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仲間を見つけるためのnoteその1

1 ブランディング・カルチャーづくり

最近、仲間たちとブランディングやカルチャーづくりの話を久しぶりにじっくりとしました。

ラーメンの話題でも触れましたが、法律事務所は「職人」がそのまま「経営者」をやっている事業体の典型であり、陥りがちな状況として、ついつい当たり前の組織内作業をサボってしまうことがあります。

味さえしっかりしていればご紹介によって善かれ悪しかれやっていけてしまうのも醍醐味ですが、そろそろスケールしたい気分の2019年です。

自分でいえば「forkってどんな組織にしたいんだっけ」というエモい話をもっと仲間内でしていくべきなんですよね。

意思がないと道はないですし、せっかく仲間がいても、ミッションがないとお互いどう応援し合っていいか分からないのです。

2 旗を立てる

ブランディングとカルチャーづくりについては、まずは「どうありたいか」を設定することが必要になるでしょう。これについてはリブランディングの際に関係者としっかり言語化を重ねてきました。

ただし、これを対外的に表明することがあまりありませんでした。もうちょっとちゃんと旗を立てた方がよいのではという話に。第三者的に相談に乗る際は「まずは旗を立てなよ。それからでしょ。やるなら全力でやれよ。」とかいうくせに自分の箱はおろそかに。これも「職人」が「経営者」をやっていると陥りがちなそれなのでしょうか。

3 エピソードを積み上げる

旗を立てたあと、次にすべきことは「どうありたいか」に向かってひたすらエピソードを積み上げる作業です。必要なのは口先ではなく徹頭徹尾「事実」。

前回のウラカタLTで「バックオフィス組も現場に出よう」という話をしました。

やはり現場に出ないと気づけない部分があります。弁護士あるあるとしても現場に出ることによって「あれれー、この場所からだと公園の中が見渡せないぞ。そうすると注意義務は…。」みたいなコナンくん的な気づきが実際に発生します。

現場に出ることには、そのような実務的な必要性があります。それと同時に、自分のキャリアにおける「客観的証拠」としても機能するのではという話をしました。

(※渋谷のラジオ(2019)、電通デザイントーク(2017)、湘南ベルマーレ新体制発表会見(2019)、esportsカンファレンス(2018) …なるほどこんな方向性の仕事をちゃんとやっとるんやねぇということを示すアーカイブに。)

ブランディングといえば、ちょうど私が在籍していたときにFANZAというブランドが立ち上がりDMMがリブランディングされていく様を横目に見ていたことも大きかったかもしれません。その意味でも2018年は「リブランディング」について考える一年になりました。

私の経営する法律事務所もリブランディングしました。事務所名も「恵比寿南法律事務所」から「法律事務所fork」に変更し、サービスの大枠を、これまで積み上げた「得意」と「やりたい」が交差する領域に絞りました。「法務受託」と「交渉代理」のふたつです(芸能関係の案件も引き続き関与させていただいていますが、これは裏メニュー的な立ち位置に。主に紹介や口コミで来ていただいた方だけに提供しています。)。

なんであれ、「どうありたいか」を実現するためには口先は役割を果たしません。「こんなスピード感で仕事しています」「こんな活動もしています」「こんな制度を持っています」といった日常的な事実をひたすら積み上げていくしかありません。

法務仕事の中でも、この意思決定は●●さんっぽい!、この展開は●●っぽさ全開ですねなんとか実現可能になるように対応しますね!みたいな感動体験はあります。勉強になります。勉強したら行動に移すべきでした。日常業務でのあらゆるタッチポイントでforkらしさを全身全霊で伝えていくことがいかに重要であるかを再認識した次第です。

4 横展開おじさん

最後に、「弁護士であることをせめてもう少しだけ愛そう」月間なのでお伝えしますと、以上のような考え方は意外と弁護士的な頭の使い方ではないかと思うようになりました。

「どうありたいか」という「評価」とそれを裏付ける「事実」の組み上げ。「事実認定」のための「証拠」の積み上げ。これって毎日の業務でやっていることですよね。全ステークホルダーの立場に立ってぐるぐる点検してみたり。これを自分たちの組織についてもやっていく必要があるのだなと改めて思いました。あれ、この頭の使い方は横展開可能なのでは何かできそうだな、と思ったわけです。ありがとうございました。

5 ともだち

この一連の中で得られる教訓は事実がどうのという話ではないです。友達が周りにいるのってめっちゃくちゃ大事ということですね。本当にありがとうございます。相談に乗ってくれることもそうだけど、「事実見届け人」としてお互いが見張り合っていることも本質的なのかもしれません。

↑仲間内で共有できているバリューはこの辺りなんじゃないかという話になりまして。そろそろこれを共有できる同業者の方に出会いたいなという趣旨のツイートです。お友達募集中です。都内でランチしましょう!わーい。

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