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【FF11】過程を楽しむヴァナ生活 043「稀なる客人」

FF11のクエストの中には、いわゆる「お使いクエ」と呼ばれるような簡単なものから、明らかに気合がはいった内容のものまで、現在のところ1,100以上も存在しているそうです。
これらのクエストから感じられる世界やNPCの背景などは、メインストーリーとは別の形でRPGを彩る存在といえるでしょう。

さて、そんな数多あるクエストの中には「報酬が良い」とか「ストーリーが良い」「NPCが面白い」といったようなさまざまな理由から人気になるクエストが存在します。
今回はそんな中でもストーリーの面白さから人気の「稀なる客人」を動画でお届けします。

このクエストはサンドリアで受けられるクエストで、かなり長編のクエストです。登場人物たちのセリフまわしが面白く、突飛な設定ながらも現在のサンドリアとバストゥークの関係につながる話となっており、その歴史が垣間見える内容です。

主役は200年前のサンドリアの偉大な勇者 ヴィジャルタール・カフュー(Vijartal Caphieux)。彼は現代のサンドリアでは王国騎士団と神殿騎士団との抗争に終止符を打ったうえ、当時のバストゥークとの友好につながる貢献をした人物として「屈指の勇者」と称されています。

ある命を受けたヴィジャルタールは、所持していた「王錫」にはめ込まれていた宝石「ピエールエラン」とオルデール鍾乳洞特有の力によって、現代のサンドリアにタイムスリップしてしまいます。
そして、肝心の王錫はどうやらその時に失くしてしまった模様。

それより少し前のこと、ドラギーユ城から王錫が盗まれていました。
そのようなタイミングで登場したヴィジャルタールは、王錫を盗んだ犯人ではないかという疑いをかけられて捕まってしまいます。

ですが、そんな彼に対してハルヴァーが直接尋問をしても話がかみ合わず、結局は釈放されることに。
ヴィジャルタール自身も、それなりに家名もある自分のことを周囲に理解してもらえない状況に少々混乱しながらも、自分の家(があったところ)に向かうと、そこには自分の恋人にそっくりな別人フィヨンがバストゥーク出身のロイドと共に夫婦として暮らしていました。

サンドリアと戦争中のバストゥークを憎んでいるヴィジャルタールは、ロイドに対しては冷たく当たりますが、少し強気な性格も含めて恋人にそっくりなフィヨンには少々弱い模様。
なんと王錫を盗んだのはこのフィヨンの弟「ミルシェラール」でした。

徐々にここが未来のサンドリアであり、自分の置かれている境遇を理解してきたヴィジャルタールは、自ら「漆黒の稲妻」などと名乗り、ミルシェラールの窮地を救うためにロイド一家に手を貸すことになります。

明らかになるミルシェラールが王錫を盗んだ理由とロイド一家のこと。
そもそもヴィジャルタールが受けていた命とはなんだったのか。
そして、結果的に後の世で彼が「英雄」「勇者」と呼ばれるようになった理由とは。

事件を通じて少しずつ自分の考え方を改めていくヴィジャルタール。
先祖からのカフューという名を誇りにしてきた現代に生きる人々。
結局のところ、ヴィジャルタールは元の時間軸に戻ることができるのか。
さらに、歴史オタクなハルヴァーの一面もチラ見ができる本当に良いクエストです。

ほかにも気になる(しかも世界観的に重要な)人物が出てきますが、ぜひそのあたりも楽しんでご覧いただけたら嬉しいです。
前回に引き続き少々長めの動画となりますが、どうぞよろしくお願いします。

文:ヘコヘコボタン

【FF11】過程を楽しむヴァナ生活 043

【Twitter】 https://twitter.com/ACatafuta

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