車イスを押したら歌舞伎町で働くことになっていた私。出会い編 (妻・まゆみ) vol.27
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・障がいのことを知るには、当事者の家に遊びに行くのが一番。生まれつき脳性麻痺で「車イスホスト。」著者の寺田ユースケ、その妻、そして両親がエッセイを更新していきます。(更新頻度は、基本的に週に5記事です。)本人だけでなく家族の本音を知れるのが魅力です。
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こんばんは、妻のまゆみです。
今日から連載「車イスを押したら歌舞伎町で働くことになっていた私。」というタイトルでユースケとの出会ってからの物語をゆるーく連載していきます。
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私の夫は、生まれつきの脳性麻痺で車イスに乗って生活をしています。彼は、足を引きずりながら歩くことができますが、それも、できて数メートル。
そして、私は現在彼の活動をサポートしながら、彼が車イスホストとして働いていたお店のグループ会社で広報を担当しています。
そんなこんなで、彼の車イスを押していたら歌舞伎町で働くことになっていた私の日々の記録を書いていきたいと思います。
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ユースケとの出会いは、2017年1月。
都内のイベントスペースを貸し切っての映画鑑賞会だった。
私は、主催者の手伝いで受付や飲み物の準備などを行なっていた。その日は、身内に声をかけて集まったのは40人ほど。
映画鑑賞が終わった後、その場で交流の時間になった。
いつも通り、私は会場に目を配りながらも、会話を楽しんでいた。話もひと段落して、一人になった瞬間。
一人の車イスの青年が勢いよく挨拶してきた。
「車イスの寺田ユースケです。よろしく願いします!!!」
「!? まゆみです。よろしくお願いします。」
その勢いに圧倒されながらも、笑顔で挨拶を返した。
私と同世代だ。
(なんで元気な車イスの青年がここにいるんだろう。彼は何をしている人なんだろう。その日一番興味を持った瞬間だったと思う。それでも、今思い返してみても、彼とあった時に「車イス」に対してネガティブな感情は全くいただかなかった。)
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