「幸せの伏線」
ポート抜去したところを抜糸してもらい、テープ固定だけになった。
3cmくらいの傷がすーっと一文字。
1年間ここから抗がん剤を投与した。
まだもう少しキイトルーダの投与が残っているけど、
『ワシももう疲れたで。』
と私の身体から飛び出したかったのかもしれない。
そうか、ポートは関西のおっちゃんやったんか。
梅吉さんみたい。
最近お酒を呑んでよく玄関で寝てるな。
同士よ、1年間どうもありがとう!
おっちゃんのおかげで1年間抗がん剤投与できたよ!
いよいよ明日退院になった。
熱が下がり、抜糸が終わってからは、嵐が過ぎた静けさのように、ただひたすら1日4回の抗生剤投与を受けるだけの毎日だった。
2週間も入院したことも初めてだし、2週間外に出なかったことも初めてだった。
ストレスがたまりすぎて爆発しそうな毎日だったけど、4週間の入院にならなくて本当によかった。
2週間留守にした私の部屋はどうなっているのだろう。
早く、大大大好きな部屋に帰りたい。
ゆっくりシャワーを浴びて、Netflixを大画面で見ながら、全身保湿に勤しみたい。
多分、明日看護師さんの退院許可が出たら、全速力で走って家に帰るくらいの勢いでタクシーに乗って家に帰るだろう。
最近思うことは、言霊って本当にあるなってこと。
私はスピリチュアルなことは信じていないけど、放射線治療が終わって、穏やかな日々を送っている時「嵐の前の静けさかも」と、noteに書いた覚えがある。
そういうこと言うからこんなことになったんとちゃうか、と。
あるいは、無意識に何か起こることを知っていたのかなとか。
暇な入院生活はしょうもないことばかりを考えさせる。
術後のキイトルーダ単剤投与は、ほとんど副作用は出ないことが多いから大丈夫と主治医に言われていても
「いや、もしかしたらまたドーンと何か副作用が出るかもしれないからちょっと覚悟しておこう。」と、思っていた。
そういう不幸の伏線がこういう残念な事態を引き寄せるのかもしれないなと思った。
まさかポート感染だとは思っていなかったけども。
だからこれからは、言い換えをうまく使って、幸せの伏線をドンドン張って、回収していこうと思う。
みなさんの良い言霊があれば、ぜひ教えてください!!
もう、クリスマスなんやなぁ...
さぁ、明日は帰るぞー!!
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