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育児と宣伝会議賞

喜ばしいことがありました。
STATで2位!!

最後にnote投稿してから2年半強。育休はとっくに終わり、新型コロナが流行り、子は保育園に入り、在宅を活用して育児にも時間を費やしながら仕事してと、色々ありました。その辺は追々書けたらと思います。

せっかく始めたnoteを2年半強ものあいだ投稿できなかったのは、忙しかったから。忙しいことを理由にするのは恥ずかしい、という通説もあるけど、臆面も無く言います。忙しかったから書けませんでした。
いや、育児、忙しいのです。
noteを書き始めたのは、下心がありました。
会社の理解をいただいて、半年ものあいだ育休を取らせてもらえて、男性ながら育児にしっかり携われている。これってずいぶん貴重な経験だろうと思い、その日々をnoteに綴れば上手くいけば話題になって人気者になれるんじゃないだろうか。ファザリングジャパンあたりのお眼鏡にかなったり、朝の情報番組あたりに呼ばれたり、書籍化されたりするんじゃなかろうか、実際そんな人いそうじゃなかろうか、と。甘かったです。そんなに日々文章を綴れるほど育児は余裕がありませんでした。

なんか自省みたいになってきたけど、STATで2位の話に最後はつなぎますから。

育児で他のことに時間を取れなくなると、趣味のことなんか全然できない。
わたしの趣味としては、音楽だったり本を読んだり映画だったりだけど、全部できない。
まず音楽、鳴らせない。子が怒るから。イヤホンでも聞けない。日中はかまって欲しがられるし、夜に子が寝てる時だって、イヤホンで聴いてたら急に子が泣いた際に気付けない。
次に本、読めない。日中はかまって欲しがられるし、夜だって本なんか読んでる暇があれば何か一品作り置きの料理を作る。
そして映画、論外。観に行けるわけ無い。家でも観れるわけ無い。2時間近くもの時間を確保できない。

というわけで趣味らしい趣味は封印されていました。
そんな中、育児しながらも情熱を持って取り組めるものがあったのです。コピーライティング。その最大の発散の場が、「宣伝会議賞」というコンテスト。
コピーライティングは、子どもと散歩しながらでも考えられる。すかさずスマホに音声入力などでメモれる。洗濯物を干しながらも同じようにできる。コピーを書くに当たっての調べ物も、隙間時間でなんとかできる。

ということでコピーライティングは育児と比較的相性がよかったのです。そして、物を書くことで人気者になれるかもという下心を持った自分にもってこいだった。

しかし日本最大のコピーライティングのコンテスト「宣伝会議賞」では、惨敗するのです。なんとか時間を確保して数百本のコピーを応募したけど、一次審査に数本通った程度。

そろそろSTAT 2位の話が近付いてきました。

あ、やっぱりもうSTAT 2位の話をします。

STATというのは、その宣伝会議賞で一次にも通らなかったコピーをみんなで順位を付けて楽しむ有志企画で、宣伝会議賞の参加者が1人3本まで自分の一次落ちコピーを応募し、それをみんなで投票するというものです。ある人がウェブ上で始めて、今年で第三回。こっそり私は全参加させてもらって楽しませてもらっています。感謝感謝。

ややこしいけど端的に言うと、ボツコピーの敗者復活、といったところでしょうか。でも復活したところで何もない。しかし名誉がある。

しょせんボツコピーかと思われると2位と言っても自慢しにくいのだけど、ただそのボツコピー、びびるほどクオリティが高い。なぜボツなのか理解できないほど。これらをボツにしちゃった審査に説明を求めたくなるくらいのレベル。

そのSTATで、なんと、・・・・・2位!
【STAT2021 結果発表】

しかも1位と一票差!
1位のコピー書いた方は、界隈では有名な方でもあり流石のクオリティで納得の受賞。これは仕方ない。そんな1位と一票差ってことは、もう実質わたしが1位じゃなかろうか!

そして2位をもらったコピーは、本当に自信があった一本だったんです。宣伝会議賞に応募した時、グランプリを確信したくらいに。この一本を書けたことで以降は脱力したくらいに。しかしフタを開けてみたら宣伝会議賞では一次も通過せず。書けた時以上に脱力したのを覚えています。だいたい自分で書いて手応えを感じたコピーは箸にも棒にもかからないというのは良くあることなのだけど、このコピーはもう少し誰かに目にしてもらいたかった。それがSTATという場で叶った。そして2位(実質1位)という栄誉をいただいた。

ありがとうございます。ひたすら感謝です。

ちょっと落ち込み気味の時だったけど、一気に持ち上げられました。
こうやってたびたびコピーライティングに救われている。
あーコピーライターになりたいなあ。

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