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多分、ライターには戻らない

小林と言います
地元のJリーグクラブ、鹿児島ユナイテッドFCで地域連携部という部署の仕事をしています
田上裕応援リーダーの近くで動画を撮影したり
薩摩白犬ゆないくーといっしょに遊んだり
そんなことをしています

5年前から今の仕事に転職しました
その前は地域の様々なネタを発信する情報誌で編集の仕事をしていました
さらにその前は金子達仁さんみたいなスポーツライターになりたいって思ってました

サッカーをしていたことはなく
スポーツ関係の仕事をしていたことはなく
Jクラブの職員であったことはなく
Jクラブのサポーター経験すらない

それが今、こうしてJクラブの職員やってます
人生とは不思議なものです

年に何回か「ライターに戻る考えはないんですか?」と聞かれます
人生何が起こるか分からないけど、多分、メディア関係の仕事をすることはもうないでしょう
自分の想像の外にあることと出合い、言葉にして表現する
とても刺激的で楽しいことです
取材のたびに、インタビューのたびに「予想外のことが発生する」ことが楽しかったです
「こういう風に原稿を書こう」なんて事前の想定がぼろぼろ崩れていく時間がたまりません
締め切りまでの限られた時間で、その予想外のことをどう表現すれば良いのかと、考えるのはきつくて最高に楽しかったです

でも
世間の想像の外にあるような未来を築くほうが
その最前線で走り回っていることのほうが
望む未来を誰に託すでもなくみずからの手で育めることのほうが
そっちのほうが自分には楽しい

今では「政治学者」と表現されるニコロ・マキアヴェッリは、実際にはみずからが政治家として手腕を振るうことを生涯追いかけた人でした
政治家として花開くことなく、自分を売り込むために書いた「君主論」が500年後の未来に「名著」となり、結果として「政治学者」扱いされたというだけで

文章を書くことを通じて考えを整理するのは好きだから、これからも色々な場所でがりがり書きまくると思うけど、、、
そんなわけでライターになること、メディアを名乗ることは、、、多分もうないだろーな

2020/09/01 23:16:22 前のブログより転載っす


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