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日本語の破壊についての簡潔な報告

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6年前、日本語教育能力検定試験から100点満点の10000点で生還して以来5年間、日本語教師を続けてきました。今年(2020年)はコロナで4月から開店休業中ですので、これまで巷で…
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記事一覧

「地球1周は、ほぼ4万キロ」

 見出しの「地球1周は、ほぼ4万キロ」は間違っていません。  それでも、ずいぶん久しぶり…

hemmik
3か月前
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「ワードい」

 先日、別のところに書いた原稿で、1981年にヒットしたトム・トム・クラブの「おしゃべり…

hemmik
6か月前
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「本物」

 本日(2024年4月2日)のわが爱読紙朝刊には、13面にジェラルド・カーチスのインタビ…

hemmik
7か月前
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「佐藤」姓

 エイプリルフールの1日(2024年4月)に合わせて、東北大学高齢経済社会研究センター長…

hemmik
7か月前

「ホメオパシー」

 理科教育を専門とする大学教員が書いた『暮らしのなかのニセ科学』(左巻健男著)を読んでい…

hemmik
7か月前
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「夏日」140日の年間最多タイ記録

 息子の会社では、海外進出を企図して社員に英語を勉強してもらおうと、英語能力テストのTO…

hemmik
1年前
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「♪わ~すれられないの~」

 今井むつみ×秋田喜美『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(中公新書)が評判になっています。新春に発表される「新書大賞」の有力な候補ではないかとみています。  乱暴ながら、内容をかいつまんで紹介しますと--、  オノマトペ(擬音語・擬態語)という一群の言葉は、肌感覚にあふれている。つまり言葉という記号が身体に接地している。これが言葉の最初ではないか--というのがひとつの主題です。  ほら、ふつうの言葉は知らなければ意味が分からないけれど--、  --オノマトペ

「神は人が創った」

 別マガジン「娘のための世界史」で、『4 宗教史1』というのを書いています。 https://no

hemmik
1年前

「まるで映画や漫画のストーリーかのような」

 朝刊が届けられる前に家を出る仕事を終わって、朝刊を読みながら晩酌をしました。わが心のな…

hemmik
1年前
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「国軍」

 一昨年2月にクーデターで民政からまた軍政に引き戻したミャンマーの軍部は、報道などでは「…

hemmik
1年前
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「同志国」

 日本政府が武器供与を含めた支援を行うOSA(政府安全保障能力強化支援)の相手先を「同志…

hemmik
1年前
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「母語」

 ここで扱う「母語」とは、 のうちの、1のことです。まず、本論から外れたことをわらわら書…

hemmik
1年前
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「テンパる」

 先日(2023年4月)、地元の区立図書館の棚を渉猟していて、『不都合な日本語』という本…

hemmik
1年前
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「クラシック」

 2023年3月8日開幕予定の第5回WBC(ワールドベースボールクラシック)が楽しみですね。先のサッカーのワールドカップ・カタール大会では侍ブルーが健闘して大いに盛り上がったので、WBCはかなりハードルが高くなっています。もう優勝以外はありえない、の勢いです。  というわけで、今回はわが侍ジャパンの戦力分析で…はなくて、ここは日本語に関するマガジンなので、「クラシック」という言葉を考察してみます。みなさんも十何年前、初めて「ワールドベースボールクラシック」という言葉を聞いた