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わたしの第1回COVID-19ワクチン体験記

職場の職域接種により、COVID-19 のワクチンを接種することができました。モデルナ製のワクチンで、1回目の接種を行いました。

これから打つ方も多いと思うので、どういう症状が出たかをお伝えできればと思います。なお、ワクチンの接種は本人の自由意志に基づくものです。この記事はワクチン接種を強要するものではありません。判断の一助になれば幸いです。

筆者は20代です。普段は IT 企業でソフトウェアエンジニアをしており、普段はリモートワークと出社のハイブリッド型の勤務をしています。リモートワークの自由度は高く、希望したその日に自身の判断でリモートワークに切り替えられます。また、職域接種に際して特別休暇が付与されました。

体質ですが、特筆すべき点は下記くらいでしょうか:
・平熱は36.0度前後。
・これまでのところ、コロナウィルスへの感染経験はなし。
・普段は風邪をまったくひかない。
・アレルギーはもっていない(強いて言うなら花粉症くらい?)。
・喘息などはなし。
・自律神経失調症気味。
・左利き。

一般的には翌日が結構辛いということで聞いていましたが、私の場合辛かったのは接種日の翌々日でした。少し副反応の出が遅かったように思います。

加えて、私は症状がかなり軽いほうだと思われます。

この記事では、時系列で簡単に何があったかを書いていきます。なお、この記事の内容はあくまで私自身に何が起こったかであり、他の方にも同じような症状が現れるとは限りません。周りを見ていても、副反応の出方にはかなり個人差があります。

私の会社は比較的時報(times)の文化が発達している方で、周りの方の状況は時報や部署内で直接話したものからピックアップして書いています。サンプル数が少ないので、かなり恣意的な記述になっている点を留意してください。

接種当日
筋肉注射自体はそれほど痛くはありませんでした。注射は二の腕に打ちます。右腕に打ちました。「あ、注射が入ったな」というのがわかる程度で、とくに普段インフルエンザ予防接種を打つときと変わりありませんでした。

接種後は、2時間くらい経った頃から注射箇所付近に痛みが走り始めました。痛みの感覚としてはその付近が腫れているような感覚で、人によっては筋肉痛に近いと感じるようです。私は筋肉痛とは別の痛みだと思いました。腕を動かすと少し痛むかなという程度でした。

その後仕事が終わり、だいたい8時間くらい経過した頃でしょうか、徐々に痛みが強くなり始めました。が、その日は寝られる程度の痛みでした。

腕の痛み以外には症状は出ることはなく、熱も平熱のままでした。接種当日は、腕の痛み以外の副反応は出ませんでした。

周りの人も同時に打ったので周りの状況をまとめておくと、次のような症状がすぐに出た方が半数近くいました。大半は20代です。
微熱(37度前後)。
・倦怠感。
・腕が上がらないくらいの腕の痛み。

なお発熱は、厚生労働省の定義によれば 37.5 度以上の熱を指すようです。38度以上は高熱と呼ぶようです。この記事での熱に関する表記は、その定義に従っています。詳しくは下記をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb9642&dataType=1&pageNo=1

■ 翌日(24時間経過前後)
翌朝(接種後16時間程度経過)も、前の晩と痛みの強さはほぼ変わりませんでした。少し腕が痛むものの、腕は普通に動かせました。

しかし、その日の15時くらい(接種後25時間程度経過)から、徐々に腕の痛みが強くなり始めます。具体的には注射箇所付近がジンジン痛むような感覚で、腫れが強くなると来るあの痛みに近い感じがしました。腫れるような痛みはあるのですが、腕が腫れているわけではありませんでした。

その日の夜(接種後29時間程度経過)あたりから、だんだん腕を上げるのが難しいレベルの痛みに変わってきます。腕を動かさなくとも痛みを感じるようになってきており、家事をこなすのがとても難しくなりました。

痛みで寝られないのが嫌だなと思ったので、ロキソニンを飲んでから寝ました。

周りはどうだったかというと、
・1割程度の人が特別休暇を使用していそうだった。
・前日の晩〜当日朝は5割程度の人は熱が出ていた。「発熱・高熱」は、そのうちの1割以下だと思われました。
・吐き気を感じると言っていた人もいた。
・朝出社した際には「腕が上がらない」と言っていた人が多かった。6〜7割?
・夕方くらいに倦怠感に襲われている人がいた。

■ 翌々日(48時間経過前後)
この日はリモートワークの日でした。

翌々日の朝(接種後40時間程度経過)に、身体に軽い倦怠感を感じました。風邪を引いたときに感じる程度の怠さではありました。腕の痛みは、鎮痛剤のおかげか判断がつきませんでしたが、前日の晩よりかは引いてきました。ちなみに熱は平熱です。

ただ、倦怠感と1日戦うのは厳しいと思ったので、再びロキソニンを飲みました。特別休暇を使ってもよかったとは思います。

その日の昼下がり(接種後48時間程度経過)にロキソニンが切れ、かなり強い倦怠感に再び襲われるようになりました。同様に風邪を引いたときに感じるような怠さです。さすがにしんどかったので、再びロキソニンを飲みました。

夕方(接種後52時間程度経過)は眠気がとにかくひどく、さすがに起き続けるのは無理だと思ったので仮眠を取りました。ただ、眠気はそのあとも続きました。

夜(接種後56時間程度経過)には腕の痛みが消えてきました。ロキソニンを使用しなくともほぼ気にならない痛さになりました。しかし一方でやはり眠気がひどく、また少しだけ倦怠感がありました。

ちなみに倦怠感に1日襲われましたが、私は常に平熱でした。自分にびっくりしました。

■ 3日後(72時間経過前後)
3日目には体調が全快しました。腕の痛みはほぼなくなったものの、腕を上げると少し感じるかな程度です。倦怠感などはすべて抜けきりました。

■ 1週間後程度
5日目後あたりから、ワクチンを打った方の脇が少し痛くなってきました。違和感があるというレベルで、痛くて辛いという感じではないです。2日くらい続いていました。

これは同僚から教えてもらった話なのですが、モデルナは打った方の脇(リンパ節)が痛くなるという副反応が出ることがあるようです。その同僚も同じ症状が出ていたようで、私もワクチンの副反応かもしれません。

前日までやっておいたほうがいいこと
・痛み止めの残数の確認あるいは購入。薬局に行くと、コロナワクチンに使用できるお薬一覧の棚が用意されている場合があります。私の近所の薬局は用意してありました。私は、普段身体の別の痛み止めに使用していたロキソニンを使いました。
・注射部位の痛みは、報道によると9割近くの方に出る症状なので、それに向けた対策をしておくとよいかもしれません。
・接種後2日くらいは体調不良で家事のやる気を完全に失うので(私はそうだった)、事前に済ませておくか、代われる場合はパートナーと代わりましょう。
・家族がいる場合は、接種日はお互いにずらしたほうが吉だと思います。
・服は前開きできるものをしばらく着るとよいと思います。腕痛くて脱ぐの大変になるので…
・お酒が好きな方は飲み納め。

まとめ
・腕が痛みで上がらない可能性は覚悟したほうがよさそうです。多くの人に発症する副反応のように思われました。利き腕と逆の腕に打つようにすると、生活への支障が最小限で済むかもしれません。
・症状はおそらく2日〜3日程度続きます。週末に打てるようであれば、週末に打つのがよいかもしれません。

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