ハロプロ楽曲解説 High-King「C\C(シンデレラ\コンプレックス)」

ハロプロ楽曲解説第7回
High-King「C\C(シンデレラ\コンプレックス)」

出典:ハロプロ公式

まずはグループについて

高橋愛、田中れいな、清水佐紀、矢島舞美、前田憂佳という当時のグループリーダー・エースで結成。 モーニング娘。と宝塚のコラボミュージカルを応援するスペシャルユニット。
リリース楽曲は今回の楽曲を含め計4曲。

作曲はつんく♂さん。編曲はAKIRAさん。
楽曲の特徴としては、3連符、型破りな各セクションの小節数、メロディと伴奏(ベース)で違うリズム感といったところ。

まずは、3連符。
タタタ、タタタ…に合わせてメロディライン(歌詞)がのっていて、 Aメロ、Bメロ、サビずっとメロディは3連符ベース。
ハロー楽曲の中でもここまで3連符押しは他にないはず。

次に型破りな各セクションの小節数。 だいたいの曲は4小節で1フレーズを構成しており、1セクション4or8小節構成がまとまりが出やすいのですが、

この曲は、頭から
イントロ5小節
イントロ‘(歌詞あり部分)10小節
Aメロ9小節
Bメロ6小節
サビ10小節

繰り返し(イントロ‘~サビ)

間奏7小節
ラスサビ16小節
ラスイントロ’9小節。

この理論でいくとラスサビしか当てはまらず、どこか違和感を抱いた状態で颯爽と曲が終わる。
この前解説したCHUCHUCHUと同じようで違う違和感。

最後、メロディと伴奏のリズムの違い。
メロディは3連符ですが、伴奏はスウィングっぽいリズム(メロディ:タタタタタタ…に対して、伴奏:ターンタターンタ…のリズム)。

普通はこういう構成はやらないしやれないのですが、このグループだからこそ作った秘密兵器という考え方もできる。

伴奏について、編成は上のギターとベースギター、ドラムス、シンセ、エフェクト(効果音)?
ベースはゴリゴリに出てくるわけでなく、支える感じで心地よく鳴らす。上のギターは飾りのようにさらに控えめ。

意外とシンセとエフェクトが入っていて、1番と2番でも違いが出ている。 Bメロ前にはつんく♂さんのセリフエフェクトがバックに!
Bメロだけシンセでメロディラインをなぞる。

ラスサビ頭4小節だけベースギターのリズムを変化させて違いを見せつける。ラスサビ2フレーズ目の「Give me love give me love give me」は伴奏が変化して、一拍ごとに時間が止まる感じがまたこの曲に引き寄せられる。
あとは最後まで通常通り。

おわり

あとがき
ほんとにかっこいい。 ダンスもいい。
ライブでは曲終わりと同時に暗転するので、最後にちょっとだけシルエットっぽくなるのがまたいい。

歌うには難しく歌われる機会が少ないですが、バーイベでたまに出てくると興奮してしまいます。
さらにひなフェスで5人組になったら…想像するだけでもう…
ハロメンの皆さん、ぜひお待ちしてます!


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