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インボイスって何ぞや

※こちらはインボイス制度が始まる半年ほど前に書いたものです。
あえて修正せず、その当時に思ったままのことを残しております。

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インボイス制度について
まーーーったく知らなかった私。

実はちょっと関係ある話だと気づき、、
焦って調べてみました。

同じように全然わからないという方へ
共有できるよう、記録も兼ねてまとめます。


簡単な言葉で説明していますので、

表現的によろしくない部分や
知識が浅すぎる部分が
多々あるかと存じます。
お許しください。


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インボイス制度に変わるよってのは、

消費税についての
決まりごとが変わるよ
って話みたいです。

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お店でモノを買うとき
サービスを受けるとき

今となっては当たり前に
消費税も払います。


自分が払った消費税を
一旦お店が受け取って、

とりまとめて国に納めてるんだろうな~と
なんとなくそんなかんじかな?って思ってた。



でも実際は

そのお店の売り上げが
年間1,000万円以下だった場合


その消費者から受け取った消費税を
国に納めなくていいんです。

消費税を納めるかどうかは
事業者の売り上げによる!


そもそも消費税というのは
(名前が消費と入ってるのでややこしいけど)

消費者が納めるというものではなく、

事業者が納める税金なんです。



なので消費者から受け取って
預かってるという感覚ではないんです。
(この説明でわかるかな?)


ちなみに売上1,000万円以下の免税事業者でも
消費税は受け取らないといけないんです

むしろ受け取らないと消費税法に違反します。



お客さまから受け取った消費税を
国に納めなくてもいい、、、

ちょっとズルいような気もするし、

なんでそんなことになってるの?

って思いますよね。


それは消費税を導入するかしないかを
話し合っていた30年以上前の話に遡ります。


これまで消費税なんて払ってこなかった国民は

そりゃあもう、大大大大大反対!!



でもどうにかして消費税を導入したい政府は、

とりあえず3,000万以下の売り上げの事業者は(現在は1,000万以下と基準が変わってます)

消費税を消費者から受け取っても、
国に納めなくていいよ〜ってしたのね。


消費者として消費税を払うことにはなるけど、
事業者としては逆に売り上げが増える
という仕組みがとられたの。

中小企業や個人事業主を助けるという
意味合いも含まれたことで、

消費税は導入された

という経緯があるわけです。


つまり消費税を受け取ることも、
免税(税を納めなくていいこと)も、

国が決めたこと、認めていることなんですよ。


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しかし、国としては
増税したい!
国民からたくさん税金をとりたい!

まずはしっかり全国民から消費税をとる体勢に
軌道修正しておかないといけない。



そこで始まるのがインボイス制度、、、


ちょっとこの辺で

基本的にどういう人たちが影響を受けるの?
っていう部分を追記しておきます!!!!

基本的には消費税というものを
受け取っている人たちに影響があります。

(会社からのお給料は非課税なのでセーフ!
報酬・外注費・出演料・原稿料などを受け取っていて、
請求書に「消費税」「税込」などが入ってる場合、関係あると思います)

また、消費税を受け取る対象が
消費者だけ(会社などではなく)の場合

影響はないかもしれないです

※今のところは、です。今後はわかりません!

その辺を説明するにあたって、
簡単にインボイス制度じたいの
説明をしていきます。

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超かんたんに言うと、

免税OKだった事業者も
消費税を払わないと困ることになるよ〜
っていう制度が始まるんです。

しかも

「困ると思うけど、困らないかもしれないし
消費税を納める事業者になるか、ならないか、その判断はそれぞれ任せるよ〜」

っていう曖昧さなんです。

え?なにそれ?

The  混乱!



わけわからんから様子見でいいか〜
という事業者多数!←今ここ

さあ、つまりどうしたらいいわけ?

The 混乱!!

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ところで「インボイス」ってなに?
と思いますよね。

インボイス=適格請求書
(特別な請求書みたいな?そんな感じです)

今後、仕入れなど消費税が絡む取引は
この適格請求書を発行してね
っていうのがインボイス制度。

それがなんで免税事業者の
首をしめるのかというと、

このインボイスは、
課税事業者(消費税を納めている事業者)しか
使えないんです。

つまり、免税事業者は使えない


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それってどうなっちゃうの?
って思うよね。

取引自体はできるけど、
免税事業者と取引した場合
課税事業者の払う税金が増えるんです。

現在の仕組み


免税事業者と取引したら
B社の納税額が増える!


つまり

免税事業者と取引したら損をする!


課税事業者はできれば
免税事業者とは取引したくなくなる、、、
そう予想されますよね


免税事業者のままでいたら
取引自体が減ったり無くなる可能性がある

→死活問題!


免税事業者から課税事業者になれば
インボイスが使えるので
取引先から切られるリスクが減る。

(しかし消費税を納めないといけない!)

というわけ。


売り上げ1,000万円以下の事業者は
免税でいるか、
課税することにするか、
自分たちで判断して選択しないといけないんです。

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売り上げ1,000万円以下って、

決して余裕のある企業や個人事業主だけじゃないと思います。

10%の消費税が死活問題になる
という方もたくさんいます。

ただでさえ、今いろんなものの物価が上がっていて
食費も光熱費も、大変なことになってる。

そんなときにやるのか?
っていうのが個人的な意見です。



廃業に追い込まれる中小企業が増えたり、
新しく企業する会社も減るでしょう。

フリーランスで働く人も
夢を諦めてしまう人が多くなるかもしれない。

悲しい未来しか
予感しないのは私だけでしょうか?

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突然そんながっつり消費税納めるなんて

金銭的にも、事務処理的にも、

小さい企業や個人事業主にとって
あまりに負担が大きすぎます。
当然反対の声が多い。



そこで国は、後出しでいくつかの
「経過措置」を出してきています。
※期間限定です。何年かだけ。


納める消費税率を低くする措置や

免税事業者と取引しても
そこまで損しない、というような措置も。
(説明、ざっくりすぎますね、すみません)

この措置があることで

免税事業者だからといって
取引を切るまではしないのでは?
という考えもできる。

とりあえずは現状維持!っていうね。


でもそれもその企業しだいなわけで、、、

つまり、ほんと、わからない(笑)


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インボイス制度、
2023年10月にスタート予定です。

元々3/31までに課税事業者になる申請をしないと
半年後の10月のスタートに間に合わないという話でしたが、

反対の声があったり、「?」な事業者も多かったからか、

結局9/30までに申請すれば良いことになりました。

(なぜはじめからそうしない?)


やばい!3月までだー!と
焦って課税事業者になったという人も
多いんじゃないかと思います。

取り下げることもできるみたいなので

慎重に判断したほうがいいような気がします。



「消費税受け取っておいて
それを国に納めないなんておかしい」

そんなふうに思わせて、
免税事業者が自ら課税事業者になる

その流れを国は望んでいる(ように感じます)


生活が苦しい人たちからも
税金をとろうとしている、、、、

一向に上向きにならない日本経済、、、

これでまた貧富の格差が広がることは
避けられないでしょう。


インボイス制度、

本当に今やるべきことなの、、、??

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