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SG-1000を振り返る 第3回 N-SUB 台本

YouTubeで公開したSG-1000を振り返る第3回の台本です。動画版と若干違うところもありますのでご了承ください。

皆さんこんにちは
HEN.です
SG-1000シリーズを振り返っていくシリーズ
第3回はN-SUBです
早速プレイしていきましょう

[SG-1000]N-SUBを振り返る[vol.03].mp4_snapshot_00.17_[2021.08.24_22.10.10]

N-SUBは、固定画面シューティングゲームです
水平ショットで潜水艦を攻撃
垂直ショットで水面を横切る敵戦艦を攻撃します

レーダーの音っぽいピーンという音が
雰囲気を出していますよね
ただ、大人の今ではその侘び寂びの音を楽しめますが
キッズの頃だとどうだったでしょうか
もしかすると変な音としか
感じなかったかもしれないですね

自分のY座標に近い位置で
左右からやってくる敵は潜水艦です
水平に発射する魚雷で撃沈します

Y座標が上の方にある水色の部分は海上で
その上を進むのは敵の水上艦です
垂直に発射する魚雷で撃沈します

敵も爆雷を落としてくるので上手く避けていきましょう

[SG-1000]N-SUBを振り返る[vol.03].mp4_snapshot_01.17_[2021.08.24_22.12.02]

おっと
特定の敵を撃沈するとミステリーな特典です
このあたり
スペースインベーダーの影響が見受けられます
ミステリーという文字列からしてそのまんまですよね

爆雷も動きは単調なので避けるのは容易いです
水上艦からの魚雷も落ち着いてかわせる感じです

自機と自機のショット以外に
動いているものは全て敵になります
味方はいません
ショットはもちろん無限に撃てるので
思いっきり撃ちまくりましょう

潜水艦も水上艦も、動きは比較的単純です
魚雷の速度もそれほど速くはないので
偏差射撃が重要になります
これは割と高度な技術ではありますが
このゲームにおいては
キッズでもある程度できるぐらいには
単純化されていますね

一つ気をつけたいのは
自機の動きに合わせて画面の上の方から移動してくる
大きめの魚雷です
自機の魚雷で破壊できるので
積極的に狙いに行くほうが良さそうですね

自機の動きは緩慢ですが
敵の攻撃もゆったりしているので
ゲーム開始後しばらくはちょうどいい感じで遊べます

あれ、ピーンという音が止まらなくなりました
これはバグっぽい挙動ですね
もしかすると後期ROMとかでは
修正されてたりするのでしょうか

サインカーブを書いて接近してくる水上艦を撃沈すると
ラウンドクリアです
なかなか狙いが定まりませんね

この敵を狙う最中にも
他の敵はどんどん普通に攻撃してきます
タイミングが悪いとやられる場合もありそうですね

撃沈しました、ラウンド1クリアです
結構しぶとかったですね
ラウンド2にいきましょう

面数が進むとだんだん敵が多くなってくるので
それに対して自機の遅さが段々と
追いつけなくなる感じはありますね
そこをどう上手く回していくかがポイントでしょう

さて、それではこのゲームについて
思い出をお話ししましょう

このソフトは、以前お話したSG-1000Ⅱを所有していた
同級生とは別の同級生が持っていました
その同級生とあたいとは
実は、すごく仲がいい間柄でした
なんと、幼稚園の頃から友達だったのです

あたいは小さい頃からぼっち傾向だったのですが
その子とは性格が似ていて
好きなものも似ていたのですぐに仲良くなりました

ゲーム&ウォッチについても
お互いの持っているものを交換して遊んでいましたね
あの子が持っていたもので特に印象的だったのは
ヘルメットとマンホールです
特にマンホールについては
あたい的にはゲーム&ウォッチの中でもナンバーワンでした
これらについてはそのうち取り上げたいところです

おっと、お話がそれてしまいました

その子が手に入れたゲーム機がSG-1000ツーでした
その頃はファミコンが発売されたのとほぼ同時期
1983年頃から1984年にかけて
その子はSG-1000ツーで遊んでいました
あたいもその子の家に遊びに行って
何度か遊ばせてもらいました

今思いましたが
このミステリーポイントを貰える敵が横切る時に
ピロピロ音がなる仕様は
これもインベーダーの仕様を踏襲したような感じですね
このN-SUBというゲームは
ディープスキャンからの派生だと思っていましたが
そうではなく、N-SUBの基本アイデアは
スペースインベーダーから来ている
ということなのかもしれません

またまた話がそれてしまいました
仲が良かった子が買ったゲームソフト
そのうちの1本がこのN-SUBです
当時としてはどうでしょうか
このゲームは画面がとにかくシンプルですが
カセットビジョンよりも解像度は高く
単色でもきれいな画面だったという印象があります
ですが、まぁ
単にテレビの発色が良かったのかもしれません

前回、および前々回で取り上げたゲームにおいて
SG-1000のゲーム画面は
少し くすんだ感じの画面だった記憶があります
それは、違う同級生が遊んでいたSG-1000Ⅱを
接続したテレビの性能によるものだったのでしょう
それに比べると
仲が良かった子のゲーム環境のテレビは
明らかに良い発色でした

[SG-1000]N-SUBを振り返る[vol.03].mp4_snapshot_06.30_[2021.08.24_22.14.03]

ラウンド2クリアです
当時ぶりの久々のプレイですので
あまり調子が出ないかなと思っていましたが
なかなかいい調子ですね
このままどこまでいけるか、やってみましょう

画面の発色で思い出しましたが
SG-1000のハード性能はMSXと似ていますよね
VDPも同じ「TMS9918」です
そう思ってみてみると
なんだかこの画面、MSXっぽく見えてきました

さて、仲が良かった友達の話に戻りましょう

その友達が最初に買ったであろうソフトが
このN-SUBでした
その子はこのゲームをどう評価していたのかといえば
正直なところ、あまりいい評価ではありませんでした

当時はまだ
ファミコンの一人勝ち状態ではなく
ファミコンがいいのか
カセットビジョンがいいのか
はたまた、SG-1000がいいのか
キッズにも判断が付きかねていた頃だったと
記憶しています

まだゼビウスも出ていなかった当時
ファミコンが一人勝ちになるという状況は
まだ一般的には予測されていなかったと
そういう雰囲気だったと記憶しています

その中で、数少ないゲームを買ってもらえるチャンスを
どう生かすかはその子の家庭の環境と
その子自身のセンスに委ねられていました
ただ、自分からファミコン以外を選ぼうとした子は
余りいなかったように思います

ま、あたいはカセットビジョンJr.で悩みましたけど

それはともかく
セガを積極的に選んだと公言するキッズは
あたいの周りにはいませんでしたが
キッズの頃に自分からセガを選んだという方が
もしいらっしゃいましたらコメントをお願いします

そういう中でその友達は
セガを選んだ
どのような理由かはわかりません
なんとなくですが、自分の意志ではなさそうです
もしかすると、たまたま安かったから
何もわからない両親が買ってきた
そういうことだったのかもしれません

しかし、いずれにしても
なぜセガにしたのか
あたいが友達に聞くことはありませんでした
なぜなら、色んなものを遊びたいあたいにとって
いろんなゲーム機を遊ぶ機会があるのは
基本的にはよいことだからです
なので、基本的には選り好みせず
いろんな友達の家に遊びに行ったことは
よく覚えています

そろそろ3面クリアが見えてきましたね

ラウンド3クリアしました

このサインカーブを描く敵の動きはいいですね
ギャラクシアンの動きの印象とも重なります
4面にいきましょう

ちなみに、当時のあたいは
ゲーム&ウォッチしか持っていませんでしたので
1985年に自宅にファミコンを入手するまでは
そういう遊び方が続きました

その友達がSG-1000ツーを入手して
でも、あまりいい感触ではなかったという流れは
前回の動画でお話した同級生の話と重なりますね
実際、中学を卒業する頃には
この友達はSG-1000ツーはもちろんのこと
その後手に入れたファミコンにも
触らなくなってしまいます
つまり、ゲームそのものから離れてしまいました

まぁ、その子は佐賀西高等学校という
当時の進学校に進んだので
ゲームをやる暇がなくなったというのが
正しいところなのかもしれませんけど
とにかく、ゲーマーとしては残念でした

この流れはちょっとつらいですね
セガに関わったキッズが2人とも
最終的にゲームから離れてしまったんです

ですが、この流れは
この2人とは違う別の友達の出現により
変わっていくことになります
その友達とは今でも交流がある
長い付き合いになるのですが
それはまた、別の機会にお話しますね

N-SUBを持っていた子の話に戻りましょう
コンゴボンゴの回でお話した内容と
似たようなパターンですが
その子がN-SUBをプレイする様子を
あたいは見たことがありませんでした
あたいが何度か遊ばせてもらうのですが
その際にその子が言いました

「これあんまり面白くないよ」

今思えば
この仲が良かった子はそのようなゲームの話は
あまりしなかったような気がします
なんだかゲーム以外の話が多かった気がします
もともとゲームそのものには
あまり興味がなかったのかもしれませんね

ゲーム以外の好きなものはよく似ていましたね
例えばブロック遊びなどでした
その他の子がブロックといえばレゴなどでしたが
あたいとその子は
ドイツ生まれのマイナーなブロックを持っていて
それが大好きだったんですよね
その辺のお話はまたいつかやりたいと思います

さて、ゲームは5面に突入しました
そろそろ敵の攻撃が激しくなってきてますね

その子が言う、あまり面白くないよという話は
あたい的にはピンときませんでした
確かにこのゲームはちょっと単調です
キッズの頃にも、それは感じました
このゲームの流れは
潜水艦と水上艦からの攻撃をひたすらかわしながら
決まった敵を倒したらクリアになるというものです
展開としてはそれ以外にはありません

ですので、展開に飽きるのは早かったと思います
ですが、当時のキッズの遊び方の例に漏れず
すぐに飽きてしまったらそれはそれでいいんです
また今度来た時に遊べばいいんですよね

なので、その場ではすぐに飽きてしまうような
単調な流れであったとしても
それ自体はあまり問題はありません

ただ、今回の場合は、今までお話してきたような
初期のファミコンのゲームとは少し事情が違いました
この子の家庭は比較的ゲームに厳しい家で
遊びに行っても
毎回ゲームを遊べるとは限りませんでした
基本的にお茶の間のテレビが使われている場合は
ゲームが出来なかったんですね
子供部屋にはもちろんテレビはありません

なので、遊びに行ってもゲームができるとは限らず
出来なかったら別の遊びをするしかなかったのです
今のキッズでももしかすると
PS4等を持っているキッズについては
似たようなところはあるのかもしれないですね
まぁ今のキッズは基本的に携帯機でしょうから
その意味では当てはまらないでしょうけど

そうすると、必然的にプレイする機会は少なく
このゲームも、当時あたいがプレイした回数は
多くても4,5回程度しか遊んでいなかったと思います

それで、その少ない記憶をひねり出してみると
当時の印象でもやはり単調だったこと
プレイ時間は10分もなかったような気がしますね
しかしそれでも、ゲームのコアの部分
シューティングの部分そのものはよく出来ていて
プレイしている間は熱いのです
このあたりは流石はセガですよね

キッズの当時も
この辺りの面白さは理解できていたはずです
ただ、他のキッズの評価はどうだったのか
持ち主の評価以外を、あたいは聞いたことはありません

他の一般的なキッズがどうだったのか
できるなら聞いてみたいところですが
おそらく、ゲームが好きなキッズなら
あたいに限らずコアな面白さを見いだせていたはず
そう思います

(つかわない)
そして
ファミコン初期と重なる時期であったことを考えると
このゲーム自体のキッズの評価は
決して悪くなかったと思います
ただ、どのぐらいの速さで飽きられていったかは
微妙なところですね
飽きやすいのもキッズですから
何度もプレイする機会があったとしても
遊ばなくなってしまうタイミングは
早くに訪れていた可能性はありますね
(つかわない)

お話しているうちに、残り1機になってしまいました
このあたりが限界でしょうか
でも当時よりは先に進んでそうな気がします

やられてしまいました
ゲームオーバーです

[SG-1000]N-SUBを振り返る[vol.03].mp4_snapshot_15.27_[2021.08.24_22.15.02]

まとめましょう
なんだかんだで結構遊べましたね
シンプルで面白く、よく出来たゲームだと思います
そして今回プレイして思ったのは
このゲームはスペースインベーダーの文脈上にあること
その亜流として見るのが適切なのかもしれないです
その目線で見ると
シューティングのコアな部分の面白さが
よくわかりますね

さて、今回はここまでとなります
気になった方は
チャンネル登録などしてみてください
ご視聴ありがとうございました
それではまた


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