![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103037340/rectangle_large_type_2_1a24b3b3e0a647c6f397014df283b3e2.png?width=1200)
Photo by
team_ueno
脳性麻痺。ドラムのセッティングと演奏。
脳性麻痺。左片麻痺。
こんなやつがどうやってドラムを演奏するか。
まずセッティングを少しオーソドックスなものから変える必要がある。
セッティングは健常者であろうが障害者であろうが人それぞれ違う。
まず片手で叩くとなると、ライドシンバルの位置に悩む。
ライドシンバルは使わなくても…という意見もあるかもしれないが、せっかくあるなら使いたい。
ライドシンバルはハイハットとクラッシュの間に置いて演奏している。
ハイハットやタムの高さも低めにセッティングをしてスネアとの距離を近づけている。
ただし、ライブの時はマイクを置くので練習の時ほど低くできないこともある。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81346248/picture_pc_41332f2659d7313e16c56d3eaf4fd3c5.jpg?width=1200)
左手の感覚が低下しているので、保護の為グローブを付けている。演奏中にハイハットで手を削って流血することもしばしば。痛みを感じにくいって怖い…。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81398256/picture_pc_85b8fe070d7704d68d0b96ca492dd781.jpg?width=1200)
左手の握力はほとんどないが、人差し指と親指の間にスティックをはさみ、右手でスティックを持つと連合反応ではさみ続ける。この状態で叩く。左手も演奏中少し使っている。
スティックは別に握りしめる必要はないので引っかかってさえいれば問題はない。
疲労がたまり力が入らず、左手がただの肉塊になった時はスティックをはさむことすらできないがそういう時は諦める。
こんな風にほとんど片手で演奏してみるとこんな感じになる。
やってやれないことはない。
下手の横好き。ライフワークなのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?