーケード版にはギアチェンジはないですが
SG-1000版は3速ギアのバイクになっているんですよね
より本物のバイクらしい仕様です

ですが、実際に遊ぶ時は
基本的に3速で走りますので
ギアチェンジするタイミングはレーススタート時と
クラッシュして再スタートするときだけです
なので、プレイ中の殆どの時間は
実はあまりギアを意識することはないんですよね
カーブを曲がるときも
アクセルオフとブレーキだけで済んでしまいます
疑似スリーディーのレースゲームあるあるですけど
ギアを落としてまで曲がらないといけないような
きついカーブを表現することが難しいんですよね
その意味では仕方がないところではありますけど
ギアチェンジの仕様があまり使われず
かえって面倒なだけになっている気がしないでもないです

それとアーケード版のハングオンと違う
家庭用ならではの点がもう一つあります
それは、アーケード版がどんなにプレイが上手くても
完走したら5分程度でゲームが終わるのに対し
このSG-1000版は、上手ければそれ以上に
ゲームを続けられるということですね

そろそろゴールですね
1周したら速やかに2周目に入ります
タイム結構余りましたね

ゴールしました
2周目はまた1面から始まります
そして2周目をクリアしたら3周目と
ずっと続けることが出来ます
これは家庭用ゲームならではの仕様ですよね
でもコース自体は
多分周回を重ねても一緒だと思います
コースの構成はアーケード版とは異なっていますが
各面はアーケード版と同じ雰囲気なんですよね

1面は緑っぽいコース
2面は明るい黄緑のコース
3面は砂漠のコース
4面は夜の都会のコース
5面は1面と同じ雰囲気のコース

特に3面4面の雰囲気がアーケード版によく似ていて
あたい的にはそれだけでも合格点を出してしまいます

雰囲気はすごくいいんですよね

なので2周目以降も、1周目とそれほどは変わりません
1周すれば十分なのでは?と思わなくもないですけど
今回はできるだけ先に進むようにしてみますね

2周目1面を進んでいますが
タイムアップしそうですね
実は1周目もそうなんですが、1面が一番難しいんです
2面以降になるとタイムに余裕が出てくるようになります

それでは、このゲームの思い出をお話ししましょう

このゲームを初めて遊んだのは
今までSG-1000シリーズで取り上げてきた
同級生が二人いましたが、そのどちらでもなく
1986年にあたいの地元に転校してきた子になります
その子とは奇妙な縁が続き
今でも連絡を取り合うような間柄なのですが
動画の中ではまだあまりお話ししてはいませんでしたね

そういや最近連絡してなかった

その子の家のSG-1000Ⅱについてですが
その子の家でSG-1000Ⅱで遊んだときには
時代的には既にセガマークⅢの時代に突入していて
SG-1000時代の記憶があまりない感じなのです
その中で数少ないSG-1000時代のゲームの思い出が
このハングオンⅡということになるんですよね

実際、SG-1000のゲームの中では
比較的後発だったと思います
1985年ということで
時代はファミコン、スーパーマリオの時代です
セガもマークⅢが出た頃ですから
その中で、SG-1000Ⅱ持ちは
周りとゲームの話が合わなかった可能性もありますね
ただ、このゲームを遊んだ子は
積極的に友達を増やすような子ではなくて
あたいを含む限られた数人の友達以外とは
あまり交流しようとしていませんでした

そういう友達なんですが
このゲームは比較的よく遊んでいたような気がします
その子は幼稚園の頃から
ゲームセンターで遊んでいたらしく
そのあたりのゲーム経験は
あたいよりも数段深いのですが
あまりその事は自分から
話すような子ではありませんでした
なので、このゲームの評価というのも
その子から直接聞いたことはなかった気がします
アーケード版と全く違うことについても
どう思っていたかは聞くことはありませんでした
今聞いても多分覚えていないだろうなぁと
今回改めて聞くような事はしていないんですけどね

でも、次に取り上げるSG-1000のゲームのときには
何か聞いてみようと思ってます
その子がとっても好きなゲームでした
どうぞお楽しみに

話をハングオンⅡに戻しましょう
その子は昔からレースゲームは余り得意ではなく
プレイはあたいの方が上手かった記憶があります
その子には弟がいて
弟のほうがむしろよく遊んでいたような記憶もありますね

2周目の5面に入りました
確か友達の方は1周できなかったような気がします
そのあたりはハッキリしていないのですが
少なくともあたいのほうが先まで進めていて
あたいも1周が精一杯だった感じでしたね
ゲーム自体は凄くシンプルで
カーブでしっかり速度を落とすことさえ気をつければ
先に進めるようなゲームではあるんですが
キッズはやっぱりアクセル全開で走りますよね

それでも
あたいはこのゲームを高く評価しました
ファミコンのF1レースの方が先に出ているんですが
それとはまた違う操作感覚なのもいいですね

そろそろゴールです
2周目をクリアできそうですね

2周目のゴールに到達しました
実は途中で結構危ういところもありましたが
3周目にいきましょう

レースゲームで複数周回も珍しい

SG-1000版の評価のお話に戻りましょう
ファミコンのF1レースが
比較的穏やかにアウトに流れていくのに対し
こちらはすごい速度でアウトに流れます
アクセルをちゃんと離すと急にグリップが戻ります
そのスリップしないギリギリを攻めていく感覚
基本はF1レースと似ているとはいっても
結構違う味付けになっているんですよね

それをキッズなりに微妙に感じ取ったからこその
評価だったと思うんです
友達の家で比較的よく見た画面だったのも
その証左のような、そんな気がしますね

ちなみにその友達はレースゲームこそ苦手ですが
アクション全般は得意でした
一番得意だったゲームは確かペンゴでしたね
アーケードのペンゴについてももちろん取り上げます
その収録の時には、あたいの代わりに
プレイして欲しいと思ってるぐらいだったりします

またまたお話が逸れてしまいました

さっきは危なかったですね
ギリギリで通過できました
この辺が正念場な感じですかね

このゲームを遊んだ随分あとになってから
マークⅢ版のハングオンを遊ぶことになるんですけど
マークⅢ版より勝っている点もあるんですよね
それはBGMがあることなんですけど
逆にマークⅢ版になぜBGMがないのか謎ですよね
更にマークⅢ版を遊ぶ前に
マークⅢ版によく似たハングオンJr.を遊んでいて
それにはBGMが付いていたので
最初遊んだ時にびっくりしたのを覚えています

タイムが厳しいですね
ギリギリいけそうかというところですが

3周目にもなると敵のバイクも厳しいです
もうすぐクリアですが・・

あああ、爆発してしまいました
タイムアップです

いやぁ惜しかったですが、ここでゲームオーバーです

むねん

まとめましょう
ハングオンⅡは、SG-1000用に出たアーケードゲーム
ハングオンの移植になるバイクレースゲームで
アーケード版とはいくつもの点が異なる
違うゲーム感覚を持ちつつも
他のレースゲームとは一味違う操作感覚で
キッズの印象に残ったゲームです
オリジナルな方向性に振った割り切った設計は
キッズにも相応に評価されたということですね
80年代後半になるにつれ
オリジナルとかけ離れた移植は
だんだん批判されるようにはなりますが
この頃はまだキッズの目線はそういうところには向かず
いかに楽しいゲームであるかという視点だけで
ゲームを評価していた
ほぼ最後の時代のゲームだったように思います
そういう意味ではこのゲームは
ラッキーだったかもしれませんね

さて、今回はここまでとなります
気になった方は
チャンネル登録などしてみてください
ご視聴ありがとうございました
それではまた

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