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【TIMES】2022年4月17日 9時43分 春の土用 / 夏への季節の変わり目 Change of Season (Spring to Summer)

【TIMES】2022/04/17 09:43

地球暦が「土用入り」をお知らせします。
春の土用 / 夏への季節の変わり目 Change of Season (Spring to Summer)

地心黄経27度、日心黄経207度

The eighteen-day period will start before Summer's Start (18 degrees to go until Summer's Start).

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北半球は春から夏へ、季節の変わり目を迎えます。

春の土用 4月17日~5月4日までの18度

二十四節気では穀雨を前に、全国的に野山に新緑が芽吹く春真っ盛りです。季節の盛りに次の季節が兆してくる合図が「土用」の時期。年に4回の土用(計72日間)のうち、特に春の季節の土用(18日間)は「春夏秋冬」を起承転結とした“起承”にあたる場面展開の時。まもなく夏を迎える「立夏」を前に準備期間に入った知らせです。

季節の変わり目は、何かと変化の多い時期。また反対に波に乗りやすい時期でもあります。四季の移り変わりは農業などの他にも、飲食業、服飾業、建築業など衣食住に関わる分野では特に重要な節目にあたります。それぞれの生活でシーズンのメリハリを意識し、一早く夏の気配を先取りするように、波に乗っていきましょう。

大きな決断や引っ越しなどには細心の注意を払うとされている土用は、選択が多く目標が散漫になりがちです。迷うと揺れやすい時だからこそ、ものごとを丁寧に運ぶことを心がけたいものです。自分の中心に立ち返ってみる土用の季節、一日(点)から一年(円)を見渡すように、地球暦を広げて大局を見てみてはいかがでしょう。

変化でリズムを崩しやすい土用の時期は、無理をせず力を抜き流れに身を任せることで、より大きな転機を自然に乗り切ることができます。受け身を学びながら、変化の力を借りるつもりで、まずは自分の足元、立ち位置をしっかりと確認しましょう。夏至を迎えるころにはきっと新しい自分がそこに立っているはず!
土用の定番は保養・養生です。自然治癒力を高める食生活や習慣に目を向けて、体調管理や養生も心がけていきましょう☆

2022年は4回の土用はすべて18日間

2022年度 土用の季節

春土用:4月17日~5月4日     18日間(太陽黄径27度)
夏土用:7月20日~8月6日     18日間(太陽黄径117度)
秋土用:10月20日~11月6日 18日間(太陽黄径207度)
冬土用:1月17日~2月3日     18日間(太陽黄径297度)

PHTO:ACクリエーター Shiratanさん

土用は季節と季節の間の大切なとき

春の終わりの18°(18日間)「春の土用」に当たります。土用の「土」が表すものは季節の変化を生み出す地球そのもの、つまり「場のエネルギー」です。土の中では微生物や菌類、酵素・酵母などの働きによって解毒・分解、発酵・腐敗が常に行われており、すべての命は土から生まれ、土に還っていくと考えられてきました。後述する陰陽五行説において「土」とは死と生、つまり生命の循環を促す働きを表しており「土用」は「過ぎ去る季節の死を促し、来たる季節の生育を促すとき」とされています。季節が入れ替わり、場のエネルギーが変化する時期は、内臓の中の中央に属する「土」の内臓、「脾」の働きを整えることが養生の要です。

「脾」は土の中のように、腸内細菌をはじめとする微生物や菌、酵素・酵母の力を借りながら食物を消化して栄養に変えて、全身に分配するエネルギーセンターのような役割を担います。

「脾」の働きを助ける味は「甘み」。春のキャベツ菜の花を湯がいた甘みは、消化の働きを助けます。その他、玄米などの全粒穀物沢庵などの漬物と、自然の甘みを取り入れながら胃腸を調えて、夏に元気に動くための気力を養っていきましょう。

テキスト 書籍『春夏秋冬 土用で暮らす』(主婦と生活社)

暮らし方で具体的に気をつけること


■一度立ち止まってみましょう

人によっては大きく環境が変わって間もない、そわそわした時期地に足がついていない感覚を覚えることがあるかも知れません。そんな時こそ「土用」を活用し、まわりを見渡していったん立ち止まることが大切です。

■再生とデトックスに重点を置きます

春の極まりでもある土用の時期は、再生と成長の象徴でもある筍(たけのこ)の最盛期と重なります。筍は山菜の中でもかなり強いえぐみを持つ野菜。春の土用の間じゅう、筍を食べて過ごしてもいいのではと思うほど排毒効果がありそうです。
筍は、買ってきてすぐに茹でないと甘みが落ち、えぐみが増してしまいます。糠(ぬか)を加えてゆっくりと煮、そのまま冷やしてからでないと料理はできません。焦らずじっくりと腰を据えて、食材(土のもの)と向き合うというのも土用にぴったりだと思います。

■扇風機、クーラーの点検をしましょう

立夏を境に梅雨が始まる少し前から、じんわりとした暑さがやってきます。いつ暑さが訪れてもいいように点検をしておきましょう。蚊取り線香も夏の必需品。刺激が少なく、ナチュラルな香りの除虫菊の蚊取り線香を取り寄せておきましょう。

■自然の風と光をたっぷりと浴びて、英気を養いましょう

生命力がピークに達している木々の間を吹いてくる風を求め、身近な自然を堪能しましょう。見慣れた近所の公園や緑道も、緑にあふれ、風薫る季節を体感できます。

■素足で土に立ってみましょう

気温も上がり、菜園仕事やガーデニングにも適した時期。地域によっては田植えのシーズンがそろそろ始まるころです。土用は土と繋がっていることを意識する期間。素足で大地を踏む機会を作ってみましょう。

*  *  *

新緑の季節、ドライブのおともに🚙
【BEYOND THE DREAMSPHERE】

岡野弘幹さんとの6回目となる地球暦の音楽コラボ作品。
2021年に続き2022年もAkira∞Ikedaさんフィーチャリング。

Akiraさんからは一。

『ヴィジョンの星と言われる海王星が鍵となって、これからの世界をクリエイトしていく上で今年が長期的ビジョンをアファメーションするのにとても向いているそうです。その上でこの作品を通じて、
ヴィジョンクリエイションに役立つような方向性に出来ればという意図がありました☆なので楽器や音選びの時にもそれを意識して制作しました。』

とのこと。

今回の「BEYOND THE DREAMSPHERE」

出来上がった質感はとても優しく、内側を旅するのにとても向いている作品です。

以下 岡野さんのお言葉を引用いたします。

2022年のタイトルは、「BEYOND THE DREAMSPHERE」
今年の時間船地球号は、夢の領域を超えた更に向こう側の未知の世界へ誘ってくれるようです。
私たちは地球号という船に乗って銀河を彷徨する旅人です。そのことを改めて強く認識する一年になるようです。

さあ、夢の領域の向こう側へ!

* * *

『BEYOND THE DREAMSPHERE』
music for HELIO COMPASS 2022

HIROKI OKANO Feat. Akira ∞ ikeda

定価 3300円(税込)

2022年2月11日全国発売&アメリカDOMOレコードより世界配信!
地球暦との6回のコラボで僕は確信する。
僕達は広大な宇宙という場所でこの地球の上に立っている。
今、この瞬間も僕らは宇宙を旅している。
幾千もの苦しみや喜びを魂は経験してきた。
誰かを傷つけ誰かを愛してきた。
良い事や悪い事もこの宇宙は許してくれている気がする。
エネルギー不滅の法則なら僕らの魂もまた、永遠。

永遠の今を宇宙に放とう。

岡野弘幹


いま人類は国籍や国境を超えて地球をまなざし、夢であった月や火星もずいぶんと身近な存在となり、太陽系大航海時代の幕開けを迎えている。私たちの描く夢の向こうにはなにがあるのだろうか。HELIO COMPASS MUSICの楽曲は、太陽系の運行を壮大な譜面に見立てて1年を音像描写している。スタートは春分。曲の半分で秋分を迎え、再び春に戻ってくる。1年365日の天文情報を秒単位でタイムラインにし、二十四節気、朔弦望、惑星会合など、太陽や月や惑星の動きをさまざまな音で表現している。それはあたかも一呼吸に一生が感覚されるように、1枚のCDに大きな時空が詰め込まれている。本シリーズも、岡野弘幹氏とは6作目のコラボレーションとなり、早いもので木星半周ほどになる。2018年からは、アメリカDOMOレコードからリリースされ、全米にネットワークを持つラジオ番組で50分全てを一曲として放送されるという快挙も成し遂げた。本シリーズが新しい音楽表現の世界を切り開きつつあることを嬉しく思う。本作では、昨年に引き続きAkira∞Ikeda氏がフィーチャリングとして参加。Aco Lala Takenakaさん、Lucaさん、ジョー奥田さんなど、素晴らしいアーティストに協力いただいた。奄美大島やハワイの波の音、サンゴやクリスタルなどの響きに誘われ、気づけば地球の記憶に触れるような作品となっている。前作『Emergence from AWAI』から続く、壮大な時空の絵巻物をどうぞ!

HELIO COMPASS 杉山開知

The Time, Now 2022H.C.2022.03.21-2023.03.21

このCDは、2022年春分からはじまる地球暦の一年を一曲の楽曲にしたものです。天体位置計算をもとに時空間を縮尺し、地球の運行を約50分で表現しています。二十四節気、朔弦望、春夏秋冬の自然音など、音楽で聞く太陽系の旅をお楽しみください。


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