ハロプロ楽曲解説 Juice=Juice「DOWN TOWN」
ハロプロ楽曲解説第3回!
Juice=Juice「DOWN TOWN」
シティポップカバーの第一弾。
編曲はAnders Dannvik。スウェーデン人プロデューサーとして、ハロプロ楽曲ではアンジュのミラー・ミラー作曲、Juiceのプラスティック・ラブ編曲も行っている。
元の良さは残しつつ、現代のシンセアレンジが加わったスタイリッシュな一曲。
テンポ125なので、非常に聞きやすい楽曲。
冒頭はシンセサイザー(キーボード)とフィンガースナップから入って、ギターとドラム入ってきて、裏でポンポンと鳴っているのはカウベルという楽器です!おそらくスティックで叩いてる響き方してます。
※カウベルとは、放牧されている家畜につけて見失わないようにするための鐘鈴で、楽器としても使われる。
楽器構成はAメロからほとんどギター、キーボード、ドラム、ときどきシンセのシンプルな組み合わせ。裏でギターがトゥルトゥルやってるのがいい味してますね。
少し奇妙なのが、Aメロは10小節区切り(4小節+6小節)×2なんですよ。
ほとんどの曲は4小節か8小節単位なので、少し長かったり短かったりすると、違和感を覚える、印象に残りやすい音楽になります。
Bメロはシンセのタッタラッタラッが4小節間裏で鳴っているのですが、3小節間は音量がメゾフォルテで4小節目だけ音量がメゾピアノにすっと落ちる。
1回引いたのかな?と思わせておいて7小節目から音量をフォルテにアップして、サビに持っていく!
Bメロは9小節(4+5)なんですよ。これまた奇妙。
サビで全員集合して、DOWN TOWNへくりだそう!歌詞をよく見るとサビはこれしか歌ってないんですよね。かっこいいなあ!
2番Aメロは10小節と1番の半分の長さでBメロへ。
Bメロ、サビを経てれいれいのボイスパーカッションパートへ!
たかが8小節、されど8小節。こぶし時代からやっていたので、すぐにやってくれると思ったら大間違い!
アプカミでレコーディング風景がありましたが、あんなに苦労して練習しているとは、全くわかりませんでした。
改めてれいれいすごい!
落ちサビのかなともの伸びやかさ!なんということでしょうか。
ラストのサビは8小節ごとに様々なバックアレンジやフェイクが入っていて、少しずつ色を変えています。
この曲の一番最後にシャラララ…と鳴っているのは、ウインドチャイム。
次に収録されている、がんばれないよの冒頭がウインドチャイムから始まるので、あえて繋げたみたいにしたんでしょうかね?
DOWN TOWNは上から下降して半分地点まで、がんばれないよは半分地点から下降して下まで行ってるはず。
おしまい
あとがき
DOWNTOWNの冒頭部分だけ、NHKの「今夜のおすすめ番組!」のイントロに採用。
だいたいニュース始まる1分前とかにちょろっとやるだけなので、テレビ見てて出会うとテンション上がってます。
MVの話ですが、衣装の白黒フォーマルがシンプルなのにかっこよくて好きなんですよね。
ホールコンで生で歌っているところを見たことがないので、見てみたいです。
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