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「それにしても色々あるなぁ③」

11月20日(月)
6:30

もう一度タクシー会社に電話しても配車できるのは7:30頃と言われ、そんなんバスの始発のほうが早いやんけーと1人でキレる。
しかも時計を見たらもう6:00。
結局バスで出発し6:30過ぎに病院到着。
もう次からは歩けても救急車を呼ぼうと固く決意した。
いや次は、もうこんなことあってはいけない。

そこから待合室で30分ほど待ち、看護師さんが熱を測ってくれた時はもう38℃。
同じことを、問診票に書かされ、看護師さんに聞かれ、救急医に聞かれ。
最後は、時系列でメモして来たからそれ読んでくれぇと息も絶え絶え。
そして検査検査。

<以下は散々仕事でやってたけど、初めて自分が初療室で受けた事シリーズ>
・鼠径部から血液培養
・モニター心電図装着
・緊急ルート確保
・もう歩けず車椅子の乗る
患者さんってほんまに大変(泣)
看護師は「ちょっと痛いけど我慢してね〜」とか言うけど、自分らやったことあんのか〜と思う。
私は全部やったぞ〜!

そうこうしてたら朝になり主治医登場。
「せんせ〜(泣)。」(待ってたよ〜。)
デキル主治医は、その場でパパーっと追加の検査をオーダーし、OP室をおさえ、
「ポート抜きましょう。」と言って去って行った。
いつもながら無駄がない。

12:00
救急病棟に車椅子で移動し入院。
着替えを手伝ってもらって横になったら、昼ごはんが来た。
ええ?食べてもいいんですか?
局所麻酔だから食べてもいいみたいですよと。
いくら食い意地張った私でも、汁物とフルーツとご飯をちょっと食べて、ご馳走さまでした。

15:30
OP室まで車椅子で連れて行ってもらい、寝台に横になる。乳腺の先生方フル出場でポート抜去してもらった。
私はけっこう有名人に違いない。

炎症を起こしてる部分は麻酔が効きにくい上に、そこに局所麻酔を打つので、生まれて初めて100万回くらい痛い!を叫んだ。涙も出た。

ガザ地区の人達は、医療用麻酔がない中でOPをしていると聞いた。
麻酔してもこれだけ痛いのに、本当に大変な思いをされているなぁと、痛みで気絶しそうな頭の中で現実逃避していたら、やっと終わった。

終わって病室に帰って、少ししたら夕食が来た。
今度は全部食べれた。
熱も下がってきたし、その後はうとうと朝まで寝てしまった。

本当に長い1日だった。
ワタシいつまでこんなんなん?
何の試験受けてるんやろう・・・
これ受かったら神にでもなれるん?

まだまだ登山の途中、次へつづく。

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