鞘師里保さん卒業から活動再開までの私を供養する
このnoteは、鞘師里保さんの活動再開前に遡る。
2016年〜2021年、私が思っていたこと。
「過去を悔やんでも仕方がない」なんてよく言うけど、そんなことはわかっている。
でも、ここにも、先にも、彼女はいない。
ただ、私の「後悔」の中には確かに鞘師里保が存在していて、なら、後悔し続けるしかない。
と、当時のとりとめのない気持ちを文章にしてみたが、意味がわかるようなわからんような。
とりあえず、今の私から、過去の私へ
「まぁいいから、落ち着け、鞘師里保さんはあなたをちゃんと救いに来るから」
と伝えたい。
2015年12月末、鞘師里保さんはモーニング娘。を卒業した。そして、それから約5年間、表舞台からほぼ姿を消した。
私は、どうしていただろうか。
ショックで悲しくて食べ物も喉を通らない、何もやる気が起こらない、なんてことはなく、別に、それなりに楽しく日常を過ごしていた。
ただ、私の日常の中にはもう鞘師里保が染みついていたようで、たまになんの気なしに過去の映像を見て、鞘師カッコいいなぁ、可愛いなぁ、キレイだなぁ、歌が熱いなぁ、ダンスが好き過ぎるよなぁ、なんでこんな面白いんよなぁ…
あーーー 泣けるなぁ…
2019年3月のひなフェスに降臨すると知り、dTVってなんだよとぶつくさ言いながらも瞬時に加入。暗闇の中、鞘師里保が大画面に映し出された瞬間、私は断末魔の叫びとともに宇宙の塵と化した。
そして再び鞘師里保は姿を消した。
と思っていたら、BABYMETALの2019年度ツアーにサポートダンサーの1人として突如現れ、それはもう生き生きと全力で踊りまくっていた。すでに宇宙の塵と化したはずの私の細胞たちは泣き叫びながら大集結し、元気よくサークルモッシュを始めた。
そして、私が元気にぐるぐる回っている隙をついて、再び鞘師里保は姿を消した。
本格的に活動再開したのは2021年のことだった。
このように、私はそれなりの日々を過ごしていた。でもどこか、鞘師里保さんに対しては、薄っすらまとわりついて離れないような後悔を、ずっと片隅に抱えていた。
後悔の理由は明白で、ライブに一度も足を運んだことがなかったからだ。
チャンスは幾らでもあったのだ。一度でも良い、ライブに行く、ただそれだけのことなのに、当時の私は臆病で、人生の楽しみ方を限定してしまっていた。
あと、これは愚か過ぎて恥ずかしい話なのだが、画面越しに見ていたモーニング娘。の鞘師里保があまりに輝いていたから、なんだかこのまま永遠にその場所にいてくれるような気になっていた。
そんなわけないのに。
結局、私が勇気を出して鞘師里保さんのライブに足を運んだのは、2022年1月のことである。
鞘師里保のライブ。
画面越しに観るよりも何倍も熱量があった。
この時の感動はまたいつか改めて書こうと思うが、とりあえず「今の鞘師里保」のおかげで、過去の輝かしい鞘師里保を見て涙することは、もうほとんど無い。
鞘師里保さんは、ソロデビュー以降、毎年ライブを開催しているが、そのパフォーマンスは、恐ろしいほどのスピードで進化している。
私は、驚いて、目が離せなくて、もう今となっては遠征してまでライブに足を運ぶようになった。
2023年10月現在、鞘師里保さんがソロデビューして約2年が経過している。
ファンクラブも、本人運用のインスタアカウントもあり、毎年新曲を出して、ライブツアー開催、年々唸るほどレベルアップするパフォーマンス、MCこと癒しのトンチキ漫談、ドラマや舞台で演技もして、コラムや雑誌の連載もある。隙あらば国外へ飛び出し、アメリカ韓国でダンスレッスン、中国では長い串を発見、ちっちゃいシールを集め、ガチャガチャ、UFOキャッチャー、太鼓の達人、たこ焼き、カレー、コーヒー、シャウエッセン、インスタライブではぬか漬けをかじりながら登場、撮影現場では一人で枝を拾って遊び、トンネルを彷徨い、そして油断したころに倖田來未。
どうだ、私は、今の鞘師里保が充実した日々を送っていることをこれだけ知っている。そして、未来の鞘師里保に、胸を躍らせることができる。奇跡的なことだ。
もう後悔することなんて微塵もない。
私は、鞘師里保さんによって救われた。
ただ、落ち着きを取り戻せる気配はなく、症状としては悪化の一途を辿っている。
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