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「ヤンキーマストダイ」ゲーム紹介

友情と信念を守るため拳を握れ!!

暴走族やカラーギャングといった不良集団が跋扈する一帯で巻き起こるトラブルに、自らも不良であるPCたちが己の正義と仁義を貫くため立ち向かうTRPG『ヤンキーマストダイ』を紹介します。

【プレイ人数と時間】
人数:3~5(GM含む)
時間:3~5時間

【不良の時代】
 若者の間でDRT(デルタ)地帯と呼ばれる一帯がある。かつてDRT連合と呼ばれる不良グループの連合体が覇権を握っていたこの一帯は、未だに暴走族やカラーギャングなどの反社会的な若者が勢力を持っている。
 結成後から数年間DRT地帯の頂点に君臨し続けた連合の存在は、不良社会に歪な秩序をもたらした。しかし、いつかの事件が重なり連合は崩壊に至る。それにより統率を失った不良たちは各々が新たなチームを結成し覇権を狙う。再び抗争と混沌の時代が訪れたのだ。

【不良の生き方】
 暴走族やカラーギャングが幅を利かせているこの一帯では、札付きのワルが揃っている。しかし、そんな中でもヤンキー漫画の主人公さながらの漢気や義侠心を失っていないのがキミたちPCである。キミは友や信念を守るため、拳を握り、武器を取るのである。
 だが気をつけろ、凶器を振るうたびキミの良心や信念は揺らいでいく。やがて心が闇に飲まれて歯止めがきかなくなり、”不良度”が一線を越えたなら、キミもクズの仲間入りだ。
 そうすれば裏社会の人間として、どこまでも堕ちていくことだろう。不良の生き方は常に堕落と隣り合わせなのだ。

【刺激的な判定】
 使用ダイスは10面体が3つ。出目の数字を足して合計値が目標とする値を越えていれば成功だ。数字が揃えば再度振り足して、高い合計値を叩き出せる。数字が揃って嬉しいのはパチスロと同じだ。
 圧倒的格上の相手に対しても出目次第で逆転を狙える刺激的な判定方法となっている。

【シンプルなルールと豊富なRP支援】
 ここまでの紹介でケレン味しかないシステムだと思われるかもしれない。しかしシステム設計は至って真面目である。

 ゲームの進行はあらかじめ決められた情報項目を調査することで進み、戦闘においては距離と回避の概念を捨てて、判定の数値の大小のみで攻撃の成功失敗を決めるシンプルなルールを採用している。そこへ、味方の支援や敵への妨害を行う《アビリティ》やゲーム中に一度だけ使用できるヒーローポイントの存在が、シンプルなルールの中に戦略性を生み出している。
 
 RP面においては、シーン制で進行するゲームシステムにより、すべてのPCに見せ場が保証されている。また、他のキャラクターとのコミュニケーションを取ることでPC心の闇が軽くなるという表現を、キャラクターの闇を表す”不良度”というパラメータを活用して再現。他にも、ボスを含めたNPCと積極的に交流することがボスの弱体化に直結するルールなど、プレイヤーの積極的なRPを支援するルールを豊富に盛り込んでいる。

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