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46才のババアに何が出来る?自立への挑戦!!~沖縄南部、戦跡地①花売りのおばーたち~⑳話

皆さまごきげんよう。

平和祈念公園、ひめゆりの塔の平和祈念資料館で見た映像を振り返り書こうと思います。
始めにお断り致します。
戦争の話を聞きたくない方は読まないでください。


沖縄、南部の旅(10月7日~9日)の続きを書こうと思いながらも。
あれ?どうだったけ。
と、時間が経つに連れて記憶が薄れてきたのが私の本音。
だから、風化させないようにしなければならないんだ。
と改めて思った。

沖縄の南部という地域は沖縄戦、沖縄の中でも一番多くの犠牲者を出した地域であることは聞いていたけれど。

私は中部の出身で、幸いなことにというか。
私の父方、母方両方の祖父母はその当時沖縄にいなかったそう。
(どちらも南洋にいたとだけ聞いている。)
だから、沖縄戦の悲惨な状況を細かく私に話してくれる大人はいなかった。

然し、私が小学校の時から6月23日の慰霊の日(沖縄では公休日)が近づくと社会科の授業では沖縄戦について学び。

全校朝礼では校長先生が戦争について語るので、その度に平和であることの大切さを改めて考えさせられた。

少し話は脱線するが、
全校朝礼というのはぼんやり参加していれいば良いというものではない。

振り返ると、校長先生たちにはその都度よく子どもたちの心を捉える面白い話を聞かせてくれたものだった。

私が小学生の時、
〇年〇組の〇〇さん、あなた舞台に(出て)きて!
僕が校門前で、おはようって皆に挨拶してたら、あなた校長先生にどうおはようございますって返した?言ってごらん。ってマイクを向けた。

「校長先生、おはようございます」

皆聞いた?
ただ、おはようございますって返すだけじゃなくて。
校長先生って言われたことが僕は嬉しかったよ。
だから皆も挨拶する時は誰に向かって挨拶しているか分かるように返してね。って。

また中学の時の全校朝会では

はい、皆!
ボールペン、手帳。
持ってる人、手挙げてごらん!!

(ほとんど手は挙がらなかった。)

「ボールペンと手帳は社会人にとって必需品!!
だから今のうちから常に持ち歩くようにしなさい!!」

(ボールペンに手帳を)持ち歩くことは社会人として常識!!
ぐらいに校長先生は強く仰ったから。


私は大切な場所では常にボールペンと手帳を持ちメモをするこを心掛けている。

このポンコツ私の頭は人の話を一回で聞いて直ぐ飲み込めたら良いのだけど、
(あの時の話)絶対に何だったっけ?ってなるから 笑

でも、メモを始めるとより相手の話に耳を傾ける姿勢になるし。
何度も振り返ることも出来るし。
(メモを取る)メリットは多分にある。

そしてゲッターズ飯田さんもよく言っているのが
お金持ちの人って手帳を持ち歩いている人が多いって。笑

そして高校の時の全校朝会はウケた

〇年〇組G君(私の同級生)が
ハブを捕獲しました!

G君どうやったんだっけ?

(確か、G君は舞台に出て校長先生とやり取りを見せてくれたんだったと思う)

G君
サッカーの朝練の時
自分がシュートしようとしたら
!!
横にハブ!!

校長先生
はい!そして!G君どうしたんだっけ?

G君(動作を交えて語った)
慌てて、周りをみたら工事現場で使う赤いコーンがあって。
そのコーンをハブに向かって上から(蓋をするかのように)静かに閉じ込めた!

校長先生が捕獲したかの如く(ご満悦そうに)

はい!
皆!!G君に拍手!!

生徒たちは大爆笑しながら
イイぞ!!
G!!
イイぞ!!
G!!
って拍手

校長先生はその後、ハブに出くわしたとしても動揺しないで、落ち着いて行動出来るようにって。話を続けた。

私はよく私の周りは素敵な大人たちが多かったと書いているけれど、家族や親せき以外でも。

全校朝会の校長先生たちのように、色んな話を聞かせてくれる教員が多くて。

振り返ると、とても私の為になっているし。

だから、子どもたちって家族以外の色々な大人たちの中で育てることが子どもたちが豊かな心を持つ近道だと思う。

そして(私も含め)大人たちもどんな後ろ姿を子どもたちに見せてる?
意識してもらえたら。

私と私の兄弟は両親の愛情を受けられず育たず終えなかったから。
でも、私は周りに恵まれてきた。
だから
本当に感謝している
ありがとうございます

本題に入ります

南部の旅、二日目の行程は
斎場御嶽

平和祈念公園

ひめゆりの塔

ホテル

平和祈念公園に到着する少し前、私は花を持っている自身の姿がイメージで入っていたので。
花を買う必要があるんだなって。

私、こちらでも何度か話しているけれど、
母が脳動脈瘤で具合が悪いからと留学先から半年間緊急帰国をしたことがあって。
母の病状が落ち着いたから、2か月間沖縄で添乗員をした経験がある。

その当時は私20代で本当に世間知らずだった。

その当時私が持ったツアーのお客さんは100%本土からのお客さん。

平和祈念公園に到着した時バスを降りる前によくガイドさんたちがお客さまに向かてアナウンスしていたことが。

花売りのおばちゃんたちが
「花買って」
って言ってきます。
無理して買わないでくださいね。って

私はその当時は
ふ~んそうなんだ
って思って。
バスを降りたら降りたらで。

凄い勢いで沖縄のおばーたちが

花買って
花買って

って押し売りのよう。

でも、バスの中でガイドさんたちに言われてるから本土のお客さんは花を買う人は少なかったと思う。

今、あのおばーたちのことを振り返ると申し訳ないことをしたって思う。

だっておばーたち。
戦争でも地獄を見て、折角生き残ったのに。
平和になった世の中でも生きていくことに必死だから花を売っていたはず。
その心が当時の私は若すぎて分からなかった。

今の私なら分かる。

戦争で亡くなった方々も花を贈られたらいくらか心は晴れるのでは。

花を贈る方も、
「どうぞ安らかにお眠りください」って気持ちで花を捧げるから。
何か胸に来るものが絶対あっただろう。

「花を無理して買わないでください」
あのアナウンスはしない方が良いと思った。

20年経って行ってみたら、
ほとんど露天にさらされる環境で花買ってって言ってたおばあたちはいなくて。

屋根付きの小屋で花売りをしているおばちゃん。

こんにちは。
おばちゃん
花3つ頂戴。
海が見えるところで私手を合わせたいけど、そしたら結構歩くよね。

って私が聞くと。

平和の礎中央をずっと正面に向かって歩いていくと断崖絶壁になっているからそこからも海は見えるよ。
って教えてもらった。

おばちゃんは戦後生まれって言っていた。
兄弟4人戦争で亡くして、
二人は見つからないって。
一人はお母さんにおぶられた赤ちゃん。
流れ弾にあったって死んでしまったって。
あと、一人のことは聞けなかった。

悲しいね。
ってしか、言葉が出なくて私。

あちこち周って手合わせるんでしょ!
これサービス!ってもう一つ花をくれた。

優しいな~
温かいな~
(商売している方なのに)
私にもう一つくれるって申し訳ないな
って思いながら、
おばちゃんの心が嬉しかった。

おばちゃん!長生きしてよ~!
また来るね!
って言った。

おばちゃんは
うん!またおいでね!
いっておいで(沖縄ではいってらっしゃいって表現)って。

慰霊の日になると式典が行われる場所

平和の礎には戦争で亡くなられた方々の名前が刻まれていて。

平和の礎、これがずらっと並んでいる



沖縄県出身の死者を周るだけでも結構歩いた。

あの礎の前をゆかりー来たよーって通った。
(どう表現したら良いんだろう。)
(皆にこんな思いさせて)
死なせてしまってごめんね。
って思うと。
涙が溢れてきて。

このブランクになっているのは、新たな戦死者の方の申告があった場合の余白。


この先を真っ直ぐ歩くと正面が海。
断崖絶壁

おばちゃんに教えてもらった断崖絶壁にきた。
下は海。
危ないから柵があって。
柵の向こう側に手を伸ばして花を捧げて手を合わせた。

この風景の中に、母と娘のシーンが入ってきた

神さまなのか、私自身が見たがらないからなのか。
当時の悲惨な絵は出ない。

けれど、私のイメージの中で入ってきたのが。
私がその時目の前で見ている綺麗な海。

お母さんが娘の手を引いて。
行くよ(飛び降りようとしている)
って。

でも娘は嫌だ、怖いって拒否していて。

お母さんは。
(死ぬしかない!飛び降りるよ)
早く!って。

娘はお母さんに嫌だ怖い。って。

お母さんが
大丈夫!
お母さんと一緒だから怖くない。
行くよ!

ってシーンが入ってくるから。
(今思い出して書いていても
涙が落ちる。)

私そのシーンを見て涙が止まらなかった。

そして、そこにまだいる霊集まって!!
皆で上(天)に上がるからね!!
3,2,1
はい上がるよ!!!
ってしている自分。

私が、皆集まってって言って上(天)にあがるよ、ってした後に撮った空。
沖縄から平和を発信していきましょう

私って何が出来るのかはまだ全然分からない。
けれど、
見える存在
見えない存在
誰かが本当に苦しいんだったら癒してあげようって心はある。

これ以上の戦争の犠牲者が出ませんように。
私は世界平和の活動をするのだから時事的なことを知る必要があって。
でも、テレビで悪いニュースを見る、聞くことはしたくない。
って思ったら。

上(天)が新聞は?って言っていて。

そか、新聞だったら、自分に必要な記事を読めば良いのか。

活字がネック。
と思いながらも。
人生ずっと学び。

次回はひめゆりの塔の話になると思う。

46才のババアに何が出来る?自立への挑戦!!21話につづく

































































































































































































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