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文壇たちの行きつけ

松岡美術館へ行った。いつもの月1ワイン会で白金台に行き、お昼過ぎに悠々と歩いていたら見つけた美術館。酔いがまだ残っている頭で、1点1点のんびりと眺めながら回る。天気もすこぶる良くて庭先がキレイな緑色だった。おばあちゃんたちが4人くらいでしげしげと器を見ていて小声でしゃべっている。どうして年配の方って器とか好きなんだろとか思ってたけど、分かるような気がする。美しいものを見て死にたいよね。

またアンティークグラスを買った。オールドバカラを3点。どれも素敵で、1つに絞ろうかと思ったけどどうせ後で見つけたら買いそうだしというか買うんだろうなと思ったら3点一気に購入。美しくて惚れ惚れしちゃうよ。シャンパーニュグラス、クープグラス、ウォーターグラス。もちろんお店で使う用である。あのひとがあれを飲むときにこれに注いで出そう、そう考えるだけでワクワクするドキドキする自然と財布の紐がゆるむ。わたしの場合PayPayだけど。綺麗なカットに綺麗な模様。ああ今日もシャンパーニュが飲みたい。

『作家の酒』といういろんな作家が当時飲んでいたお酒や酒場などを紹介した本というか冊子みたいなものを読んでいる。三島由紀夫があまりに格好いいのと同時にとなりに座っているホステスがめちゃくちゃ美しくてびっくらした。あ、そうだ早く『金閣寺』読まないと。


青山にバーラジオという大好きなバーがある。わたしがお店をはじめてからは日曜定休日が被ってなかなか行けずにいるけど、とても雰囲気が良くて最高だ。デザイナーである田中一光というひとが、そのバーのロゴをデザインしたというのもこの本で初めて知った。ああ行きたい行きたい、あそこのシャンパーニュのカクテルを飲みながら、お通しで出してくれるフルーツとクリームチーズをつまみたい。

星新一はよく六本木のキャンティに行っていたらしい。四角いピザを食べていたという。キャンティ懐かしいな、わたしのソムリエ2次試験日に祖母に連れて行ってもらい、そこから広尾のアッピアへはしごをしたのは面白くていい思い出。

わたしも三島由紀夫の真似して丸の内の東京會舘で舌ひらめのピラフでも食べたい。そしてその後バーへ行ってめちゃくちゃ飲みたい。それからタクシーで青山のラジオへ行こう、タクシーは銀座と青山を繋ぐためにある。



嬉しい!楽しい!だいすき!