【禁止済み】緑単信心 備忘録【MTG : パイオニア】
■はじめに
はじめまして。Helixです。
開いてもらい申し訳ないのですが、自身は競技大会で実績がないプレイヤーです。
タイトルの通り忘れないように文章として残したいのと、最新バージョンの日本語ガイドが見当たらない、記事にすることによって有識者のコメントが来てミス等に気付けるかもしれないと思い書きました。
つまりメモです。
(茂里憲之さんの記事にも触発されました)
そのため、何かミスやご指摘等あればぜひコメントよろしくお願いします。
※2023年12月4日に《大いなる創造者、カーン》が禁止となり、この記事は
無意味なものとなってしまいました……
せっかく書いている途中だったので記念で公開だけします。
だれかのリペア緑信心の糧になれば幸いです。
■参考
普段Bobby Fortanely氏の配信や記事等を参考にしています。
YouTubeではデッキの回し方やコンボの解説をされています。
Twittch:SystemMagic
Youtube:@bobbyfortanely
X(旧Twitter):@BobbyFortanely
本記事よりも、詳しくかつ分かりやすいため是非そちらを見てください。
ここからは蛇足なので正直いらないです
■緑単信心について
緑単信心は「無限コンボ搭載のランプデッキ」です。
マナクリーチャーによる加速から《老樹林のトロール》、
《茨の騎兵》等に繋ぎ、信心を稼いだ後《ニクスの祭殿、ニクソス》による大量のマナで
・《収穫祭の襲撃》や手札のクリーチャーによる大量盤面展開
・《大いなる創造者、カーン》による盤面対応
・《ビヒモスを招く者、キオーラ》,《大いなる創造者、カーン》による無限コンボ
と多様な展開ができるデッキです。
《大いなる創造者、カーン》や《収穫祭の襲撃》等、選択肢が豊富で殴りとコンボ両方を常に狙えます。特に《大いなる創造者、カーン》による対応力も相まってメイン戦に強いです。
一方黒系デッキのサイドに入る《絶滅の契機》や青白系のコントロールに
入る《告別》のような追放系全除去に弱いです。またマナクリを触りながら速攻で詰めるデッキもつらいです。
■エルドレインの森までのサンプルリスト
エルドレインの森【WOE】環境までのリストです。
今回はこのリストについて解説します。
《街並みの地ならし屋》や《ポルクラノスの再誕》、各種カードの枚数、
サイドボードのアーティファクト等、環境や好みによって細部は
変わってくると思います。
■採用カード
・土地
《ニクスの祭殿、ニクソス》
「緑単信心」の中核かつ重要カード。
2マナで指定したシンボルの信心分だけマナが出ます。
信心4以上で使い得なカードですが《老樹林のトロール》のような
きついシンボルの場合、信心3で起動することもあります。
また伝説の土地なので序盤に複数枚重なるときついです。
よく破壊されるため使うタイミングで出したいです。
《耐え抜くもの、母聖樹》
万能除去。土地除去はミシュランや《岩への繋ぎ止め》のついた土地、
ミラーで《ニクスの祭殿、ニクソス》、《演劇の舞台》の起動タイミングに投げるのもいいかもしれません。
《ボルクラノスの再誕》が出ているときやサイドの《エシカの戦車》、
《領事の旗艦、スカイソブリン》をクリーチャー化しているときは1マナで使えます。
伝説の土地ですが大体1回は使う機会があるので2枚の採用です。
《ハイドラの巣》
大量のマナの注ぎ先です。
起動するときはトランプルがないためマナの使い過ぎに注意です。
2マナ以上あればクリーチャーになるため布告除去避けや
チャンプブロッカー、機体の搭乗員にもなれます。
・クリーチャー
《ラノワールのエルフ》《エルフの神秘家》
1マナのマナクリーチャー。「緑単信心」においてマナ加速しながら
信心も稼げるカードが8枚もあるため、初動がかなり安定します。
《ニクスの祭殿、ニクソス》があれば実質フリースペルとして出せます。
サイド後は意外と1,2枚抜けることがあります。
《老樹林のトロール》
3マナ4/4トランプル、信心3とハイスペッククリーチャー。
盤面に《ビヒモスを招く者、キオーラ》がいるとドローができるため、
意識して運用したいです。
死亡誘発で信心を維持しつつマナ加速ができるため手札によっては
雑に殴ってもいいです。
死亡誘発なので追放除去には反応しないのと、森にしかエンチャントできない点に注意です。
また《狼柳の安息所》と違い2マナ出す能力を付与するだけなので同じ土地に複数枚ついても意味がありません。エンチャントは森に緑緑を加える能力を付与するだけなので、相手の場に《減衰球》がある場合緑1マナ(森の元々持っている能力)なら出せます。
トークンを出す能力はインスタントタイミングでも出せるのですがタップして出てくるのでブロッカーにはできません。また信心が3つとマナ1つが減ってしまうため起動するタイミングはあまり来ません。
《ポルクラノスの再誕》
《老樹林のトロール》と同じ信心3ですがトランプルと死亡誘発がないです。伝説のクリーチャー、出しただけでは何もしない、除去耐性がない、
3マナは《老樹林のトロール》と《ビヒモスを招く者、キオーラ》と渋滞しているため2枚程度の採用です。
《老樹林のトロール》と違い到達があるためスピリットやパルへリオンシュートの天使トークンといった早期に出てくる飛行クリーチャーを止めれます。
また裏面に変身すると絆魂と死亡誘発が得られるので早いデッキには裏返して時間を稼ぐ手段も取れるため《老樹林のトロール》とは違う強みがあります。
複数枚来るときついですが、戦場の《ポルクラノスの再誕》を裏面に変身すると出せます。起動能力はソーサリー限定なので注意です。
《茨の騎兵》
5/6と優秀なパワー/タフネスに到達、CIPと死亡誘発を持ち信心3。
緑単信心の核になるクリーチャーです。
CIPのマナ加速は《収穫祭の襲撃》に繋がるため相性がいいです。
その際《ニクスの祭殿、ニクソス》が出る場合があるため、起動タイミングを逃さないようにしましょう。
死亡誘発は自信を追放して墓地のカードをトップに置くため自身は戻せませんが、優秀な他カードを回収するためにチャンプブロックすることもあります。
死亡誘発は選択肢が多く難しい場面が多々あります。盤面の信心によっては無限コンボの可能性があるためよく確認しましょう。
《街並みの地ならし屋》
8マナとかなり重たいためメインには0~1枚採用が多いです。サイドには1枚取ります。
唱えた時に除去能力が誘発するためカウンターされても除去自体は通ります。
またおまけで相手に渡すパワーストーン・トークンは《大いなる創造者、カーン》がいると起動できないためデメリットになる確率が低いです。
またメインに採用する場合は墓地から蘇生ができるため《茨の騎兵》のCIPで墓地に行っても問題ありません。
8/8トランプルとサイズも優秀なため、殴りで勝ちに行くフィニッシャーにもなります。
・エンチャント
《狼柳の安息所》
2マナで1マナ加速なので見た目は1マナクリーチャーの劣化です。
しかしながら《ビヒモスを招く者、キオーラ》のアンタップ能力を使うとマナを大量に出すことができます。そのため基本的には同じ土地につける場合がほとんどです。また全除去にも(《告別》を除いて)引っかからない点も優秀です。
《減衰球》には引っかからないのも覚えておいた方がいいです。
5マナの起動能力は本当にやることがなくなれば使いますが、信心が減ってしまうため無限コンボルートが取りづらくなっていきます。詰めのタイミングやどうしても機体の搭乗員が欲しい時などに起動します。
《ニッサの誓い》
優秀な1マナドローです。土地、クリーチャー、プレインズウォーカーを手札に加えるため、《ニッサの誓い》《狼柳の安息所》《収穫祭の襲撃》以外は全て当たりになります。信心を稼げる点も良いです。
プレインズウォーカーを好きな色マナで出せる能力もついていますが、ほぼインクのシミです。人によっては《龍神、ニコル・ボーラス》を入れる方もいます。
・プレインズウォーカー
《ビヒモスを招く者、キオーラ》
マナ加速、ドロー、コンボパーツになる優秀プレインズウォーカーです。
マナクリーチャーを1ターン目に出せば、2ターン目に出せます。カウンターや除去を恐れずにプレイした方が強い場面がほとんどです。
(カウンター/除去されるリスクより盤面に定着するリターンがデカいため)
《ニクスの祭殿、ニクソス》や《狼柳の安息所》や《老樹林のトロール》の付いた土地をアンタップすることがほとんどですが、パーマネントなら何でもいいため、クリーチャーに使い疑似警戒にしたり《金線の酒杯》に使い1ターンに二回タップできたりと汎用性の塊です。
《大いなる創造者、カーン》
※現在禁止カード
最強カードです。常在能力で相手のアーティファクトの起動能力を止め、
-2能力で無限の可能性が発生します。
-2能力は追放領域も対象なため、使った《死に至る大釜/修復の噴出》や
《石の脳》といったカードも回収できます。この挙動を使用して無限コンボに入ります。
常在能力は+1能力は《領事の旗艦、スカイソブリン》、《エシカの戦車》に使えば搭乗せずにクリーチャーとして扱えます。次の自分のターンまでクリーチャーになるためブロッカーとして使えますが全体除去のリスクもあります。また宝物・トークンといったマナコストが0のトークンを対象に取ると0/0になり除去として使えます。
・ソーサリー
《収穫祭の襲撃》
トップ5枚をみて5マナ以下2枚まで出せます。パーマネントをだせるので
《ニクスの祭殿、ニクソス》のような土地も出せます。
フラッシュバックが付いているためカウンターされてもそこまで痛くはないです。
緑単信心は1ターンに複数回唱えることもあるため、大量展開や
《茨の騎兵》、《ニクスの祭殿、ニクソス》、《ビヒモスを招く者、キオーラ》で連鎖が続いたり、《大いなる創造者、カーン》でなんでもやりたい放題できたりします。
しかしながら弱いめくりになるリスクもあるため、他に強いカードが手札にあればそちらからプレイしてもいいと思います。
特殊な挙動については■プレイメモで説明します。
・サイドボード(アーティファクト)
サイドボードは《大いなる創造者、カーン》を最大効率で使用するためアーティファクト15枚です。
《ダークスティールの城塞》
カーンで持ってこれるランド。本当につらい時、あと1マナ欲しいって時に回収します。
カーン経由で回収するよりもサイド後にマナクリ一枚と交換する形の方が多いですが、そもそも入れていない方もいます。
《ダークスティールの城塞》ではなく《宝物庫》を入れている方もいますが、カーン経由で出した時は相手にマナスクがばれているので割られる時もあります。色マナを使う理由がなければ割られないこっちの方がほんのり少しだけいいです。
《トーモッドの墓所》
0マナでキャストできる墓地対策。イゼットフェニックスには《孤光のフェニックス》や探査コスト対策。パルへリオンシュートの機体やロータスコンボには《溺神の信奉者、リーア》のフラッシュバック対策等。使いどころが沢山あります。一回しか使えないため使いどころは考えないといけないですが唱えれば好きなタイミングで起動できるので優秀です。
《機能不全ダニ》
合計2マナでクリーチャーではないアーティファクトかエンチャントを追放できます。いろいろなサイドから出てくる《減衰球》やパルへリオンシュートの機体、ラクドスミッドレンジの《鏡割りの寓話》、エニグマファイヤーの《力線の束縛》《岩へのつなぎ止め》《奇怪な具現》、ミラーでのカーンからのアーティファクト、《狼柳の安息所》やエンチャントになった《老樹林のトロール》等。使いどころは多いです。
汎用性が高いですがクリーチャーは対象外なので搭乗した機体やアーティファクト/エンチャントクリーチャーは追放できません。
死亡時に2点回復するのでマナもライフもかつかつの時にチャンプ要員として使うこともあります。
《真髄の針》
プレインズウォーカーやミシュラン、機体、《耐え抜くもの、母聖樹》などの起動能力に使用します。ロータスコンボに入っている《演劇の舞台》のコピー能力は指定できるので《減衰球》ほどではないですが対策になります。
《減衰球》
対ロータスコンボ用。ミラーにも使えます。フェニックスのような連打するデッキにも刺さりますが、環境的に多くなれば《王神の立像》を採用した方がいいかもしれません。
《金線の酒杯》
《漸増爆弾》の伝説版。ボロス召集のトークンに使う機会が多いです。《ビヒモスを招く者、キオーラ》がいると1ターンに2回起動できるため《岩へのつなぎ止め》で取られたクリーチャーを回収できます。
インクの染みの下の能力はほぼ使い道が無いですが《石の脳》無限起動ルートが止められた時、10点ダメージを使うこともあります。
《石の脳》
アーティファクトになった《漂流自我》。なんでも抜けますが手札にあった場合ドローを与えてしまうので注意です。
殴りで勝ちに行くときに除去やコンボデッキの重要なカードを抜くときがありますが、基本は無限コンボに使います。
■無限コンボで詳しい使い方を解説します。
《異形化するワンド》
3回限定の確定除去。破壊すると相手に2/4が出てきますが《老樹林のトロール》等があれば相手は基本的に殴ってきません。
《氷の中の存在》《偉大なる統一者、アトラクサ》といった1枚で盤面がひっくり返るクリーチャー専用です。
《ビヒモスを招く者、キオーラ》がいると2回起動できます。
《死に至る大釜/修復の噴出》
無限コンボ用。挙動は■無限コンボで解説します。
4点回復とリソース確保のためにコンボ関係なく裏面を使う場合もあります。
表面は昔は無限コンボのフィニッシュでしたが現在は《石の脳》に変わったため使いません。
使いたい場合は《宝物庫》等黒マナを生み出せるようにリスト入れ替えをしないといけません。
《エシカの戦車》
強いカードとして入れている枠。ラクドス相手やマナがそこまで出ないときに強いです。
カーンは出せるけどマナ的に微妙な動きしかできないなぁ、という時に雑に出しても仕事します。
信心を2稼いでトークンが二体出るので次につなげたり、チャンプ要員としても優秀です。メイン戦でマナクリを沢山除去されたらサイド後に入れ替えてもいいかもしれません。
トークンのコピーを生み出せるので《老樹林のトロール》から出たトークンもコピーはできます。(使いどころはあまりないですが)
《鎖のヴェール》
無限コンボ用。《ビヒモスを招く者、キオーラ》を駆使して何回も起動して無限につなぎます。
起動後に出たPWもヴェールを起動した回数分追加で起動できるので《ビヒモスを招く者、キオーラ》を出しなおせれば簡単に無限コンボにつながります。
PWの起動能力が使えないとライフを払い続けなければいけないので、無限コンボができなさそうなら基本的に回収しません。
《マイトストーンとウィークストーン》
除去orドローのカード。
基本的に《黙示録、シェオルドレッド》といったタフ5以内で維持させてはいけないクリーチャー用です。使った後は条件付きで2マナ出るので《大いなる創造者、カーン》から持ってきたアーティファクトや《ニクスの祭殿、ニクソス》《ポルクラノスの再誕》等の起動能力にも使えます。
《領事の旗艦、スカイソブリン》
殴れる除去
飛行6/5なのでゲームを終わらせられる能力も持っています。
《大いなる創造者、カーン》の+1能力でクリーチャー化させることも出来ます。
《街並みの地ならし屋》
除去兼フィニッシャー。
サイドから持ってくる場合はカーン込みで12マナかかるので、これを回収せずに無限コンボに行ける可能性が高いです。
回収前によく確認しましょう(n敗)
使い方はメインボード解説に詳しく書いています。
《森呼び自動機械》
4マナで信心2を稼ぎながら《ニクスの祭殿、ニクソス》を起こすことができます。
ギリギリ信心が足りないときに沁みる一枚です。
土地をクリーチャー化するので除去を構えている相手には注意しましょう。
■無限コンボ
書いている最中で禁止になりました…..
暇な時間ができれば書きます
■プレイメモ
メモです。たまに遭遇する盤面についての対処法や処理に対してのメモです。
・戦場に《ビヒモスを招く者、キオーラ》が居るとき《収穫祭の襲撃》を唱えて《ビヒモスを招く者、キオーラ》とパワー4以上クリーチャー(今回は《茨の騎兵》)を出した時の挙動
1:《収穫祭の襲撃》解決。《キオーラ》と《茨の騎兵》が出る。
2:《騎兵》が出たことにより、2体の《キオーラ》と《茨の騎兵》の能力が誘発(まだスタックには積まれない)。
3:状況起因処理をチェック。《キオーラ》片方を墓地に置く。
4:2体の《キオーラ》と《茨の騎兵》の能力がスタックに乗る。乗せる順番はコントローラーが決める。 《キオーラ》1体はもう戦場にいないが、能力は既に誘発しているのでセーフ。
5:それぞれの能力が解決。最終的に2枚ドロー。
■マッチアップガイド
禁止になりました……
サイドガイドはBobby Fortanely氏のスプレッドシート見てください
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1kRzGtJuydSEL2XlmDFPRC2sFVJ0eLA59ZRaGFSXEZwo/edit#gid=0
基本的サイド戦は慣れないうちは入れ替えないほうがいいと思います。
入れ替えるのなら
・どの程度マナクリが必要か(マナクリがどの程度除去されるか、トップがマナクリ嫌な割合)
・カウンターはどの程度されるか、
・相手の速度に対して《街並みの地ならし屋》のような重いカードに間に合うか
で考えたらいいと思います。
そもそもサイドの枠は《大いなる創造者、カーン》をうまく使う構築なので各一枚ずつしかないため、他デッキのようにがっつり変えることはありません。
カーンが通った時のバリューとカーンから持ってきたいカードが間に合うかorカーンがどの程度通るかくらいで心にとどめておけばいいと思います。
■最後に
初記事を書いている最中に禁止喰らって激萎えしていましたが一応書き終わらせられました……
そこまでうまいプレイヤーではないため「これ書いてないだろ!」というものもあるとは思いますが、もう環境には居ないデッキなのでそこまで精査せずに終わります。
カーン禁止解除後にお会いしましょう!!
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