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PayPayオンリー(編集後記)

前は現金主義だったのに、今ではPayPay主義になってる。現金支払いオンリーといわれると少し躊躇してしまう。PayPayの便利さを知ってから、どんな支払いも最初にPayPayを提示するようになった。現金払いのときは毎週のように、出たお金と入ったお金をスケジュール帳に記帳していて、「目に見えるものがすべてだ」と言わんばかりだった。

目に見えるものがすべて。目は口ほどに物を言う。相手の目を見ればたいてい映っているその目に。すべてじゃないことなんかわかっているけど。

お店でお客さまとカラオケ対決をした。白ワインとシャンパーニュも飲んでいたら気が大きくなって、滅多に歌わなくなった東京事変の群青日和を熱唱してしまっていた。さらに宇多田のFINAL DISTANCEのミュージックビデオも知ってほしくて対決第2弾でも熱唱をかました。高校の頃はよく歌っていた林檎と宇多田とYUKIちゃんを、歌わなくなったのはいつ頃からだっけ。

夏はYUKIちゃんを、冬になると林檎をよく歌っていた。季節の空気感がなんとなくそれぞれあって、明るくてハッピーでポッピーな雰囲気はYUKIちゃん。ちょっと暗めで寒さが似合う時には林檎。最近はだんだんとどちらもあまり歌わなくなって、代わりに鈴木聖美のTAXIだとかアンルイスのWOMANだとか、そういうものばかり歌っている。心境の変化…?

現金払いからPayPay払いになったのも、心境の変化でしょうか、現金のみと言われるととたんに焦る。同じようなカフェだったらPayPay払いのほうに行ってしまう確率が上がるほど、ほんと、PayPay頼りだ。よほどじゃないと現金を使わないし、持たなくなった。

だけどそのぶん、足跡がつくからいい。財布にいくら入れていくら使った、という記憶がたまに曖昧なこともあってもやもやしたりしていたから、PayPayやカード払いは支払った時間も出るし証明もできるから記憶と記録にやさしい。お酒を飲んでいると特に…

目に見えるもの、目に見えないもの、どれも大事すぎて抱えきれなくなりそうだよ!手は二つしかないのに取りこぼしそうになりそうだよ!指は10本しかないのにネイルはたくさんしたいし、耳は二つしかないのにピアスはたくさん欲しいし、体はひとつしかないのに服はしぬほど持ってるのにまだ足りない気がするし。目に見えないから大事にしなよって誰の歌のなんの歌詞だっけ?



嬉しい!楽しい!だいすき!